〜瞑想曲〜 

May 25 [Wed], 2005, 0:33
心の髄から
湧き出で湧き出づる暗き涙を
とどめる術はもはや伝えられて居らず
華やかな夢は費え
目に映る景色はモノトーン

雨と共に私を忘れて

夢見と共に思い出して

夜明けと共に私を忘れて

木漏れ日と共に思い出して

貴方が朽ち果てるその瞬間まで
繰り返し
繰り返し・・・

花鳥風月 

April 13 [Wed], 2005, 1:28
移ろふ花を
愛づるは哀し
移ろはぬ花を
愛づるは難し

君聴くや
迦陵頻伽の歌声を
君安らかなるや
蓮華の苑で

この想ひ
人知れず伝へよと
風に言寄せ
夜の衣を返してぞ着る

満月を覆う群雲
闇を呼び
憧れ出づるを
九泉へと誘ふ

『終わりの夏』 

April 10 [Sun], 2005, 9:04
項垂れた向日葵の葬列
縮こまった朝顔の群れ
忍び寄る蟋蟀の声で
夏の終わりを知る

『更々』 

April 09 [Sat], 2005, 0:27
差し伸べられるものを
差し伸べられることを
待っているのだ

頭上に
吊された男の影に
夢現
幾度も手を伸ばし
縋り付いて気付いた

【emergence】〜或いは脱出〜 

April 08 [Fri], 2005, 1:09
ぴりりと背中の痛み
手に触れる小さな亀裂
・・・羽化が 始まったのだ・・・

何に成るのか
・・・。
どう変わるのか
・・・・・・。
どうなってしまうのか
・・・怖ぃ・・・?
自問自答を繰り返し
繰り返す中で脳は麻痺に慣らされる

脳内麻薬の海に漂って
すべてを忘れた頃に
また走る痛み
確実に大きくなる亀裂
そして再び繰り返される自問自答
・・・・・・・・。
この身から
何が生まれるのか
どう成長しうるのか
・・・分からない?
・・・・・・。
・・・知る勇気がない?
・・・・・・。

・・・・・亀裂の中は未だ闇・・・・・

ひとまろばし 

April 07 [Thu], 2005, 2:36
年来夜来の争乱は
堂々巡りの仇なりや
一かけ
二かけ
三かけて
仕掛けて殺めた
一将の 首は其の身の
禄となる

名無しの
やつがれ鬼となり
此処を先途と戦いつ

十(とお)を超したる髑髏(しゃれこうべ)
こと
こと
ことりと
まろばして
主たる阿修羅の足下に。

【Erkenntnis(仮)】 

April 07 [Thu], 2005, 1:36
ゲヘナの最下で
わだかまる声がする

さしのべるその手は
善か偽善か
慈愛か高慢か

目覚めよ!有翼乙女
お前の羽根は白ではないのだから

“散る夢” 

March 31 [Thu], 2005, 23:35
何年も育んだ夢
いつしか
わたしを育んだ夢
突然
そこから
覚醒させられる日がやってくる



突然ではなく
朧気ながらもその日はもう見えている
そして
足音をも忍ばせてすぐ側に近づいて来ている

数年間はきっと
盛りを終えた花のように
一夜明ける間に移ろい
はらはらと散ってゆく

わたしはきっと
否応なしに現実に引き戻され
数年間は無かったかのように
組織の中に組み込まれ

でも

何処かに
降り積もった夢の欠片を
忘れることは出来はしないだろう

深い深いまどろみの中
覚醒を拒むもう一人のわたしが
散り敷いた夢の欠片に埋もれて
瞳を閉じ
夢のつづきを見あぐねている

hag【緋色】 

March 07 [Mon], 2005, 1:24
夜毎
荒れ果てた庭をさまよう
顔にかかる髪をかきやりもせず
一心不乱に薔薇をむさぼる
見開かれし深紅の双眸は
辛き賊害の名残り
濡れ羽色の長き髪は今や霜髪
・・・I have a grudge against you...
涙も尽き果て血を流す
幽かな呟きは闇の中にきえた

nightmare【闇色】 

March 07 [Mon], 2005, 0:32
当惑とためらいをはらんだ湖面に
浮かび上がる三日月は
姿形も謎という
夜獣の爪跡
唯一の目撃者は
ジェレミー=フィッシャー

・・・ぎやまんの素肌
爪先から広がる無数の波紋が疑心を呼び
・・・びいどろの瞳
ひんやりと冷たい視線で裏切りを誘う

時計の針は真夜中で止まり
時もそれきり動かない
・・・・・いつまでも夜
・・・・・・・・いつまでもいつまでも夢の中
P R
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