出会い

August 02 [Tue], 2005, 1:51
ねえ。と、見知らぬ島で見知らぬ少年にそう声をかけられた。
その少年はパーカーを着ていて、手にはナイフを一本持っていた。
「俺の名前は燈也って言うんだ。おにいさんの名前はなんてぇの?」
笑顔でナイフを弄びながら燈也は僕に名前を聞いた。
「…ロドル。」
「ふぅん。」
自分が聞いてきたくせに気のない返事を返して、それから僕の方を見て言った。
「ねぇおにいさん。僕と友達になってくれない?おにいさんなら大丈夫そうだから。」
「いいけど、僕なら大丈夫ってどういう意味なのかい?」
すると酷く可笑しそうに笑った。
「…聞きたい?」
聞きたいと言おうとしたけれど、そう言った時の燈也の目が笑っていなかったから、聞くのをやめた。
「いや、別にいいよ」
「そう?」
また可笑しそうに笑う。

彼と僕

August 02 [Tue], 2005, 0:48
「僕は貴方に会う為に今迄生きていたのだと言っても過言ではないでしょう。」
彼は初めて会った時にそう言った。
僕には訳が分からなかったから、彼から逃げた。
彼は追ってこようとはしなかった。
ただ僕のことを、焦がれているような、そして悲しそうな目で見ていた。
2005年08月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:yorunyume
読者になる
Yapme!一覧
読者になる