夢を見た後で

June 17 [Tue], 2014, 16:29
夢を見ても目覚めた時にストーリーを忘れることがある。そんな時はストーリーは重要ではなくて、あるケースであれば、ただ行かないという決心をするために必要な感情を創り出せればそれで十分だったのである。このケースでは死者が出てくる。なぜすべての経験の中から死者の経験を取り上げたのか。アドラーはこのように説明する。船に乗って航海することを恐れていたので、死の観念にとらわれていたからであるのは明らかです。当時は、航海は実際に危険なものだったのでためらったのです。死者の夢はおそらく船酔いを恐れていただけではなく、船が沈むのではないか、と恐れていたことを表しています。このように死の観念に心を奪われていた結果、彼の夢は死者のエピソードを選んだのです。このように夢がシモニデスに行かないという決心を促したように見えるけれども、実は行かないという目的が先行したわけである。自由意志を救う目的論に対して他の原因で行動などを説明することを原因論と呼ぶ。目的は、各人の創造力によって創り出されるとアドラーは考えている。人間の行為は原因によってすべて説明し尽くされるわけではなく、人の意志は必ず原因をいわばすり抜けてしまう。創造力、あるいはより一般的には、自由意志で行為を選択したように見えても、そのような行為も本当の原因が知り尽くされていないだけで、すべては必然の中に解消させられる、と考えるにはあまりに自由意志は自明でヴィヴィッドであるように見える。


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