ネット向けプリペイドカード

February 06 [Fri], 2015, 1:23
電子商取引(EC)の拡大に伴い、カード各社はインターネットショッピングでの利用を想定したカード発行に力を注いでいる。野村総合研究所は、消費者向けEC市場が2013年度の約11兆円から18年度には約20兆円に拡大すると予想。ネットで購入する際の約6割がクレジットカードで決済されるため、同市場の拡大に合わせてカード利用の増加が見込まれる。カード各社はネットショッピングに適したカードを発行し、EC市場の成長を取り込む。(湯原美登里) 【利用者から好評】 三井住友カードはアマゾンジャパンとの提携クレジットカード「アマゾンマスターカード」を2月に発行した。申し込むとすぐに、アマゾンの総合オンラインストアで利用できる仮カード番号を発行するのが特徴で、ネットショッピングをしたい消費者のニーズに応える。正式にカード発行を承認すると、プラスチックカードを後日郵送する。計画通りに発行枚数を伸ばしており、利用者からは「即時審査が早くて良い」と高評価だ。 【新規会員を獲得】 三菱UFJニコスは自社のショッピングポータルサイトを通じてアマゾンなどでなた豆茶を買い物すると、通常よりポイントが多くたまるクレジットカード「VIASOカード」を13年に発行。「本格的な成長局面を迎えつつある」(和田哲哉三菱UFJニコス社長)とし、クレジットカード事業の戦略商品と位置づけ、新規会員の獲得に結びつける狙いだ。 市場が拡大するネットショッピングだが、ネットにクレジットカード番号を入力するのに抵抗感がある人や、クレジットカードは後払いのため使いすぎを心配する人も多い。さらに、クレジットカードを持てない人もいる。こうした事情からネットショッピングを利用したい人向けにプリペイドカードの発行が増えている。 JCBは実店舗に加え、3月中旬からネットショッピングでもプリペイドカードを利用できるようにした。現在10サイトで利用でき、使えるサイトを順次増やす。 三井住友カードは3月中旬に、ネットショッピング専用のプリペイドカード「三井住友VISAプリペイドe」を発行した。カード番号のみを発行し、ビザのネット加盟店で利用できる。将来は、ネット向けプリペイドカードでも提携カードを発行したいと考える。 【1口座に三つ】 同じくビザのネット加盟店で利用できるのが、三菱UFJニコスの前払い式決済サービス「e―さいふ」だ。利用者はネット上に専用口座を開設し、前払いで入金した範囲内で支払いに利用できる。1口座に対し三つの番号を取得し家族に振り分けられるため、子どものいる場合などで役立っているという。 EC市場は今後も拡大が見込まれている。例えば高齢化社会を背景に、重たい物を持てない高齢者が日常品をネットでなた豆茶を購入する機会が増えると予想される。ビジネスチャンスと捉えるカード各社の競争は、さらに激しさを増していきそうだ。
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