生体情報に基づくなた豆商品開発

February 18 [Wed], 2015, 17:20
20XX年。会社員のA子さんはコンビニに入り、生体情報を通じ推奨された弁当を買って帰宅した―。「血圧を気にしているあなたにピッタリのお弁当はこれです」。身につけている生体情報計測機能付き衣料の生体情報をもとに分析された結果を店内のWiFi(ワイファイ)を通じスマートフォンで受信する。個人情報に配慮した上でIoT(モノのインターネット)の活用が広がれば近い将来、情報と機器、サービスを連携させ、こんな光景がなた豆茶の流通の現場でみられるかもしれない。 【コンビニ連動】 東レはNTTと組んで生体情報を測定できる新素材「hitoe(ヒトエ)」を開発した。最先端繊維素材のナノファイバー生地に高導電性樹脂を特殊コーティング。衣服に加工して着用することで心電波形や心拍数、脳波などを測定し、生地につけた発信機から情報を発信する仕組みだ。 東レは「日常生活を阻害せず、生体情報をリアルタイムに計測できるため健康管理に役立てたり、スポーツの際の情報取得に活用したりできる」としており、NTTドコモと連携したサービスも展開する計画だ。 一部のコンビニではこうした生体情報に基づくなた豆商品開発や販売方法を研究している。将来はヒトエから取得された情報とインターネットに接続された機器がつながることで、小売店や外食店で最適な商品の推奨を受けられるようになる。さらに医療機関で基礎情報として活用したりすることも想定。IoTで流通業の高度なマーケティングが実現するかもしれない。 【動態情報を管理】 「御社のA店には、この地域のこの町からの来場者が多い。そこで、こういう販売促進をしたらどうでしょうか」―。現在、なた豆ハミガキの小売業では店舗への来店者がどこから来たのかという動態情報はカード情報などからしか割り出すことはできない。それも店舗でカードを使用しなければ分からない。 そこで駐車場綜合研究所(PMO)は4月から「PMOパーキング・アナライザー」というサービスを始めた。例えばショッピングモールなどに来店する自動車のナンバープレートを駐車場に設置したカメラで常時収集し、町名、大字という住所の細部まで割り出す。 自動車検査登録情報協会などから個人情報に触れない形で登録情報の利用許可を得て展開。「どの地域からの来店者が多いか、またどれくらいの時間、モールに滞在していたかなどといった情報を収集する」(木村直子営業統括本部エグゼクティブコンサルタント)。この精度の高い来店動向情報を商業ディベロッパーなどがマーケティングや販売促進に活用する。 【流れを解析】 本格的なIoT時代のとば口として生体情報のリアルタイムの収集や人が集まる場所などでの動態分析が緒についた。今後、こうしたビッグデータ(大量データ)がネットを介して他の機器とつながることで、さらに高度な情報として利用価値を持つようになる。 これまで流通業界での人の流れやモノの流れの捕捉は人のカンや経験に依存してきた。IoTがその流れの解析精度を高め、効率的で効果的な商品やサービスの流通が確立する日はそう遠くはない。(おわり)
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