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“ネット世代”の現場が介護の未来を開く / 2010年06月24日(木)
 現場の声をインターネットで共有し、10年後に介護を輝く職場に改革する―。そんな試みを、介護従事者の有志らが進めている。9月に現場の悩みと解決策の事例集を掲載するサイトを立ち上げ、来年2月に「NPO法人もんじゅ」を設立する計画だ。ブログや携帯電話など、ネットを活用した情報発信と共有の強みを知る“ネット世代”が中心となり、介護従事者の職場改善を目指す。発案者で小規模多機能型居宅介護「ユアハウス弥生」の飯塚裕久所長に聞いた。

―「NPO法人もんじゅ」とは何か。

 介護の現場にある悩みと解決策を収集する活動と、そのデータベースを共有するためのプラットフォームを運営する法人にする計画だ。悩みと解決策などの事例は、基本フォーマットで統一する。悩みがある介護従事者に、別の施設や事業所の管理職や先輩が会って解決策を引き出し、その事例を蓄積する。新設するサイトを通じて、データベースは誰でも閲覧できるようにする。

 運営は年間2万円の会費で賄う。既に約50人の介護関係者が会員になる意向を示している。データは1000件集まればかなりの存在感となり、1万件あれば介護従事者の悩みを解決する辞書になる。まずはこの活動を全国に広め、データベースを整備。3年後には優秀な介護従事者を表彰し、賞金100万円を授与するなどの全国大会を開きたい。

―なぜ、情報共有のプラットフォームが必要なのか。

 介護従事者の成長を加速させるためだ。10年以上この仕事を続ければ、一定のノウハウは得られる。ただ、若い介護従事者は右も左も分からず、身近で欲しい情報を得られないと、活躍の場や表現する言葉を持てない。結果、ストレスをため続け、せっかくのやる気がそがれる。

 後進の成長を早めるオープンな情報共有の仕組みができれば、現場はポジティブサイクルに入り、ストレスのない仕事に向けて前進できる。これまでもこうした草の根の勉強会などの活動は全国的にあったが、そこでの知を共有、蓄積して広く発信できるプラットフォームはなかった。

―介護従事者の悩みを、別の施設や事業所の管理職や先輩が聞くのはなぜか。

 「斜めの関係」が最も建設的な議論につながるためだ。「縦の関係」にある同じ職場の先輩や上司は、若い人の悩みやアイデアを損得勘定抜きに聞くことは難しい。それが直接的な利害関係のない「横の関係」にある別の職場の人であれば、きちんと話を聞き、問題解決に向かいやすい。話を聞くのは別の職場の管理職や先輩を想定しているため、これを「斜めの関係」と呼んでいる。

 また、相談者が2つ以上の意見を聞ける最小単位の3人体制にもこだわっており、これであれば集まるための時間調整もしやすい。

―日常の人間関係を超え、広い交流関係の中で情報共有し、それをさまざまな問題解決につなげる発想は、ネットの文化に似ている。飯塚所長は1975年生まれの“ネット世代”だ。

 確かに、オープンで直接民主主義的なネット文化の影響を受けた一面はあるかもしれない。活動の原点は、現場の声を“上”に届けて、少しでも介護の職場を改善したいところにある。

 職場や業界を変えるには、現場の声を代弁して変革を起こせる存在の協力や、こうした代弁者を動かす根回しや政治活動が必要だ。ただ、介護は職場としても業界としても、まだ未成熟で、上司や所長、地域や国を動かす実力者に現場の声を届けることは難しい。しかし、ブログやツイッターなどのネット活用で、今や働き方や民主主義の在り方、政治の仕組みまでが変わろうとしている。現場の声は、ぐっと広まりやすい環境になりつつある。

 この流れに乗り、現場の声が抜け落ちたトップダウンに悩む介護の職場を、現場の声をかき集めたボトムアップで変えていきたい。時間はかかるだろう。ただ、この活動を10年続ければ、後進が輝ける職場に変わる一助となると信じている。


【6月24日17時59分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000000-cbn-soci
 
   
Posted at 18:57/ この記事のURL
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