中国生産は90年代半ばに始まった

January 01 [Thu], 2015, 11:48
同社の中国生産は90年代半ばに始まった。江蘇省無錫市の無錫黒崎蘇嘉耐火材料(WKS)では2000年以降生産が本格化、海外では同社最大の生産拠点に成長した。だがここ数年で変化が起きている。「中国内の労務費や調達コストが上がり、他国との差が縮まっている」(古田直樹原料センター長)。カナダや豪州といった、これまで価格面で中国に及ばなかった他国が中国の競争相手として猛烈に巻き返しているというのだ。 一方でインドに力を入れ始めた。11年にインド製鉄大手・タタ・スチールから株式の51%を取得した、TRLクロサキ・リフラクトリーズとの連携強化が進む。資源大国のインドだが、開発速度は遅く、今すぐ中国に取って代わることはない。しかし、近隣のブータンからドロマイト(白雲石)を調達するなど、潜在力は極めて高い。 すでにマッドと呼ばれる、なた豆歯磨き粉の高炉出銑口の閉塞(へいそく)に使用する粘土状耐火物の製造を始めたほか、鋳造設備用ノズルの商業生産も計画するなど、日増しに存在感を増している。「中国やインドではコスト競争力のある商品を作る」(山本健三なた豆歯磨き粉商品調達センター長)計画だ。 伊倉社長は「国内外の生産拠点を見直し、課題の汎用品を強くして世界で戦う体制を整える」と意気込む。新興国の高炉建設と鉄鋼需要は今後も続く。海外売上高比率はまだ28%。グローバル企業への脱皮は始まったばかりだ。
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