乗り岡山県内の大学の推薦入試に

March 24 [Mon], 2014, 13:52
県立佐世保東翔高吹奏楽部(中村明夫顧問)の定期演奏会が23日、佐世保市三浦町のアルカスSASEBOであった。交通事故を乗り越えプロのトランペット奏者を目指す3年の前川希帆さん(18)が高校生活最後の舞台で力強い演奏を披露。夢への階段を一つ上った。

 昨年11月、母が運転する車に乗り岡山県内の大学の推薦入試に向かう途中、酒気帯び運転の男の車による事故に遭遇。前歯4本を失い、唇などに大けがを負った。トランペット奏者としては本来、致命傷だったが、義歯を入れたりマウスピースを当てる唇の位置を工夫するなどして練習を継続。今年2月に延期された入試を受け、合格した。

 吹奏楽部の"卒業式"となるこの日、前川さんは後輩の演奏を背にアルチュニアンの「トランペット協奏曲」を独奏。軽やかな音色で聴衆を魅了し、中村顧問と笑顔で固く握手を交わした。

 演奏後、前川さんは「悔しさもあったが、周囲の支えを実感した。事故以前ほどとはいかないが、一生懸命できた」と充実の表情。中村顧問は「100点の演奏。(大学卒業する)4年後にまた、彼女が吹く同じ曲で指揮棒を振りたい」と期待を込めた。

 前川さんの歯の治療費に充てる募金を募集中。連絡は中村顧問(電0956・38・2196)。

長崎新聞社
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