ずいぶん暖かくなってきました。
大阪では朝夕は肌寒く、日中は初夏を思わせる気温の日が増えてきました。
そうすると、いろんなお野菜が出てきます。
若ゴボウ、たけのこ、えんどう豆、ソラマメ、新玉ねぎ・・・。
お野菜が甘くておいしい季節です。
若々しくってこれから伸びていく、大きくなっていくエネルギーいっぱいのお野菜をいただくとこちらまで若くなりそうです!
優・友・結の食卓にもこんな食材がたくさん並びます。
柔らかくって優しいお野菜のパワーのおかげか、
最近利用者様がみんな積極的になってきたような気がします。
お料理を手伝ってくださったり、手芸をしたり。
いろんなことをはじめようとしてくださっています。
日常生活の動作をするだけで昔のことを思い出したり、「上手にするにはどうしたら良いか」などと考えたり、足腰の筋肉を鍛えたりすることができるそうです。ある本には、お料理をするだけで、前頭葉が活性化している脳波の写真が載っていました!!
すごいです!この本はたまたまお料理という切り口でしたが、
お料理に限ったことではないと思います。
お掃除をする、洗濯をするなどなど・・・。日常生活のことを「どうやって完了するか、うまくやるか」を考えながらやっていくことで脳が活性化するんですね。そうすると、やはり、認知症予防には大変有効。
認知症予防には、あれこれいろんなことをするよりも、
「当たり前の日常のことをできるようにする」ことが一番なのだと思います。
また、その人ができることでも、「危ないから」「ご不自由でしょう」「おばあちゃんがやるより、私がやるほうが早いから」といって取り上げてしまうと、脳が活性化しなくなり、使わなくなった脳細胞はどんどん死んでいきます。つまり、認知症にまっしぐら!!
お茶碗1つ拭くだけで良いんです。玉ねぎを剥くだけでいいんです。その人ができることを少しでもやっていただくだけで、活き活きしてきます。
優・友・結はそういう観点からご利用者と向き合っています。
「その人らしさを取り戻すにはどんな手助けが必要か」
それは、食事の面から、生活習慣の面から、いろんな面からお手伝いしています。
それは少しづつですが、実を結んできています。
そんなことをここでお話することができれば良いなぁと思っております。