本というのは

May 31 [Tue], 2016, 16:34
友人が学生時代に出会って、好きだったという作家の本を読んでみた。
一応小説という形をとっているが、作家の思想と思われる説明型の文章がほとんどで、私の頭では難解な本。しかし私にも理解できる範囲の文章に織り込まれた考え方や言い方に、友人が話しているような錯覚になり、そういった点では興味深い本。
蔵八宝
迷い多き青年期に「あ、これだ」と思って好きになった作家なのか、本と出合った後で、彼の考え方に作家の影響が出たのか、鶏が先か卵が先か、といったところだが、相手を理解する上で、その人が好きだという本を読んでみるのも方法だな、と思わされた。

前に読んだ、五木寛之の本「大河の一滴」の中にあった文。
正確な言葉そのものの記憶には自信ないが、音楽の事で、氏のおもしろい意見があった。
魔根
「残忍な行動をとっていたロシア人が夕方に歌いだした合唱曲を聴いて、感動してはいるものの、必ずしも美しい音楽を奏でる(あるいは作る?)人が優しい心を持っているわけではないという複雑な思いだった」という感じの内容。

これは音楽だけに限らず、芸術作品(製作者であっても、それを奏でたり、演じたりする人であっても、、)には、その人の仕事(芸術)に対するポリシーが出ていることは確かだが、その人の人格そのものではないということになるのだろう。

と、解ったような事を書いている私が、実はかなりちゃらんぽらんな人間なのだから。
本は書かれている世界にも引き込まれるし、またそこから飛び出していろんなところに発想が飛ぶ魔法のじゅうたん。
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