夢の続きを見れんのか!?
誰かの夢ではない。あなたの夢である。
DREAM.1 -ライト級GP2008開幕戦-
遂に夢の続きが発進!
PRIDEに想いを馳せたファンの期待を背負って、旧PRIDEスタッフ及び一部ファイターと旧HERO'S(FEG)が大連立し新イベント"DREAM"がいよいよ動き出した。
正直、選手層は決して十分とは言えない。
しかし、旧PRIDEスタッフが作り出す空気感によりどのようなイベントに進化を遂げていくのか?という点では期待がもてる。
そこに十分な魅力が備わっていれば、有力選手が再集結してくる可能性もあるわけだし。
さてさて、どのようなイベントになったのか? 結果と感想でも!
オープニング
うわっ、人入ってねぇー!(試合が進むにつれて徐々に埋まったけど)
そんな中、始まったオープニング。
英雄(HERO'S)と誇り(PRIDE)がダンスする!ってな感じの煽りで夢の続きがスタート!
完全にPRIDEを踏襲した流れ。
特に選手紹介の時はPRIDE出身の選手には大歓声がおくられ、HERO'S出身の選手にはノーリアクションという極端な2極化が見られた。
見に来てるのはPRIDEファンだらけってことか。HERO'Sファンって・・・
オープニングマッチ
◯ミノワマンvsイ・グァンボム× 1R1:25 膝十字固め
夢の続きの幕開けを飾るは超人ミノワマン!
煽りVはさすが佐藤D! ミノワマンのイジリ方をわかってらっしゃる♪
入場時もステージを両端まで歩くなどしてたっぷりと時間をかけ、タメルだけタメていつものミノワ節で颯爽と登場。
試合は、まぁこんなデブに負けるわけはないわな。
ウエルター級ワンマッチ
◯桜井“マッハ”速人vs門馬秀貴× 1R1:12KO
マッハが門馬に負けるわけない。
しかし、マッハがDREAMのリングを選んだのはいいけど相手がいない気が・・・
ライト級GP一回戦
×朴光哲vsヨアキム・ハンセン◯ 2R判定3-0
北欧の処刑人ヨアキム・ハンセン降臨!
相手はKIDの側近、朴。
いや〜、久しぶりに強いハンセンを見た気がする。
特にグラウンドでの翻弄ぶりが目をひいた。
技術論のある試合で面白かった♪
ライト級GP一回戦
◯宮田和幸vsルイス・ブスカペ× 1R7:37 チョーク
これはマッチメイクミス。
つまらない試合をする者同士を組み合わせたら、つまらなくなるのは必然。
さらには宮田弱過ぎで、全く興味が沸かずに眠くなる。
ライト級GP一回戦
◯永田克彦vsアルトゥール・ウマハノフ× 2R判定3-0
この煽りVは秀逸過ぎ!!
主役のはずの永田さん弟を差し置いて、お兄ちゃんの永田さんの方を大フューチャー

さすが佐藤D、PRIDEファンの心理をわかってるね!
試合の方は心底つまらなかった。完全にマッチメイクミス。
最後に兄弟揃い踏みでの敬礼ポーズが見れたのがせめてもの救いかな。
ライト級GP一回戦
◯石田光洋vsチョン・ブギョン× 2R判定3-0
これもマッチメイクミス。
チョン・ブギョンみたいに寝技で固めに入る選手が相手になったために、無尽蔵のスタミナで動き回る石田君の良さが全て消されてしまった。
スゴく眠くなった。
〜休憩〜
山本"KID"徳郁ご挨拶
トイレに行ってる間になんかやってた。興味ないからどうでもいいっす。
次回ミドル級GP参戦選手紹介
これは・・・ヒドい・・・
出てきた選手が、秋山、大山、金、船木、ユン・ドンシク、桜庭って・・・
このロートルメンバーで夢の続きを見ろと?
次回を期待しろと?
ふざけるのもほどほどにしてもらいたい。
ヘビー級ワンマッチ
◯ミルコ・クロコップvs水野竜也× 1R0:56KO
入場時の盛り上がりからして一味違う、さすがミルコ!
相手は無名な選手だけに、試合も当然のように秒殺KO。
伝家の宝刀"左ハイキック"を出す事もなく余裕の勝利。
ヘビー級はやっぱ迫力があっていいね。
ほんと顔見せに終わった感はあるけど・・・ヒリヒリ感は皆無。
ライト級GP一回戦
×アンドレ・ジダvsエディ・アルバレス◯ 1R6:47 TKO
アルバレス強ぇーーー!!
このGPではカルバン同様に頭一つ抜けて強いかも。
殴り者ジダを圧倒し完勝。
特にスタンドでの打撃、またポジショニングを中心としたレスリングテクニック、それとパウンドでの極めの強さが目をひいた。
ライト級GP一回戦
◯川尻達也vsブラックマンバ× 2R判定3-0
"試合やらせてください!"切なる想いを胸に秘めて過ごした2007年の川尻。
大晦日に復活を果たし、今回は遂に地上波にも登場で気合い入りまくり!
どんなクラッシャーぶりを見せてくれるのかと思いきや・・・ 何がやりたいんだコラー!!
クラッシャーの異名を表す得意のパウンドを落とす事もなく、上四方の体勢に入っても何をやるわけでもなく・・・
ファイターとしての色気を地上波で爆発させてくれることを期待していただけにスゴくガッカリした。
ライト級GP一回戦
△青木真也vsJ.Z.カルバン△ 後頭部への肘攻撃によりノーコンテスト
この煽りVもこれまた秀逸。佐藤Dはやっぱやりおるね。
青木はいつもどおりバカサバイバーに乗って気合い十分の入場、対するカルバンは無駄に時間をかけて入場。(つまらない試合が続いてたのでちょっとイラッとした)
大晦日のやれんのか!で流れた大一番。
まさにPRIDEvsHERO'Sを象徴するカードである。
大爆発を期待したが・・・何と何とカルバンの肘打ちが偶然、反則となる後頭部へ入ってしまい青木悶絶。
青木の腕に痺れの症状が表れ、試合続行不可能に。
この新イベントの大事な船出式の大トリがノーコンテスト裁定になるという異常事態となった。
それしても青木は本当についてない・・・
俺の所感
一言でいうと、最高につまらない近年稀に見るズンドコ興行。
これで夢の続きなんか見れるかよ!

HERO'S系の選手が多かったこともあり技術論の薄い試合は多いし、期待したPRIDE勢も全く結果を残せなかった。
これは選手だけの問題ではなく、選手の良さを生かすようなマッチメイクができなかった興行主側にも多分に問題があると思う。
世界最強を決めるGPとはお笑い草もいいとこだ。
特にミドル級GPのメンツは何だよ? あのメンツで世界最強だぁ? ふざけるなと言いたい。
こんなんだったら二度と見に行かない。
昨年末のやれんのか!が本当に最後の夢舞台だったのかもしれない。
戦極のオープニングでDREAMにケンカを売るような謳い文句として、"まだ夢を見ているのか?"っていう言葉があって夢見て何が悪い!と思ってたけど、いやスマン、仰る通りかもしれん。
もう、PRIDEという過去の残像に夢を見るのは止めた方がいいかも。
もはや、選手はほとんどが残ってなくて、ミルコとかいるけど見合う相手もいない。
十分な選手がいない中で、PRIDEの世界最高峰という唯一無二の世界感をHERO'S選手勢を中心に演出しようとしてるんだから、そりゃ無理があるわ。
旧PRIDEの演出スタッフ陣という強力なウェポンを得たとはいえ、一番大事なリング上の闘いが空洞化してしまってる。
まだ戦極の方が現実的に楽しめるイベントかもしれない。
あと、気になってたTBSでの放送。
まだ早送りでしか見てないからよくわからんけど、雰囲気的には今までのHERO'Sの放送内容とは違って、佐藤Dの秀逸な煽りVの効果もあってかなり見れるものになってたっぽいね。
むしろTVだけ見るとちょっと面白い感じに編集されてたかも。
今までのTBSスタッフ陣がいかにダメだったかってのを物語ってる気がした。
煽りVの効果ってやっぱデカイね。
総括すると期待感が大きかっただけに、今回の興行内容にはヒドくガッカリした。
同じようにガッカリしたファンは多いと思う。
停滞していた日本格闘技界の起爆剤として期待が高まっていただけに、この反動がどう出るか?
少なくとも俺は興味をなくした。
これを機会に格闘技に見切りをつける人が出てしまうのではないかという懸念が多分にあると思う。特にコアなファンほど。
今回の興行失敗は日本格闘技界及びファンに大きなダメージを残したと思う。