ストーカー女part3 完結編

April 07 [Sat], 2012, 18:30
その旦那というのが曲者で、華奢な身体つきで外面はいいものの、家に帰ると些細なことでキレまくり、彼女に対し殴る蹴るの暴行を加えるらしい。
そんな彼女を不憫に思い、慰みの言葉や離婚のアドバイスをしたことを覚えている。
その日俺達は自然の流れで結ばれた。
もちろん大洪水だったが、この辺は割愛するよ笑ゴメンね、あやのちゃんまあ、その日は車で彼女を家に送り届けたんだ。
後日、彼女に誘われまた食事をすることになった。
食事中も普通に話は盛り上がり、そろそろ帰ろうかと車通勤をしていたので家まで送ることにしたんだ。
おもむろに車中で彼女にこう切り出された。
彼女うちに寄ってかない俺え、いや、いいよ帰るよ彼女お願いだから寄ってって切ない表情で俺に訴えかける。
俺いや、旦那さんと住んでる部屋には入れないって焦る俺。
彼女旦那はいつも帰りが夜中だから大丈夫お願いこんな問答が続き、じゃあ五分だけだよ。
お茶飲んだら帰るねということで部屋にあがることになった。
マンションに入ると、彼女の几帳面な性格が窺える。
部屋は整然としており、荒れ狂う旦那がいる部屋とは思えないのだ。
俺にこれを飲んでてねと紅茶を差し出すと彼女は奥の部屋に消えていった。
落ち着かない。
部屋に貼られたポスターや、小物に目をやるが最高潮に落ち着かない。
彼女は何やら奥の部屋でガサゴソやっている。
こんな時に旦那が突然帰ってきて鉢合わせしたらどうしよう。
誰だお前はと殴りかかってきたら、オメーか暴力亭主はと応戦するのか、。
その場で対峙しないことにはわからんとにかく落ち着かない俺は紅茶を一気に飲み干し彼女に声を掛けた。
明日も仕事だしもう帰るねーちょっと待ってバタンバタン激しい音が部屋から聞こえてくる。
いや、マジで帰るねー玄関で靴を履きかけたその時彼女が部屋から飛び出してきた。
ちょっと待ってってば血相を変えて飛び出してきた彼女はでっかいバックを引きずっている。
並々なら不安を感じた俺は、紅茶ご馳走さまと言い残し部屋を出た。
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイなんだあれ車まで小走りで行き、すかさずエンジンをかけた。
とその瞬間、バンバンバンバン猛烈に運転手側の窓を叩く彼女の姿が窓を少し開け、何どうしたの聞くと私も連れて行っていや、ほら明日仕事だしとんちんかんな受け答えをする俺。
お願い私を連れて逃げておいおいマジか恐ろしくなった俺はそれは無理だって本当にゴメン一回家に帰って頭冷やしてとなだめた。
もう貴方が好きなの貴方しかいないの貴方とずっといたいの今度は助手席に回りドアブをガチャガチャやりだした。
俺はまだ恋愛感情を抱いてないよな三回会っただけだよなあ、一回はエチしたなまだ付き合ってもないよなってか既婚者だし付き合うこともないか色んなことが頭を駆け巡り混乱した。
とにかくこの場を離れないとと結テけた俺は車をゆっくり発車させた。
待って彼女はなんとボンネットに飛び乗ってきた。
おいおい勘弁してくれー西武警察じゃないんだから彼女は必死の形相、いや般若のような形相で行かないでーと叫びながらボンネットにしがみついている。
これ、振り落としたらマズイ車を停車させ、彼女をなだめた。
危ないから冷静になりなよ俺は再度車に乗り込み発車させた。
なんと彼女は助手レーティングエージェント席側のドアブをガチャガチャしながら並走してきた300メートルは走ったのではないか。
もう勘弁してくれーこの時の俺は半べそになっていたと思う。
ようやく諦めてドアブから手を離した彼女をバックミラーで確認すると、道路の真ん中で肩で息を切らし、こちらを凝視していた。
もしかしたら何か叫んでいたのかもしれない。
俺は武者震いを繰り返しながら家路に着いた。
不思議なことに、この後の彼女との記憶がほとんどない。
うろ覚えだが、彼女はこの件のあと、数ヵ月は勤務して退職した気がする。
風の噂ではその後晴れて離婚したとか。
勘違いしないで欲しいが彼女は何も悪くない。
悪いのは、精嵩Iに参っていた彼女に軽はずみに声を掛け、軽はずみな行動をした、この俺なのですから。
バ長い割にはつまらんかったかなもう1つ別のコバージョンもあるんだ。
リクエストがあればいつか書きまーす
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