2006年09月
« 前の月    |    次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
アイコン画像やつん
焼きの肉 (2006年09月21日)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:yoko8
読者になる
Yapme!一覧
読者になる
焼きの肉 / 2006年09月21日(木)
今日の夕食は、何時も行っている焼肉屋。
誕生日月には、ワインボトルをもらえる良い店だ。
そう、貧乏であるがゆえに素敵なオプションがあると『良い店』って感覚になってしまうんですね、悲しいかな。

まあそんな貧乏臭い話は事は置いといてです。

その店を知る切欠なんですが、只々焼肉が食べたかった、そんな勢いでチャーリーをひたすら力強く漕ぎ続けて本町周辺を徘徊していたんです。
数件の焼肉屋を発見をしたものの、何だか胸に来るものが無い。いや、嗅覚にだ。
……。
ぶっちゃけると『値段が』です。

しかしながら、そう簡単に事が運ぶ事も無く、更に増してチャーリーの漕ぐスピードもやけくそUPだ。
入ってみたい焼肉屋が無いのなら他のお店に入れば良い。
そうは考えたものの、僕の口はもう既に焼肉の口になっていたんで、今更他のものに出来るわけが無かったんです。

するとどうだろう、鳥居を横切ったその場所にそれはあったんです。
ひっそりと、決して目立たなく、小さな看板が一枚あるだけ。
しかも地下にある。
看板の側にあるメニューも心なしか小さく感じられた。
高くてもここで良いや!見たいな感覚でメニューを見てみる。

素晴らしい、エクセレント、グレート!グレート!写真で見る限りは美味しそうなお肉、それと一緒に嗅覚も刺激しやがるし、何より値段が安い。そこが一番重要だった。
もう何も言うことは無い、ここで決まりだ。

寂しげな雑居ビルの薄暗い階段を降りながら、漂ってくる焼肉の臭いが更に脳を刺激するのを感じる。
降り終えると廊下の奥の方にその店がある。
廊下を進むにつれ、段々とその臭いが強烈に嗅覚を刺激する。
そして、そのお店の扉を開けた。

そんなお店に通って丁度一年。
今日は誕生日月だ。
いつものメニューをたのみ、その美味しさに感動する。
そして、僕が何を頼むのかをもう知っている店長に声をかける。誕生日月なんですよと。
すると店長は『ワイン……飲めませんでしたね。代わりに凄く美味しい焼肉を持ってきます。』そう言い残し厨房の奥へと消えていった。

なんだい、なんだい?凄く美味しい焼肉ってなんだい?
注文もしないのにメニューを見てしまった。
ひうち、サーロイン、と美味しそうな肉を想像してみせる。
味もよく分からないのにだ。

数分が経過し、店長がお肉を持って来た。
そのお肉は『いちぼう』というらしい。
見るからに美味しそうな霜をたずさえての登場だ。
どうやらその『いちぼう』はメニューに載せていないみたいなのだ。所謂、常連メニューである。
感激だ。メッチャ嬉しい訳でもないが、感激だ。

早速その霜降りのお肉を焼いてみる。
さあ焼けたかな、網方の焼き目が付き更に美味しそうに輝きだしたお肉を口の中に入れる。

ん?なんだい?
僕はまだ君を噛んでいないよ。
それがどうだい、力を入れて噛もうとすると解れるじゃないか。
良いのかい?そういう食べ方でよいのかい?

その霜を降った野郎は、それと同時にとろけだすんです。
嗚呼、なんて美味しいお肉なんだろう。
そのお肉の名は『いちぼう』。
 
   
Posted at 22:40 /  / この記事のURL
コメント(1)
P R
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
 
 
 Powered by yaplog!