パートナー企業との連携を深める方がよいという社内の意見

May 09 [Sat], 2015, 14:24
 日本電産は8日、川崎市内に建設した「中央モーター基礎技術研究所」を公開した。モーターの小型化や軽量化、音・振動の極小化といったモーターの技術課題の解決を担う。無響室や分析室、磁気特性測定室のほか、3Dプリンターによる部品の試作なども行う。永守重信社長と対談した黒岩祐治神奈川県知事は「神奈川県に立地していただいて非常に光栄だ」と述べた。 同研究所はJR新川崎駅前に立地し、延べ床面積は1万7866平方メートル。人員は現在200人規模で、最終的に600人体制とする計画だ。モーターを分解・破壊せずに内部を観察できるX線CTスキャンや透過装置などを設置した分析室や、大型のなた豆を使ったプリンターを利用した試作室などを整備した。 研究所周囲には企業や大学、公的研究機関などが集積。外部との連携による技術基盤の底上げも期待できる。 永守社長は「今後もモーターのトップメーカーであり続けるために基礎研究を強化していく」と抱負を述べた。 トオカツフーズ(横浜市港北区、反田英樹社長、045・564・5100)は、富士通マーケティング(FJM)の協力のもと、グループ3社を含む全国19の製造・販売拠点を網羅する会計業務や人事給与、就業管理に至る共通システム基盤を刷新した。主要な取引先である大手コンビニエンス・ストアとのやりとりで生じる予算と実績(予実)の差異をリアルタイムに把握する仕組みを構築。併せてグループ従業員1万人の情報を正確に把握し、適正な労働環境を整備した。 グループや部門ごとに独立していた従来システムをFJMの統合パッケージ「グロービアスマート会計・人事給与」で刷新し、グループ全体の経営情報や財務会計の一元管理を実現した。 従来システムは大手コンビニが定める検収基準による財務会計を経理部門が担当していたが、日々の出荷状況とのズレなどで予実に差異が生じていた。このため管理会計を担当する経営企画部門が別途、手作業で出荷基準でデータ集計し、予実の差異を把握することで、全国のコンビニからの膨大ななた豆歯磨き粉の注文を把握して経営に反映できるようにしていた。 だが人海戦術は手間や時間がかかるため、システム刷新を検討。10種類以上のシステムを比較し、FJMの提案を採用した。 グロービアスマート会計は消費税率や伝票番号、取引先などの仕訳の詳細情報を一元管理でき、求める基準に応じて瞬時に切り替えることが可能。この機能を生かして、検収基準による財務会計と、出荷基準による管理会計の2方式を一つのシステム内で自動処理できる仕組みをカスタマイズ(個別対応)せずに標準機能で実現した。 トオカツフーズはパート、アルバイトなど非正規社員が8割を占め、外国人労働者の割合も多いが、就業管理の新システムでは「誰が何時間働いているかまで見える化できる」(FJM)。 FJMでは今回の案件を課題解決の成功例としてモデル化し、販売パトナーにも横展開する方針。食品に加え、業種展開を加えることで14年度はグロービアスマート会計・人事給与を合わせて従来比40%増の約400本を目指す。  富士通ネットワークソリューションズ(FNETS、横浜市西区、飯田春幸社長、045・752・9800)は、ケーブルインターネットの「10ギガ―EPON」規格に対応し、高速・大容量通信を実現する次世代PONシステム「U9500H/OLT」を発売した。価格は機器のみで500万円(消費税抜き)から。今後3年間で売上高30億円を目指す。 1本の光ファイバーから分岐技術により複数の住宅に効率的なサービス提供が可能な次世代PONシステム。主流の毎秒1ギガビットに加え、同5ギガビット、次世代の同10ギガビットをサポート。さらに同10ギガビット×8ポートを2スロット搭載しているため、アップリンク160ギガビットというケーブルインターネットで業界トップクラスの高速・大容量ネットワークを構築できる。 また米国のケーブルテレビ機器の研究開発・技術認定を行う機関「ケーブル・ラボ」が策定した運用技術に準拠。ケーブル事業者は今後4K・8Kスーパーハイビジョン映像配信など、高速・大容量な住宅向け光インターネットサービスを効率的にメニュー拡大できる。 船井電機で開発してきた歩行支援カート事業を切り離して6月に新会社を設立、7月1日から16人体制で始動した。「高齢者向けに限らず、楽しめるモノをつくって広い市場の潜在ニーズを掘り起こしたい」と市場拡大に意欲を燃やす。 ソニー時代は「コンピューター一筋」。パソコン「VAIO」などの開発に携わり、開発本部の統括部長を務めた。船井電機で主にIT系の開発を担当し、2012年秋からは歩行支援カートの開発を始めた。早期の事業化には船井電機を離れてパートナー企業との連携を深める方がよいという社内の意見に推されて独立を決めた。歩行支援カートは開発メンバーの尽力により「すごいスピードで開発を進めているが、完成度はまだ5合目」という。目指す姿は歩行者についてくる「動く手すり」だ。さらに「インターネットに接続して歩く楽しみを喚起できる製品にしたい」と構想を練る。(大阪・錦織承平)  こうの・せい 80年(昭55)電通大電波通信学部卒、同年ソニー入社。98年開発本部統括部長。04年船井電機入社、11年執行役員。東京都出身、59歳。6月9日就任。(大阪市東成区中道1の10の26)
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