8月の読書と旅行

September 06 [Tue], 2016, 15:58
2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2603ページ
ナイス数:213ナイス

現代百物語 生霊 (角川ホラー文庫)現代百物語 生霊 (角川ホラー文庫)感想
「生霊」というテーマもあって、ちょっとイタい女の人の話が多い。人間の虚栄心とか嫉妬とか度が過ぎると怖い。自分のなかにもあるものだから余計に怖い。
読了日:8月24日 著者:岩井志麻子
新 怖い絵新 怖い絵感想
まず絵をじっくり眺めて、どう怖いのか考えてから本文を読む。表紙はハムレットのオフィーリア。愛を失って気がふれたオフィーリアのように19世紀のヨーロッパの貧しい家に生まれた女性は学問に触れさせてもらうこともできず、男性に振り回される一生で、モネの妻の肖像画もなんとも痛ましくみえた。
読了日:8月23日 著者:中野京子
粘菌生活のススメ: 奇妙で美しい謎の生きものを求めて粘菌生活のススメ: 奇妙で美しい謎の生きものを求めて感想
粘菌って、カビやきのこの仲間なのかと思ったら、そうじゃないんだ。動物でも植物でもなくて、変化を重ねながら成長し、動き回ったり微生物を捕食したりするという説明になんて不思議なものがあるんだと興奮してしまった。今まで、何かの卵かキノコの群生だと思ってたものに粘菌だったものがあるかも。
読了日:8月20日 著者:新井文彦
語彙力こそが教養である (角川新書)語彙力こそが教養である (角川新書)感想
会話にやたら四字熟語や諺を挟んでくる人ってどうよとか、難しいことを誰にでもわかるように易しい言葉で話せるのが本当に賢い人なんじゃないかとか思ったりもしたけど、それは書の達人があえて下手うまな字を書くから趣がでるのと同じで、やっぱり語彙力が高いにこしたことはないよね、精進します。
読了日:8月20日 著者:齋藤孝
竜が最後に帰る場所竜が最後に帰る場所感想
恒川さんは読み尽くしたと思ってたのに、これだけ見落としてたみたいで、みつけたときは嬉しかった。ミステリー色の強いものファンタジー色が強いもの、5編色々で楽しめた。「夜行の夜」が好きかなあ。冬の夜にシャンシャンという鈴の音が聞こえても、絶対外には出ないと決めた。
読了日:8月16日 著者:恒川光太郎
知識ゼロからのフェルメール鑑賞術知識ゼロからのフェルメール鑑賞術感想
数年前にラブレター展で「手紙を読む青衣の女」を観て以来、気になってフェルメールの絵が近くの美術館にくるたびに観にいっている。ひとつの絵について、ものすごく深く掘り下げて考察されていて面白かった。絵は感性で観るものだと思うけど、やっぱりある程度、背景を知ってるとより楽しめると思う。
読了日:8月13日 著者:森村泰昌
ヤギより上、猿より下ヤギより上、猿より下感想
なんだろ、軽妙な会話とかどこか爽快感のある読後感とか、ものすごい下衆な伊坂幸太郎みたいな(笑)「陽気な蝿は二度、蛆を踏む」ってタイトルは少しそれを意識してるのかなあって気もしたけど、違うかもしれない。この話は切なくって泣けた。どの話もなんか哀しくって、でも希望が持てていい。
読了日:8月10日 著者:平山夢明
異類婚姻譚異類婚姻譚感想
長い事夫婦やってると似てくるよねえてきな微笑ましい話ではない。今、粘菌についての本を読んでるんだけど、異なった性のアメーバーが出会うとくっついてひとつになりますって文があって、まるでこの話のようだと思ってゾッとした。そりゃ、難しいことや面倒ごとから逃げ出してラクに生きたいって気持ちはわからないでもないけど、これはないわ。こういう毒気のある話は好き。
読了日:8月9日 著者:本谷有希子
神の子どもたちはみな踊る神の子どもたちはみな踊る感想
十数年ぶりに読み返した。かえるくんと蜂蜜パイしか印象に残ってなかったのに、読み返すととてもしっくりきて面白かったのでびっくりした。大震災という圧倒的な暴力の前に、直接被害にあったことのない人たちも、自分が抱えているやっかいなものに向き合わされてしまう。希望を繋ぐ作品の並びが絶妙。
読了日:8月7日 著者:村上春樹
マウス (講談社文庫)マウス (講談社文庫)感想
小学校高学年ぐらいの女子のクラスでの自分の居場所の作り方とか、仲良し3人組の微妙な関係性とか、よおく知ってるもので、懐かしいような切ないような気持ちになった。瀬里奈がとても魅力的で主人公の律との関係性がいいなあと思った。こういうの読むと平野さんの分人の話を思い出してしまう。
読了日:8月6日 著者:村田沙耶香
現代百物語 悪夢 (角川ホラー文庫)現代百物語 悪夢 (角川ホラー文庫)感想
奇妙な赤ちゃんの夢を見る女、もう一人の自分に電話をかける男、虚言癖のある風俗嬢、精神科医の語るレイプ体験があるという女たち、霊的な話もあるけど、どちらかというと生きた人間の闇を感じさせる話が多い。自分の常識は誰かの非常識であるかもしれないと、ふっと思わせるところが怖い。
読了日:8月4日 著者:岩井志麻子
沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)感想
「なんのためこげん責苦ばデウスさまは与えられるとか。わしらは何も悪いことばしとらんのに」キチジローの言葉が胸に刺さった。同時に、同じ著者の「イエスの生涯」に描かれたキリストの苦しみや悲しみを思い出し、信仰の意味を考えた。仏教とキリスト教についての違いを語った井上の言葉が興味深い。
読了日:8月2日 著者:遠藤周作

読書メーター



静岡の三島と沼津に家族旅行。
念願の沼津港深海水族館に大興奮!
クレマチスの丘がものすごく素敵なところで開催されていた
ロベール・クートラス展にすっかり魅せられてしまいました。

7月の読書 美術館めぐり

August 01 [Mon], 2016, 16:05
2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2296ページ
ナイス数:231ナイス

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)夜を乗り越える(小学館よしもと新書)感想
面白かった。シンプルな「共感しました」が一番怖いと書かれてるのに、こんな感想はどうかと思うけど、共感することばっかりだった(笑)なぜ本を読むのか、純文学のどこにそんなに惹かれるのか、自分の考えを整理して書き表してくれてるような気持ちになった。
読了日:7月30日 著者:又吉直樹
はじめからその話をすればよかったはじめからその話をすればよかった感想
気負ったり取り繕ったところがまったくないお人柄が滲みでるような文章で好感が持てる。ごくごく普通の人のようでいてそこは作家さんらしい鋭い目線もちょいちょい垣間見えてさすがだと思った。旦那さんとのなれそめが、なんだかとぼけてて楽しい。
読了日:7月28日 著者:宮下奈都
山怪 山人が語る不思議な話山怪 山人が語る不思議な話感想
帯に現代版遠野物語とあるが、私は「家守綺譚」を思い出してしまった。日本の山には確かに何かがいる。それが何かはわからないけど、人々の大自然への畏怖もそれを作ってるもののひとつじゃないだろうか。体験したほとんどが錯覚なのだろうけど、そうじゃないものもあるかもなあと、ふっと思った(笑)
読了日:7月19日 著者:田中康弘
神さまたちの遊ぶ庭神さまたちの遊ぶ庭感想
題名と表紙にまず心惹かれる。北海道でも更に極寒のトムラウシに山村留学した宮下家の一年。こういう日記風のエッセイを読むのは好き。小説とはまた違うユーモア溢れる文章に驚く。地域の人との交流や極寒の地での生活、家族の話は心温まって楽しいけど、それだけじゃない苦労もしみじみ感じられた
読了日:7月14日 著者:宮下奈都
羊と鋼の森羊と鋼の森感想
職業系青春ものというと三浦しをんや原田マハを思い出す。どちらも読んでる間、ワクワクして読み終わると爽やかな風がふいたような気持ちになるんだけど、この小説は読み終わったあと、思わずため息がでるようなしみじみした満ち足りた気持ちになった。時には迷いながらも着実に歩を進めていく様がいい
読了日:7月11日 著者:宮下奈都
絶対安全剃刀―高野文子作品集絶対安全剃刀―高野文子作品集感想
今村夏子の「こちらあみ子」に通じるところがあると聞いたので読んでみた。柔らかいタッチのなかに隠された怖さや、日常のなかの悪意。確かに似てる部分があるかもしれない。「うしろあたま」はふふってなって好きだな。
読了日:7月11日 著者:高野文子
私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)感想
「分人」というのは著者の「ドーン」を読んだり、若林くんが話してるのを聞いたりして、なんとなくわかったつもりではいたのだけど、本書で詳しく知ることができ面白かった。中学生ぐらいのとき、みんなに調子を合わせてるときの自分は本当の自分じゃないと思ったことのある人は多いんじゃないだろうか。 一人の人間のなかに複数の分人が存在しているとすれば、色々納得できることも多いし、いくつかの普遍的な悩みは解消されるんじゃないだろうか。なかなか便利な考え方でありだなあと思った。
読了日:7月7日 著者:平野啓一郎
彼女に関する十二章彼女に関する十二章感想
安定の面白さ。深刻になりそうなことをユーモアに包む作風にホッとする。みんなそれぞれの形で幸せを追求すればいい。個人を大事にしない社会は結果として社会全体を破綻させてしまうと訴えた60年前のベストセラー作家の危惧が今も続いてるということに愕然とする。
読了日:7月4日 著者:中島京子
遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)感想
正統派で真っ直ぐくるので、こちらもきちんと受け止めなければ、という気持ちになる。うまいなあと思わず唸ってしまった。人生の契機ってふっと何気ないことで訪れるんだな(もちろん、それまでに積み重なってきたものの結果なんだろうけど) またいい作家さん見つけちゃった。楽しみが増えたな。
読了日:7月2日 著者:宮下奈都

読書メーター




今月は京都美術館のダリ展、大阪市立美術館のデトロイト展、アートアクアリウム展と
友人たちや夫と色々回ってきました。
ランチもおいしかった〜。
私の誕生月だったので、家族で屋上BBQを食べに行ったりもしました。
映画は「貞子vs伽椰子」を観ました。面白かった(笑)
あと、ポケモンGOやってます・笑

6月の読書

July 01 [Fri], 2016, 22:45
2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2478ページ
ナイス数:135ナイス

『罪と罰』を読まない『罪と罰』を読まない感想
面白かったー!「罪と罰」を未読の4人が、最初と最後のページだけ読んで、どんな話か想像するというものなんだけど、みなさんの妄想が素晴らしい。作家や翻訳家の人たちだけあって、考察も鋭くて関心してしまった。結局、最後に読むんだけど、読み終わったあとの「みんな頭おかしい」には大笑いした。
読了日:6月30日 著者:岸本佐知子,三浦しをん,吉田篤弘,吉田浩美
こちらあみ子こちらあみ子感想
あみ子を通してみる日常は極彩色でキラキラしてて、圧倒されてしまった。でも、周りはそうじゃない、そのギャップが哀しい。あみ子をとても愛おしく思うけど、大人たちの思いもわかる。あみ子がのり君を思う気持ちは何の打算もなく尊くて美しいと思った、それがあの野球少年にも伝わったんだろうな。
読了日:6月27日 著者:今村夏子
その姿の消し方その姿の消し方感想
フランス留学中に古物市で手に入れた一枚の絵葉書。何の変哲もない廃屋の写真と謎めいた詩。幻の詩人について調べていくうちに、詩の解釈がかわっていくのが楽しい。関わっていく人たちの人生にもしみじみ感じるものがあった。文学というのは答えを求めるものじゃないのだと教えられた。
読了日:6月23日 著者:堀江敏幸
アカガミアカガミ感想
発想は面白いと思うんだけど、窪さんの作品にしてはあっさり読み終わってしまって少し物足りなかったかも。でも、不穏な感じはよかった。国民は国家のための駒じゃない。
読了日:6月20日 著者:窪美澄
大きな鳥にさらわれないよう大きな鳥にさらわれないよう感想
最初はよく事情がわからずその不思議な物悲しい世界観を楽しみながら読み進め、だんだん色んなことがみえてきて、最後に、おお、そう繋がるのか〜と思わず声がでた。ゆっくり滅亡に向かっていく人類なのに、なぜか怖いというより懐かしい優しい気持ちになる。母の存在が心地よい。光合成いいなあ!
読了日:6月18日 著者:川上弘美
末裔末裔感想
鍵穴がなくなって家に入れないという出だしが滑稽で笑ってしまった。読んでる最中に、この人すごいなって感心する作家さんが何人かいるんだけど、絲山さんもそのひとり。今でも知識人や文化人はいるけど教養がないっていうのなるほどと思った。昔の人は純粋に学問が好きな人が多かったんだろうな。
読了日:6月15日 著者:絲山秋子
ゆれるゆれる感想
出て行く者と残される者と、親子2代にわたる兄弟の確執に切なくなってしまった。兄の抱える闇を思うと怖くなる。この後、どうなるのだろうと薄ら寒い思いで読み終えた。「兄ちゃん、うちに帰ろうよ」ってセリフ、映画でもあるのかなあ。実際に聞いたら泣いてしまいそうだ。
読了日:6月13日 著者:西川美和
子供たち怒る怒る怒る子供たち怒る怒る怒る感想
これまた「ご本、出しときますね」で興味をひかれて。最初の2編ぐらいは、ぶっとんでるけど、特に印象に残らないなあと思ったんだけど、表題作とリカちゃん人間は読み応えがあった。リカちゃん人間にでてくる女性の人権を守る活動家、大江健三郎の人間の羊にでてくる教師みたいで嫌悪感を感じた。
読了日:6月12日 著者:佐藤友哉
100回泣くこと (小学館文庫)100回泣くこと (小学館文庫)感想
「ご本出しときますね」に作者の方が出てて、興味持ったので読んでみた。読みやすい文章だし、世界観も嫌いじゃないけど、残念、あまりはまらなかった。最初の犬の話は好き。
読了日:6月6日 著者:中村航
きのうの神さまきのうの神さま感想
「永い言い訳」のときも思ったけど、この人はすごいと思う。特に大きな事件もなく激しく感情が揺さぶられることもないんだけど、なんていうのか、人々が日常生活を送りながら抱えてるものをあぶりだすのがものすごくうまい。小説の終わり方も、センスがあるなあと思う。映画、観てみたいな。
読了日:6月2日 著者:西川美和

読書メーター

6月は宇治の紫陽花寺に行ったり、「海よりもまだ深く」を観たり
吹田から北新地に移転した食べログ1位のパン屋さんに行ったりしました。
(ほぼ自分のための覚書)

5月は「ズートピア」観たり、枚方にできたT−SITEでランチしたり。

4月の読書

May 02 [Mon], 2016, 15:34
2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2116ページ
ナイス数:94ナイス

居心地の悪い部屋居心地の悪い部屋感想
不穏な雰囲気漂う物語が11編。どれもよかった、さすがのセレクト。潜水夫は不快で不気味な感じがいいし、野球のトリビアはなんとも切ない。でも一番好きなのは来訪者かな。
読了日:4月22日 著者:
ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)感想
やさしさ」や「楽しさ」が無条件に善いこととされる現代社会。それがもたらすしんどさや怖さを考察したもので、なるほどと思い当たることも多くて面白かった。社会がかわって価値観がかわっていくうえでのひずみなのかな、まだまだ途中経過なのかなって気もした。軌道修正していければいいんだけど。
読了日:4月20日 著者:森真一
金を払うから素手で殴らせてくれないか?金を払うから素手で殴らせてくれないか?感想
びっくりした(笑)帯が岸本佐知子だったので、変な小説なんだろうなとは思ってたけど、想像以上で最初の短編はえ〜!って思ってるうちに終わった。でも、こういう不条理でナンセンスなものを最後まで読ませるのってすごい。ぐいぐい引っ張られた。いや、面白かった!
読了日:4月18日 著者:木下古栗
ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)感想
ポール・オースターが選んだアメリカの普通の人々のちょっと普通でない実話が180。小川洋子が好きだといってたゲイのカップルと貧しい家族のクリスマスの話もとてもよかったけど、仲間のために氷を運ぶマーケット通りの氷男の話も好きだ。よくできた短編小説のような話もいくつか。
読了日:4月17日 著者:
読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)感想
面白かった。やっぱりストーリーとして読むとすっと頭に入ってくる。当時の考え方とかを知ると、なぜそういう流れになるのかよくわかるしね。特に明治以降から戦争までの流れがよくわかった。ここらへんいつも学期末でざっとやってる印象なので詳しく知れてよかった。
読了日:4月12日 著者:後藤武士
黄色い雨黄色い雨感想
なんて悲しくて美しい小説なんだろうと思った。死がゆっくりと村と主人公を侵食していく。そのあまりの絶望と孤独に身震いがするほどだった。
読了日:4月8日 著者:フリオ・リャマサーレス
夜の淵をひと廻り夜の淵をひと廻り感想
いや、面白かった!「墓頭」とはまた違った面白さで、ミステリー要素もあるし、ウルッとくる話もあるし、サイコパスなところもあるし色んな要素がふんだんにもりこまれていて、この人の小説はこれからも要チェックだなと思った。
読了日:4月6日 著者:真藤順丈
或るろくでなしの死或るろくでなしの死感想
読んでる最中、ふと大昔のドラマ「傷だらけの天使」を思い出した。最終回の水谷豊が死ぬ場面ね。ドブのなかをはいずりまわってそのまま野垂れ死ぬような話が多いんだけど、その死がなぜか美しく崇高なものに思えてしまう。えげつなくも切ない小説でした。
読了日:4月4日 著者:平山夢明

読書メーター




3月の終わりに九州に家族で旅行したばかりなので
今回の地震は驚きました。
復旧が一日も早く進みますよう。



先日、友人たちと肥後橋で食べたパール鍋。

そうそう、久しぶりにくるみの木にも行ってきました。
映画は「アイアムアヒーロー」を観ましたが、想像以上に迫力があってすごかった〜!

3月の読書

April 02 [Sat], 2016, 18:33

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1632ページ
ナイス数:144ナイス

世界文学は面白い。 文芸漫談で地球一周世界文学は面白い。 文芸漫談で地球一周感想
漫談口調でゆる〜く語りながらも、時折、本質をついた鋭い指摘があって、さすがだと思った。なるほど、そういう風に読めばぐっと敷居が低くなるし楽しめるんだなあ。なんでも小難しく考えてしまって恥ずかしい。ドストエフスキーの「地下鉄の手記」は是非読みたい。
読了日:3月30日 著者:奥泉光,いとうせいこう
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
とても面白くてあっという間に読めた。この爽やかな読後感は三浦しをんさんや原田マハさんに通じるものがあると思う。
読了日:3月23日 著者:柚木麻子
物語の役割 (ちくまプリマー新書)物語の役割 (ちくまプリマー新書)感想
受け入れがたい困難な事実にぶつかったとき、人は無意識に自分の心に沿うように、なんとかその事実を変形させ受け入れようとする、逆にその良心が故に自分を苦しめてしまう形に物語を作ってしまうことがあるという話とその具体例に泣いてしまった。物語が人の心に寄り添うものであれば、こんなことではダメだ、あなたの行く道はこちらですと読者の手を無理に引っ張るようなものは本当の物語のあるべき姿ではないという話に強く共感した。補強するものが強すぎると本体が壊れてしまうんだなあ。
読了日:3月20日 著者:小川洋子
クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書)クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書)
読了日:3月18日 著者:鴻上尚史
低地 (Shinchosha CREST BOOKS)低地 (Shinchosha CREST BOOKS)感想
ずしっときた。一度に4,5人の人生を早送りで生きたような気がして、深いため息がでた。革命で大事な人が殺されるなんてことは私の人生のなかではおそらくあり得ないことなのに、その喪失感が真に迫って感じられた。家族っていうのはやっかいだけど、切ろうと思っても切れないものなのかもしれない。
読了日:3月16日 著者:ジュンパラヒリ
小松とうさちゃん小松とうさちゃん感想
ネトゲにはまる妻子もちのサラリーマンと、大学の非常勤講師をしてる独身中年のおっさん2人の友情と恋。冴えない毎日でも気負わずくさらず真面目に生きてたら、なにかいいことがあるかもしれない。なにもたいそうに構えてなくてもいいのかもなあ。くらげの話もいい。
読了日:3月7日 著者:絲山秋子
ちいさなちいさな王様ちいさなちいさな王様感想
大きく生まれてどんどん小さくなっていく王様。星空をみて、自分が宇宙全体になったような気になる王様と、自分がいかにもちっぽけに思えてがっかりする僕と。王様の世界の子供の作り方がいい。うちにも、壁の隅からひょっこりグミベアーを持った王様が現れないかな。
読了日:3月3日 著者:アクセルハッケ

読書メーター

2月の読書

March 03 [Thu], 2016, 15:53
2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2299ページ
ナイス数:145ナイス

袋小路の男 (講談社文庫)袋小路の男 (講談社文庫)感想
絲山さんって、たまにすげー!って思うんだけど、今回もそう思った。人間の距離感かあ、なるほどね。こんなどうしようもない2人をこんなに切なく愛おしく読ませるなんて。最後の「アーリオ オーリオ」はうってかわってすごく素敵な作品になってる。
読了日:2月26日 著者:絲山秋子
壁抜け男 (異色作家短篇集)壁抜け男 (異色作家短篇集)感想
村上春樹てきな壁抜けではなくて、本当に壁を抜けてしまう男の話。他に食糧難だから非生産的な人間は月に数日しか生存できないとか、分身できる女の人が浮気しまくる話とか、どれも突拍子もなくてシニカルな内容なのに、後味がいいのは作者の温かい目線のせいかも。
読了日:2月23日 著者:マルセルエイメ
「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)感想
いやもう、とにかく壮絶で暗澹たる気持ちになった。攻撃性のある精神疾患の患者はどこにも引きとりてがないのか。育児・教育の失敗というけれど、完璧な子育てをしてる親がどれだけいるだろう。親の責任というのはあまりに酷な気がする。あとがきにあるスペシャリスト集団の育成が成されますように。
読了日:2月18日 著者:押川剛
冬の犬 (新潮クレスト・ブックス)冬の犬 (新潮クレスト・ブックス)感想
厳寒の島ケープ・ブレトンで自然と動物とともに生きる人々の話。自分ではどうしようもない過酷な運命に翻弄されることもあれば、思いもかけない奇跡的な光に包まれることもある。みんなそんなふうに命を繋いできたんだと思うと胸が熱くなった。
読了日:2月16日 著者:アリステア・マクラウド
ふなふな船橋ふなふな船橋感想
ばななさんのふなっしー愛がひしひしと伝わってくる。題名からは想像できないぐらいずしっとくる重めの話。ずいぶんきついことを背負わされてるのに、泣き喚いたり自暴自棄になったりひねくれたりせず、一生懸命立ってる姿に感動する。最後の決断は正解だと思う。
読了日:2月11日 著者:吉本ばなな
氷 (ちくま文庫)氷 (ちくま文庫)感想
途中まで少女も長官も私の幻想なんじゃないかと思っていたんだけど、後半になって、いやいや長官と私が少女の中にある何かを象徴したものじゃないかと思うようになった。読みようによっていろんな解釈ができる話だと思う。覆いかぶさっていく氷が不穏な雰囲気をいっそう盛り上げ、不穏な結末を迎える。
読了日:2月10日 著者:アンナカヴァン
光るキノコと夜の森光るキノコと夜の森感想
私が集めてるガチャの元ねたになってる本(笑)。夜の森で光るキノコがなんとも幻想的で美しい。なぜ光るのか、どういう仕組みで光るのか、諸説あれど、ちゃんとしたことは一切わかってないというのも、よりいっそう神秘性を感じさせる。
読了日:2月6日 著者:
風のささやき  介護する人への13の話 (角川文庫)風のささやき 介護する人への13の話 (角川文庫)感想
長年、親族の介護をつづけていた作者が出会った人たちを基にして作った13人の呟きとプロフィール。両親が晩婚だったため学生時代からずっと自分の時間もなく介護を続けている中年男性や、家の事情を一手に背負うひとりっこの娘さん。逃げ場がなく読んでいて苦しかった。なんとかならないものか。
読了日:2月4日 著者:姫野カオルコ
臣女臣女感想
突然、巨大化しはじめた妻とそれを介護する夫。巨大化する際のすさまじさや周囲の人間の厭らしさといったらもう目を背けたくなる。それにしても、糞尿やら寄生虫やらの果てに、泣かされるとは思わなかった。ラストの切なさにやられた。妻の気持ちを思って泣いた。
読了日:2月2日 著者:吉村萬壱
長いお別れ長いお別れ感想
父が認知症になってからの10年間を、妻と娘たちの視点で描く。老々介護の大変さ、親のことや、自分の家族のことが容赦なくかぶさってくる娘たちの大変さ、ものすごくリアリティがあって、読んでいて切なかった。温か味のある文章に救われる。みんな、しんどいよね。
読了日:2月1日 著者:中島京子

読書メーター


2月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:0分

残穢【ざんえ】 ―住んではいけない部屋― (ムビチケオンライン券)残穢【ざんえ】 ―住んではいけない部屋― (ムビチケオンライン券)
鑑賞日:02月22日 監督:

鑑賞メーター


友人とニフレル&ララポートに行ってきました。
ニフレル、特に変わった魚はいないけど、照明とか見せ方が上手で
楽しめました。
食べる水も試したけど、ゆるいゼリーみたいな感じ。



次女の卒業式でした。
しみじみしたとってもいい式で、泣けました。
あっという間の3年間で、なんだか寂しい、うちからJKがいなくなる・・・
春からは大学生です♪ 

1月の読書

February 02 [Tue], 2016, 21:39
2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2171ページ
ナイス数:162ナイス

モナドの領域モナドの領域感想
ああ、ほんとに、これが最後だっていう気持ちで書いたんだろうなあというのが伝わってくる。筒井康隆の考えるいわゆる「神」というものがよくわかって面白かった。自分の思想を小説で語るっていうの、ちょっと「教団X」っぽいけど、ラストは清々しい。
読了日:1月28日 著者:筒井康隆
人間小唄 (100周年書き下ろし)人間小唄 (100周年書き下ろし)感想
ぶっとんでるし、笑えるし、独特の言い回しも嫌いじゃないし、ところどころにある短歌も非常に面白かった。ただ、真面目かって言われそうだけど、軟禁されて無理難題ふっかけられるって絶望的な状態が、他人事でもつらくて、不快になってしまった。そこはいいやろっていうのは重々わかってるんだけどね。
読了日:1月19日 著者:町田康
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
表紙や表題作でもある最初の短編から、てっきり純文学なんだと思ってたので、読み進めていくうちSFっぽい話が多くて驚いた。SFならさんざん読んできたけど、東欧の雰囲気が感じられるものは珍しくて面白いと思った。でも、なんといっても秀逸なのは「文字占い師」だろう。こんな哀しい話はない。
読了日:1月14日 著者:ケン・リュウ
永い言い訳永い言い訳感想
愛するべき日々に愛することを怠ったことの代償は小さくないっていう文がすごく胸に刺さった。心理描写がとにかくリアリティがあって生々しくておおっと唸ってしまった。主人公の作家が自分勝手で薄情でヤな奴なんだけど、気持ちがわかってしまう自分がいる。読み応えがあった。
読了日:1月10日 著者:西川美和
あの家に暮らす四人の女あの家に暮らす四人の女感想
現代版「細雪」ってことだけど、恥ずかしながらきちんと「細雪」を読んだことがないので、そこはよくわからない。職業ものでも青春ものでもないしをんさんだけど、変わらず面白くてさすがだと思った。漠然とした将来の不安とか孤独感とか、境遇が違えどみな同じなんだな。家族っていろんな形があっていいと思う。
読了日:1月8日 著者:三浦しをん
ミサイルマン (光文社文庫)ミサイルマン (光文社文庫)感想
真藤順丈が雑誌ですすめてたので読んだ。ぶっ飛んでるし、グロいし、みんな病んでイカれてるのに、よく読めば純愛ものだったり家族の愛情ものだったり。汚物のなかに宝石が落ちてるみたいな話。
読了日:1月5日 著者:平山夢明
優しい鬼優しい鬼感想
まだ奴隷制度の残るころのアメリカ。解説によると実話に基づいた話らしい。暴力にあふれる陰惨な世界のはずなのに、シンと静かで柔らかいやさしい文章なのが読んでいてつらい。登場人物たちの心理描写は一切ないのに、その絶望が痛いほど伝わってくる
読了日:1月1日 著者:レアード・ハント

読書メーター


1月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:130分

母と暮せば母と暮せば
鑑賞日:01月04日 監督:山田洋次

鑑賞メーター



友人と新しくできたモールへ。
めっちゃおしゃれなガーデニングの店をみつけました♪



チューリップの水栽培。

あけまして

January 02 [Sat], 2016, 20:13
おめでとうございます!



2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3154ページ
ナイス数:108ナイス

猫暮らし猫暮らし感想
イタリアの昆虫学者による猫のエッセイ。合間合間に日本の猫のモノクロ写真がのってて、イタリアの話に日本の景色で、なんとなくミスマッチなんだけど、逆にそれが楽しい。軽く読める感じ、猫って可愛くて不思議。
読了日:12月25日 著者:ジョルジョチェッリ,飯窪敏彦
その名にちなんで (新潮文庫)その名にちなんで (新潮文庫)感想
インドから移民してきた両親を持つゴーゴリー、アメリカで生まれ育ったゴーゴリーと両親のインドへの文化に対する思いは当然違うし、父には思いいれのあるゴーゴリーという名前も本人はやっかいなものになってしまう。国や事情は違えども、両親に対する複雑な思いは同じなのかもしれない。
読了日:12月20日 著者:ジュンパラヒリ
尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)
読了日:12月17日 著者:尾崎放哉
近所の犬近所の犬感想
姫野さんと近所の犬たちとの触れ合い。どこでもジャージで現れるという噂を聞いたことがあるけど、そんな飾らない人柄とワンコたちへの愛が伝わってくるエッセイで好感が持てた。小さいときに飼ってた猫の話が切なかった。両親と喋るときが一番緊張するってキツイな。
読了日:12月15日 著者:姫野カオルコ
キリンと暮らす クジラと眠るキリンと暮らす クジラと眠る感想
小川洋子っぽいタイトル(笑)ユーモラスでどこかシニカルな動物たちの物語にゾーヴァのイラストがぴったり。オスのウサギがDVっていうのはほんとなのかな? 鯨の話はちょっと複雑な気持ちになったけどね。シリーズになってるようなので他の話も読んでみたい。
読了日:12月13日 著者:アクセルハッケ
インディアナ、インディアナインディアナ、インディアナ感想
細切れの記憶の断片やオーパルの手紙で少しずつ浮かび上がってくるノアの人生。なぜか最初からノアのあきらめにも似た静かな絶望感がひしひしと伝わってきて悲しくてしかたなかった。とても綺麗なのに寂しい風景の写真をみたような気持ちになる。
読了日:12月12日 著者:レアード・ハント
妻の超然妻の超然感想
妻の、下戸の、作家の超然。どれも、超然とするほかない事情があって、そこがなんとも悲しいんだけど、それぞれにずいぶん趣が違って、やっぱり絲山秋子はすげえと思った。
読了日:12月9日 著者:絲山秋子
デブを捨てにデブを捨てに感想
この人の怪談集ばかり読んでたので、ほんとはこんなブラックな小説を書くのかと驚いた。とにかく下種で最悪なんだけど、不思議に清々しい。最後のデブを捨てには、ハードボイルドでハートフルですらある。大家族ものは皮肉がきいてて笑ってしまった。
読了日:12月6日 著者:平山夢明
見知らぬ場所 (新潮クレスト・ブックス)見知らぬ場所 (新潮クレスト・ブックス)感想
主人公は一貫してアメリカに移民してきたベンガル人。それが大なり小なり影響を及ぼしてる部分ももちろんあるけど、ほとんどは普遍的な、家族間や男女間の愛を描いている。なかなか一筋縄ではいかないやっかいなもの。別々の道を歩き出す父と娘が切ない。
読了日:12月5日 著者:ジュンパラヒリ
晴れたり曇ったり晴れたり曇ったり感想
「獺の祭り」なんて季語は知らなかった。早春にカワウソが捕った魚を岸に並べておくことだそう。想像するとなんとも可愛い。川上さんのエッセイを読むと気持ちが落ち着いてホッとする。
読了日:12月4日 著者:川上弘美
ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集感想
村上春樹の紀行文はやっぱりいい。情景が目に浮かぶようだし、その土地に住んでる人の暮らしぶりや、食事情や猫事情がわかるのも楽しい。特にアイスランドとラオスが興味深かった。
読了日:12月2日 著者:村上春樹

読書メーター

11月の読書と映画

December 03 [Thu], 2015, 20:47
2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2882ページ
ナイス数:90ナイス

教団X教団X感想
なんだか、すごいものを読んでしまった。ああ、これはミステリーを期待して読むとつまらないかもしれないなあ。松尾さんの話がとても面白くて信者になってしまいそうだ(笑)仏教やキリスト教や脳と意識についての本、宇宙と量子力学の新書等読んでたのが役にたった。ドストエフスキーにも精読してればよかった。あと、何回かじっくり読み返したい。
読了日:11月27日 著者:中村文則
仕事に効く 教養としての「世界史」仕事に効く 教養としての「世界史」感想
ものすごく興味深かった。なるほど、なぜ奈良時代に女帝が続いたのか世界史とともにみないとわからないだろう。キリスト教や仏教がどういう必要性があって誕生してどのような手段で広まっていったのか。中国が英国に失墜させられた経緯。授業で習わなかったことばかりだ。
読了日:11月26日 著者:出口治明
変愛小説集 日本作家編変愛小説集 日本作家編感想
どちらかというと前に読んだ海外編のほうが、発想がぶっ飛んでて面白かったように思う。変っていうとそうなるのかなあっていう川上弘美っぽい作品がちらほら。でも、いくつかぐっとくるものもあった。本物の?川上弘美の作品はさすがによかった。幻想的で物悲しい。
読了日:11月26日 著者:川上弘美,多和田葉子,本谷有希子,村田沙耶香,木下古栗,小池昌代,星野智幸,津島佑子,吉田知子,深堀骨,安藤桃子,吉田篤弘
ペンギンが教えてくれた 物理のはなし (河出ブックス)ペンギンが教えてくれた 物理のはなし (河出ブックス)感想
バイオロギングと呼ばれる超小型のデジタル記録計を動物にとりつけて、その生態を調べる話。異例の動物から典型をあぶりだすというアプローチが面白い。生き物の話は大好きなうえに、説明がわかりやすく面白いので非常に楽しく読めた。
読了日:11月23日 著者:渡辺佑基
きのう何食べた? 通常版(11)  (モーニング KC)きのう何食べた? 通常版(11) (モーニング KC)
読了日:11月21日 著者:よしながふみ
停電の夜に (新潮文庫)停電の夜に (新潮文庫)感想
なんとなく、ほんのり心が温まるような小作品集なのかなあと思って読み始めたんだけど、最初の「停電の夜に」で、それが間違ってたことに気づいた。もっとほろ苦くて、しみじみした味わいのある人生の機微を噛み締めるような作品ばかりだ。セン婦人のその後を思うと胸が苦しい。最後の作品が好きだなあ。
読了日:11月18日 著者:ジュンパラヒリ
わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)感想
「すべて真夜中の恋人たち」が評判がいいのに、何故かぴんとこなくて、遠ざかってたんだけど、こんなぶっとんだ話もかくのかと驚いた。言葉の洪水に押し流される感じ。こういうの嫌いじゃない。青木、そうだったのかー。
読了日:11月10日 著者:川上未映子
おいしいものと恋のはなしおいしいものと恋のはなし感想
過去の作品から選んだ短編集ということで、ほとんど知ってる話だったけど、未読のものもいくつか。田辺さんは、食べ物の描写がすごく上手なのに、この短編集にはそれが少なくてもったいないとは思ったものの、お話自体はさすがにどれも、しみじみした味わいがあっていい。「ちさという女」がやっぱり好きだな。
読了日:11月9日 著者:田辺聖子
弁頭屋弁頭屋感想
生首にホカ弁がつまってて、可愛い双子のお姉ちゃんたちが大学に売りくる話とか内臓を食べあいっこする話とか。「壊れた少女を拾ったので」という話が美しい文章に狂気を感じられて好き。綺麗で可憐で残酷な女の人って男性の憧れなのかな。庄司薫の「蝶をちぎった男の話」を思い出す
読了日:11月6日 著者:遠藤徹
鈴虫炒飯鈴虫炒飯感想
又吉の考えた四字熟語に書道家の方が書をつけるというもので、きちんと意味に沿った書がすばらしい。四時熟語の解説がまた秀逸で大笑いしたり、切なくなったり、真理を突いてるなあとハッとしたり。「絶命読書」がかっこいい。
読了日:11月4日 著者:又吉直樹,田中象雨

読書メーター


今月は梅田におでかけ。
自然薯のランチ食べて、ルート271で1時間並んでパンを買ってきました。
さすが人気のお店だけあって、はっきりした濃い味でおいしかった♪




11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:3本
観た鑑賞時間:325分

福福荘の福ちゃん [DVD]福福荘の福ちゃん [DVD]
福ちゃんが泣きじゃくってるとこ、切なくって涙が出た。
鑑賞日:11月28日 監督:藤田容介
わたしを離さないで [DVD]わたしを離さないで [DVD]
音楽といい映像といい原作の世界観にぴったりで感心した。ただいくつか、そこをどうして変えちゃったのか残念な部分はあった。映像になると残酷さがいっそう際立って、ものすごく怖い。観終わったあと、なんともいえない気持ちになってしまった。
鑑賞日:11月22日 監督:マーク・ロマネク
ギャラクシー街道ギャラクシー街道
うん、良くも悪くもバカみたい、これは酷評されるのわかる、こりゃひどい(笑)でも、私はその馬鹿馬鹿しいとこ、結構好きだな。ほんと、きわきわのとこね。私は観てよかったと思った。うん、楽しかった
鑑賞日:11月11日 監督:三谷幸喜

鑑賞メーター

10月の読書と映画とおでかけ

November 03 [Tue], 2015, 15:55
2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3325ページ
ナイス数:134ナイス

晴れ女の耳 (幽BOOKS)晴れ女の耳 (幽BOOKS)感想
和歌山の山奥と海を舞台にした7つの怪談。紀州弁の効果もあって現代の民話のようだ。ふわりと不思議で、ユーモアのなかに心のどこかをひやっとさせる怖さを潜んでいる。紀州の女たちの切ない切ない一生が身に沁みる。とてもよかった
読了日:10月30日 著者:東直子
人生の色気人生の色気感想
さすが、その博学さとか洞察力とか、只者じゃない感がひしひし伝わってくる。私なんかとは同じものを見ても見え方が全然違うんだろうなあ。小説に対する姿勢は、先日読んだ村上春樹と少し共通するところがある気がした。優れた作家っていうのはやはり似てるところがあるのかもしれない。
読了日:10月28日 著者:古井由吉
猫を拾いに猫を拾いに
読了日:10月28日 著者:川上弘美
五分後の世界 (幻冬舎文庫)五分後の世界 (幻冬舎文庫)感想
この小説は「限りなく透明に近いブルー」や「コインロッカー・ベイビーズ」と、明らかに違う方法で書かれたものだというあとがきを読んで、なるほどなあと思った。戦争を続けるもうひとつの日本という発想は面白いし、戦闘シーンもリアリティがあるし、五分前の日本人として色々考えさせられるし、傑作であるんだろうとは思うけど、私が好きなのはコインロッカー・ベイビーズの村上龍なんだなあ。
読了日:10月27日 著者:村上龍
白の闇 新装版白の闇 新装版感想
真っ白な闇に覆われた見えない世界の隔離病棟。極限状態のなかで、理性や秩序を失い、見られていないということで、醜い本能をむき出しにしていく人々。匿名性のあるネット社会にも通じる部分があるのかもとふと思ったり。
読了日:10月24日 著者:ジョゼ・サラマーゴ
ジムグリジムグリ感想
なになに、なんか面白そうな展開、と思って読んでいるうちに、そんなラスト?って感じで終わってしまって、なんか取り残された感じ。世界観はいいなあって思ったんだけど。好きな作家さんなので、これからに期待。
読了日:10月21日 著者:飴村行
職業としての小説家 (Switch library)職業としての小説家 (Switch library)感想
いいねえ、ずっとぶれない姿勢がかっこいい。食事に気をつかって毎日走りこんで同じ量ずつ文章を書いて、ずっとそういう生活を続けてるのもすごいなあと思うし、他人からなんと言われようが、自分のスタイルを貫くところもすごい。村上さんの姿勢や考え方はとても真っ当だと思うし、なんだかホッとする。
読了日:10月16日 著者:村上春樹
日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)感想
文豪たちの怖い話。どの話も情緒があって読み終わったあとに余韻が残る。「悪魔の舌」がよかったなあ。芥川龍之介のはなんか笑った。
読了日:10月11日 著者:紀田順一郎,東雅夫
あげくの果てあげくの果て感想
風刺が効いててえげつなくって、こういうの好き!少しマイルドな吉村萬壱みたい。人って集団になると怖いよなあと思う。楽しめました。
読了日:10月10日 著者:曽根圭介
私の息子はサルだった私の息子はサルだった感想
佐野さんの未発表作。男の子っておバカで可愛くて面白い。佐野さん、男っぽいサバサバしたイメージだったけど、こんなに柔らかい愛情に溢れてたんだ。息子さんのあとがきもよかった。まあ、自分のこと書かれるの嫌だよね、事実に基づいたフィクションでもあるだろうし。ふと「シズコさん」を思い出した、親に対する思いと子に対する思いと。
読了日:10月9日 著者:佐野洋子
イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)感想
これはまさしく私が好きだったときの村上龍。とにかく序盤からフランクの異様さが際立っていて怖くて怖くてしょうがなかった。ぬるま湯につかった日本人というものの、日本のなかにだって、こういう人はいるだろう。鐘をきいて煩悩は消えるだろうか。それを思うと苦しくなる。
読了日:10月4日 著者:村上龍
ミヒャエル・ゾーヴァの仕事ミヒャエル・ゾーヴァの仕事感想
「アメリ」の寝室に飾られてる絵をみて好きになった。たくさんの作品と、ゾーヴァ自身による解説や思いが綴られている。塗り重ねて絵を修正しているというのにびっくり。こだわりを持ちつつも柔軟でユーモアを忘れない姿勢に好感を持った。風刺にたいする考え方も好きだな。
読了日:10月3日 著者:ミヒャエル・ゾーヴァ

読書メーター


10月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:121分

マイ・インターンマイ・インターン
デニーロ、ちょっと苦手だったんだけど、あんなクセのない素敵なじいちゃんになってるなんてびっくり!さすが、いろんな役をこなせるんだなあ。アン・ハサウェイもめちゃくちゃ可愛いしかっこいい。観終わった後、元気になれる気持ちのいい映画でした。
鑑賞日:10月19日 監督:ナンシー・マイヤーズ

鑑賞メーター




おでかけは心斎橋でパンケーキ食べたり、京都で豆腐会席食べてアンティーク通りを
ウロウロしたり。
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