嘘をもうひとつだけ 東野圭吾

May 18 [Tue], 2010, 9:37
夢が叶えられなかった元バレリーナの秘密に纏わる表題作をはじめ、刑事・加賀恭一郎が罪から逃れようと嘘を重ねる人々を裁くミステリー五編。シリーズ第六弾。
どの編をとっても、人間の悲哀を軸に物語は展開、その時々の怒りや哀しみは十分に描かれていたが、犯人思しき人物が何食わぬ顔で嘘を重ねていく姿はどう考えてもリアリティに欠け、感情移入できずに客観的な立場で読んでしまった。
しかし、二転三転し、最後には見事に括られた謎解き部分はなかなか手が込んでいて面白く読めた。
今回は短編だったためか、加賀恭一郎の魅力がはっきりとしなかったような気がして少し残念だった。
(講談社文庫)★★★☆☆

【加賀恭一郎シリーズ】
卒業―雪月花殺人ゲーム
眠りの森
どちらかが彼女を殺した
悪意
私が彼を殺した
赤い指
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