元記事
数日前のニュースですが今日お昼のワイドショーでとりあげられてました。
中学を卒業した女子が中学1年の時の担任教師に寄せ書きを頼んだところ
There is a black sheep in every flock
と書かれたらしい。
直訳すると「黒い羊はどの群れにもいる」で「黒い羊は」は「厄介者」と訳される事が多く
英語の諺として「厄介者はどこにでもいるものだ」と訳されるのが一般的だそうだ。
女子の親が意味を調べて驚愕し、発覚した模様。
どうもこの女子は中学一年の頃に、この担任教師と折り合いがつかず
その教師のススメで中学三年間を「相談室」で自習する学校生活だったようだ。(お昼のワイドショー談)
さて、この元担任いったいどういう気持ちで書いたんでしょうかね?
この直訳「厄介者はどこにでもいるものだ」はあまりに不適切。
たとえドウシヨウモナイ教師だったとしても意図が読めない。
単純に「お前は厄介者だったよ」という、安直なものだったのか?
「『他人と違ってしまう』って人間はどこにでもいる(…だからガンバレ)」
的な励ましの意味として書いたかもしれない可能性も無きにしも非ずだとは思う。
私の持つ「黒い羊」の言葉のイメージって今までに小説とか漫画で見知った限りでは
「厄介者」というよりは「周りに溶け込めない」だったから
ちょっとそういう意味にも取れない事はないかなと思ったのだけど、
英語に詳しくないので、実際はよくわからないです。
ただ、その女子生徒も英語には詳しくない(実際すぐ意味は判らなかったそうだ)わけで、教師がどんな意味合いを含ませたとしても、辞書で調べた時に一般的にどういう意味になるかどうかが問題なのではないか。
自分の事を「黒い羊=厄介者」と称されて嬉しい人がいるだろうか?私は嫌だぞ。
たとえそれに励ましの意味が含まれていたとしてもである。
(この場合「黒い羊」が自分の事ではない他の人の事だ。と思う方が困難だろうし)
本当に励ましたいんだったら、普通に日本語で「がんばれ」って書けばいいのだ。