23コンクリの段々

July 04 [Thu], 2013, 15:07

コンクリの段々を上がつて高いホームに電車を待つてゐると、まぶしく明るい灯の港である。むかし在原の業平が河原の左大臣の家を訪ねると「みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに」の歌を詠んだこの左大臣は塩釜の土地の景色を庭に作つてゐた。ニューバランス 1500業平はその庭を見て「塩釜にいつか来にけむ朝なぎに釣りする舟はここに寄らなむ」と一首の歌を詠んで家のあるじに敬意を表したといふ話である。その河原の左大臣源融
みなもとのとほるニューバランス 574
はわかい時分に陸奥の按察使
あぜち
として行かれた土地の中でも、ニューバランス1400この港の景色を殊に恋しく思ひ出されてその豪しやな河原の院の庭を作つたのであらう。広い池には毎月三十石の潮を難波から汲み運ばせ、魚や貝類を住ませ、ニューバランス996塩釜を作つて汐をやかせたといふほどの心の入れ方であつた。ニューバランス スニーカー レディースその頃のこの港はどんなに明るくどんなに寂しく、漁師たちの小舟がのどかに出入りしてゐたことであらう。塩をやく煙もうすく見えてゐたらう。さう思つて私はこの賑やかな港を見てゐた。
 この日あるき廻つて少しくたびれたのでその後二三日は遠くへは出ずにゐた。ニューバランス スニーカー




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