ボラティリティってなに? 

2011年02月25日(金) 10時01分
為替をやっていると、
ボラティリティという言葉を耳にするかもしれません。

為替で言うボラティリティというのは、
通貨の変動比率のことです。

つまり値幅の大きさを表すのがボラティリティになります。

厳密に言うと、インプライドボラティリティと、
ヒストリカルボラティリティがあり、
為替バカも含め、為替初心者が理解しやすいのは、
多分ヒストリカルボラティリティでしょう。

ボラティリティは通貨の変動率ですから、
ボラティリティが大きい通貨は値上がりの可能性も大きいですが、
逆に値下がりする可能性も大きいということになります。

そのため、ボラティリティが大きい通貨というのは、
基本的にハイリスクであると考えられています。

具体的にはどういう風に使うかというと、たとえば、

南アフリカランド/円
英ポンド/シンガポールドル

の2つの通貨ペアがあったとします。

この2つ通貨ペアの金利は、2008年7月現在、

南アフリカランド/円:10.54%
英ポンド/シンガポールドル:4.34%

となっています。
(スワップポイントはヒロセ通商のHirose-Traderのものを採用しました。)

仮にこの2つの通貨ペアをスワップ狙いで保有する場合、
どちらが有利かを考えるとすると、みなさんはどちらが有利だと思いますか?

普通に考えれば南アフリカランド/円の方だと思います。

ただ、この2つの通貨ペアのボラティリティを考慮すると、、

南アフリカランド/円:14.63%
英ポンド/シンガポールドル:5.40%

となっています。

南アフリカランド/円の方が圧倒的に有利に感じますが、結論としては、
南アフリカランド/円のボラティリティが非常に大きいため、
両通貨の有利さにほとんど差はないということになります。
(厳密には英ポンド/シンガポールドルの方が若干有利になります。)

これは通貨選定に金利しか考慮していなかった人にとっては、
驚きではないでしょうか。

投資では、
そのリターンを得る際に負わなければならないリスクがどれくらいあるのか?
ということも重視しなければなりません。

今回のケースでは、
南アフリカランド/円は10.54%の金利を得るために、
14.63%の変動リスクを負わなければならないのに対し、
英ポンド/シンガポールドルは4.34%の金利しか得られませんが、
変動リスクは5.40%で済みます。

このように他の通貨と通貨の変動する度合いを比較したい場合に、
ボラティリティは非常に重宝します。

ボラティリティの算出方法は実は少し難しいのですが、
「ヒストリカルボラティリティで通貨の変動幅を測る」に書いていますので、
もし余裕とやる気がある人は、チャレンジしてみてください!