人間性の心理学 (A.H. マズロー)

April 15 [Fri], 2011, 4:40




「科学的」な心理学は、
人間が健康に生きるための「技術」 
を与えることができる。

人には生理的欲求、安全の欲求、
所属と愛の欲求、承認の欲求、
自己実現の欲求という5つの基本的欲求がある。

人間はこの順番でより高次の欲求を求める
ようになる。

自分の能力を最大限に発揮するには、
こうした五つの欲求を整理し、
自己実現に向けて課題を一つずつ達成して
いけばよい。

本書で提起された新しい考え方は
産業界に導入され、
企業経営や労働環境の改善に大きな影響を与えた。



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現代の心理学は、
企業経営や労働環境と密接に結びついている。


その道を開いたのが本書である。


著者のマズローは、
人間の能力を最大限に発揮するにはどうしたらよいか、
その課題に応える科学的な学問こそが心理学である、と考えた。


本書の主題は、人間を根本から支えているものの探求である。


著者は、心の健康は五つの「基本的な欲求」
を満たすことから生じると考えた。


すなわち、



  1. 生理的欲求

  2. 安全の欲求

  3. 所属と愛の欲求

  4. 承認の欲求

  5. 自己実現の欲求



という5項目であり、
この順番に、より高次の欲求となっている。


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最初の「生理的欲求」は、
食欲や性欲や睡眠欲など、
生命の維持に必要な最も原始的な欲求である。


生理的欲求がある程度満たされると、
2番目の「安全の欲求」が出てくる。


安全な住み家や、
恐怖や混乱のない状態を求める欲求である。


これらは人間だけでなく他の動物も持つ欲求である。


3番目の「所属と愛の欲求」は、
家族や友人に囲まれ精神的に安定した生活ができる状態を指す。


孤独に生きているのではなく、
何らかの集団に所属し、仕事を与えられている状況だ。


たとえば、若者は「人間社会で、この欲求が妨害されることが、
不適応やさらに重度の病理の最も一般的な原因となっている」
と説明する。


人は家族的な愛情のみならず、
仕事や趣味を仲立ちとした人間関係まで、
幅広いレンジでの所属の欲求を満たそうとするのである。


4番目の「承認の欲求」とは、
自分に対して社会から高い評価が与えられることを望む欲求である。


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もともと人間が地位や名声を求めて一生懸命努力するのは、
この欲求があるからである。


最後に、最も高い段階として、「自己実現の欲求」がある。


これまでの4つの欲求が満たされても、
人は満足できないことがある。


それは自分本来の生き方をしていなかった場合なのだ。


たとえば、すでに実績も名声も得た経営者が、
まだ自分の能力を発揮していないと感じて、
まったく別の行動を始めるような例である。


この人は絵を描くことによって自己実現に達するかもしれない。


この欲求について著者はこうも述べる。


「最高に平穏であろうとするなら人は、
自分自身の本性に忠実でなければならない」。


すなわち、人間は5番目の欲求を満たすために、
さらに努力を続けていくのである。


「欲求の5段階説」と呼ばれるこうした著者の考え方は、
社会や人々の中で何かをしたいという漠然とした思いに、
明確な方向を与えてくれた。


著者は、従来の心理学は日常生活への適応を目標としていたにすぎず、
もつと高いレベルでよい人生を送るアドバイスを心理学は行えるはずだ、
と考えたのである。


病理と健康、勤労と遊び、自己と他者、
そのいずれも含めた人間の全体を扱う点に、
マズロー心理学の特徴がある。


彼の研究は広く産業界に受け入れられ、
経営学と心理学を融合した多くの成果が生まれた。


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