依存 

August 04 [Thu], 2005, 12:26
生まれた頃から一緒に住んでいた閑を僕は好きだった。
閑がすることならば何でも許せるくらいに。
そんなものは好きとは違うという人もいるかもしれない。
でも僕にとっての一番はいつまでも閑だから、それが好きということなんじゃないかと思う。
間違ってたっていいんだ。
どうせ僕は壊れてるから。
閑が居ないと生きていけないくらいに閑に依存している。
閑にとっては迷惑だと思うけれど。
申し訳ないと思うけれど、どうしても離れられない。
生き物は酸素が無いと生きていけない。
僕は閑が居ないと生きていけない。

片思い 

August 04 [Thu], 2005, 12:11
俺だって本当はロドルのこと好きなんだよ。
生まれた時から一緒でいつも一番に俺のことを考えてくれている、そんな人を好きになれない筈がないだろう?
でもロドルは俺の気持ちに気がついてない。
鈍い。自分の事に関しては。
本当に愚か。
これじゃあ片思いと一緒。
でもそれでもいいかなぁとも思えるんだ。
こんな関係のままでも。
もしロドルに他に好きな人が出来て俺から離れていっても、それでいいんだ。
俺は今迄ロドルをずっと独占してきたから。
ロドルを好きな人が大勢居るのだって知ってたけど、ロドルを離したりしなかった。

僕の方が依存していたんだ。
ロドルは気がついてはなかったけれど。

出会い 

August 02 [Tue], 2005, 1:51
ねえ。と、見知らぬ島で見知らぬ少年にそう声をかけられた。
その少年はパーカーを着ていて、手にはナイフを一本持っていた。
「俺の名前は燈也って言うんだ。おにいさんの名前はなんてぇの?」
笑顔でナイフを弄びながら燈也は僕に名前を聞いた。
「…ロドル。」
「ふぅん。」
自分が聞いてきたくせに気のない返事を返して、それから僕の方を見て言った。
「ねぇおにいさん。僕と友達になってくれない?おにいさんなら大丈夫そうだから。」
「いいけど、僕なら大丈夫ってどういう意味なのかい?」
すると酷く可笑しそうに笑った。
「…聞きたい?」
聞きたいと言おうとしたけれど、そう言った時の燈也の目が笑っていなかったから、聞くのをやめた。
「いや、別にいいよ」
「そう?」
また可笑しそうに笑う。

彼と僕 

August 02 [Tue], 2005, 0:48
「僕は貴方に会う為に今迄生きていたのだと言っても過言ではないでしょう。」
彼は初めて会った時にそう言った。
僕には訳が分からなかったから、彼から逃げた。
彼は追ってこようとはしなかった。
ただ僕のことを、焦がれているような、そして悲しそうな目で見ていた。
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