エレクトーン!! 

April 19 [Sat], 2008, 23:34

今日は新横浜と綱島の間に先月オープンしたショッピングモール、トレッサ横浜で、
エレクトーンのデモンストレーター、小林武さんとのデュオライブだった。
エレクトーンの販促イベントの一環なのだが、これがなかなか燃えた。
僕はヤマハ音楽教室で育ったので、
何を隠そう、人生で一番最初に携わった楽器がエレクトーンなのだ。
練習を全くしなかったので、当然弾けるようにはならなかったが、
それでもエレクトーンと言う楽器に対しては特別な思いがある。
僕の習っていた時代は、なんだか分からないレバーとボタンがいっぱい付いていて、
どこをどう触っていいかも分からなかったが、未来を感じさせる楽器だった。
まだフロッピーすら搭載されておらず、音色も貧相だったに違いないが。
それが今や液晶タッチパネル搭載、USBフラッシュメモリ対応である。
ホントにあの頃は想像もできなかった未来にいるんだな、と思った。
そんな楽器を僕は全く操れるようにはなれなかったので、
きちんと弾く事が出来る人見るとホントに尊敬する。
譜面を見て、プログラムの操作をしながら両手と両足ではリアルタイムに演奏をしているのだ。
譜面をめくる事もしないといけないし。
いやあ、すごい。僕なんか吹いて指をぱたぱたしてるだけだもんなぁ。出す音は1個だけだし。

しかし、もともとどんなジャンルの曲でも一人で再現できる事を売りにしてきたこの楽器が、
最近、違う楽器と一緒に演奏するのも出来るよ、って方向へシフトしてきているらしい。
楽器として岐路に立たされていると言う事だろう。
この先の未来も生き残っていく為には、何か他の楽器の再現や代役をする事ではなく、
エレクトーンと言う楽器にしか出来ない事、出せない音を確立していく必要があると思う。
その為には楽器のシステム、それに演奏法の両面に何か革命的な変化をもたらさなければいけないだろう。
まだまだ可能性は無限に秘めた楽器なので、
これからもたくさんの子供たちに未来を見せて続けてくれる事を祈りたい。

個人的に一緒に演奏するのはすごく楽しいので、また機会があればいいなぁ。
エレクトーンを盛り上げる為に一役買う事が出来れば嬉しいし。

カレー屋にて 

November 26 [Mon], 2007, 0:18
先日、東京ミシュランの格付けが発表され、8店もの三ツ星が認定された、と話題になった。
発表の翌日から各店とも電話が鳴りっぱなしで、あっと言う間に来年まで予約で埋まったそうだ。
まさにグルメ大国日本である。
このミシュランの格付けというのは味はもちろん、サービスも超一流でないと星がもらえないらしい。
ま、値段に関してはあまり考慮に入らないようだが・・・。
しかし、一般的にはそうそうバランスのとれた店はみつからない、というのが現実だ。

この間、地元にある、おそらくチェーンだと思われるカレー屋に初めて入った。
15時頃のちょうど中途半端な時間だったので、ほかに客はいなかった。
「いらっしゃいませ」
僕が店に入ると、すごく感じのいい男性店員が柔らかな笑顔で僕を迎えてくれた。
威勢がいいというのとは違い、攻撃的なところがいっさいなく、
本当に心からお迎えしている、といった感じで、なんというか、安らぎをあたえてくれるのだ。

席に案内され、メニューを眺めていると、お冷やと、福神漬け、そしてらっきょの入った入れ物を持ってきてくれた。
この店は福神漬けだけじゃなく、らっきょまでただで食べ放題なのだ。
福神漬け食べ放題な店は多いが、らっきょまで出してくれるところはあまりない。
僕はささやかな感動を覚えつつメニューをめくった。
「お店で手作り、ジューシーカツカレー」・・・650円。
・・・や、安い!!
迷うことなくこれに決め、先ほどの店員に注文した。
すると・・・
「あちらにサービスのスープがございますので、ご自由にお召し上がり下さい」
えっ!?スープ?
福神漬け、らっきょ、その上スープまで!?
もちろん、スープと言っても、コンソメスープに申し訳程度に具が浮いていて、
それに乾燥パセリを自由にふれる様になっているだけのものだ。
しかし、その心意気。
カレーにスープは必要か、と議論が分かれるところだと思うが、
いや、実際会議でももめたに違いないが、
ないよりあった方がいい。
何よりも、そこまで用意してくれていること自体が嬉しい。

僕が幸せに浸りながらスープをいただいていると、新しい客が入ってきた。
その時店員は彼一人しかいなかったようで、僕のカツカレーを調理しながら、接客に出てきた。
そして僕の時と全く同じように柔らかな物腰で、丁寧に席に通し、福神漬けとらっきょを運び、再び厨房へと消えた。
忙しい時間ではないにせよ、調理中でも変わらぬ彼の接客姿勢にさらに感動を覚えた。

「お待たせしました」と、その彼が僕のカツカレーを運んできたとき、さらなる感動が僕を襲った。
なんだ!?このバカでかいカツは!!
ご飯とルーの境界線上に、皿の端から端まで一枚のカツがのっているのだ。
僕はすぐにでもかぶりつきたい気持ちを必死で押さえ、
福神漬けとらっきょを皿の端にたっぷりと盛り、
スプーンをとった。
・・・どこから食べればいいんだろう。
とにかくカツをどけない事には、カレーとライスを同時にすくえないのだ。
よし、こうなったら、カツから食ってやる。
横に長いって事はどうせハムみたいに薄っぺらい肉が入っているだけだろう。
いや、もしかしたらホントにハムかもしれない。だって、安すぎるし。
そんな事を考えながらスプーンを口に運び、一口かじった。


に、肉だっっ!!


まぎれもなく豚肉が入っている。
しかも1cm近くの厚さだ。
なんて、なんていい店なんだ!!
もはや涙がこぼれそうになるのをこらえ、そのカツの残りをかみしめた。

カツの一切れがなくなったことでようやく姿を現したその境界線をしばし見つめながら、僕は考えた。
ライスとルーの見事なハーモニー。
それを口にしたとき、今度こそ感動の涙をこらえきれるだろうか。
いや、人目もはばからず泣こう!この店の心意気、それに賞賛と感謝の涙を捧げよう!!
そう意を決してカレーライスを口に運んだ。


ん?あじ・・・

あじが・・・


・・・・な・い?


正確に言うと、うまみとかコクと言ったものがいっさいないのだ。
あるのは、ほんの少しの塩味と、やや強めの酸味。
何かの間違いかと、もう2、3口食べてみたが、やはり味がない。
テーブルに置いてあったソースを入れてささやかな抵抗を試みたが、
酸味がさらに強調されて、よけいに悪い状態になっただけだった。

頂点に達する寸前で宙に投げ出された僕の感動は、行き場のないままふわふわと漂っていた。
いっそのことマズければ、それは僕に落胆とか、憤りとかいった新たな感情をもたらすのだろうが、
「マズい」と感じさせるような不快な味すらしないのだ。
ただただ「おいしくない」だけなのだ。
これではいい印象はもちろん、悪い印象も持てない。

それから僕は、その「おいしくない」カレーを食べながら考え続けた。
僕はまたこの店に来るんだろうか。
店員の接客も、サービスも、値段も、最高だと思う。
ただ、カレーがおいしくないだけだ。
またこのカレーを食べたいとは思わないが、このお店に来たくないとも思わない。
逆に、料理は最高でも、店員が最悪で、値段もばか高い店もたくさんある。
その場合は二度とこんな店来るもんか、と思いつつもまたあの料理を食べたいと思う。
そのどちらかに行かなければいけないとすると、
僕はどっちを選ぶだろう?

答えは出なかった。
会計を済ませて店と出るときの
「またお願いしますね」
という彼の言葉が痛かった。

サービスの向上と質の追求の両立はどこの世界でも難しい。
ミュージシャンでもどちらかに偏ってしまって、
結局中途半端で終わってしまう人のなんと多いことか。

僕は三ツ星が欲しい。
そういうミュージシャンになろうと思う。


僕はまたあの店に行くのだろうか・・・。


MVP 

November 05 [Mon], 2007, 2:17
ついに中村紀洋の苦労が報われる時が来た。
本人にとってこんなにうれしい事はなかっただろうと思う。
だいたい彼はもともとあんな苦労をする必要がある選手ではない。
パリーグの最高年俸選手だった事もある彼が、
球界再編騒動の犠牲になって選手生命の危機に立たされ、
そこから必死であがいてようやく支配下選手にたどり着き、
年俸600万で、チームを日本一に導いて、自分もMVPの称号を得たのだ。

あのお立ち台での涙には本当に胸を熱くさせられた。
最近何かと物議をかもしているが、スポーツとは元来こうあるべきなのだ。
熱い思いのこもったプレーには本当に感動させられる。
そこに、何の飾りもいらないのだ。
それは音楽にだって通じる事だ。
僕は彼の様なプレーがしたい、しなきゃいけない、と改めて思い知らされた。
そしたらなんだか、やる気とか、元気とか、勇気とか、
そんな色んなものが体の中から湧いてきた気がした。

よーし、がんばるぞー!

中村選手、ありがとー、おめでとー!!

今月のライブ総括 

October 25 [Thu], 2007, 1:57
不覚にも前の投稿から20日もたってしまった・・・。
もはやサボり始めたみたいだ。気を引き締め直してしっかり更新していこう。
という訳で、とりあえず今月のライブの感想でも。

今月はとにかくビッグバンドだらけだった。
元々ビッグバンドはほとんどやった事がないし、あんまり聴かないので、いろいろ新しい事の連続だった。
普段のライブではいつも主役なので、僕がバンドを引っ張っていって音楽を作っていく事が多い。
しかも殆どがアドリブなので、本当にその場その場の空気次第でどうなるか分からない。
その空気をまず最初に提示するのが僕で、その流れをみんなで読み取って音楽としてまとめあげていく、
という感じだ。
ビッグバンドの場合、まず楽譜がある。
アドリブのソロももちろんあるのだが、曲の一部であって、それが主要素ではない。
それに、自分の役回りをしっかり理解して、周りとのバランスを常に考えながら演奏しなければならない。
とにかく、普段やってる事とは全く違うのだ。
最初は全く感覚がつかめなくて非常に苦労したが、徐々に分かってきた気がする。
それでもやはりものすごく気を張って演奏しているようで、普段の倍以上疲れる。
ジャズを演奏し始めて10年、いろんな事をやってきたが、
まだまだ勉強しなきゃいけない事が残ってるなぁ・・・。
人間死ぬまで勉強だな、と改めて思った一ヶ月でしたとさ。

みそかつ 

October 03 [Wed], 2007, 12:19
名古屋に来たなら何か名物を食べとかないと、
というわけで、最後にみそかつ、食べちゃいました。
みそかつ丼だったらご飯の上にキャベツのっちゃうので、定食に。
名古屋の食べ物はだいたい味濃いのでのど乾くんだけど、
うまかった。

よーし、これで今日も頑張れる。

初名古屋 

October 03 [Wed], 2007, 9:33
昨日からビッグバンオーケストラの関西ツアーに来ている。
ま、関西といえども一発目は名古屋。
名古屋は何度か来たことがあるのだが、演奏するのは今回が初めてだった。
スターアイズは名古屋の住宅街の入り口にある。
演奏前に時間があったのであたりを散策してみると、
坂の高級住宅地といった感じで、
ちょっと神戸にも似た雰囲気で何となく懐かしい感じがした。

ビックバンドでの演奏は僕にとってはアウェーなので、
いつも非常に緊張する。
でも周り中いろんな音に包まれて演奏するのは気持ちいい。
ま、僕自身はかなり必死なのだが(笑)。

今日は大阪!
ほぼ地元なので、さらに気合い入れて頑張るぞー!!
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サックスプレイヤー。
日々感じた事を、
音楽にとどまらず、種々雑多に、
気の向くままにつづっていくので、
お気軽にご覧ください。
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