プロジェリア症候群

March 22 [Mon], 2010, 18:32






定義


ハッチンソンが初めて臨床報告し、その後ギルフォードによりギリシャ語の「早すぎる老化」に由来する「プロジェリア (Progeria)」 を冠して命名された。 一般的には、プロジェリア症候群(プロジェリアしょうこうぐん Progeria Syndrome)ないしプロジェリアProgeria)の通称で、広く知られている。


概念


新生児期ないし幼年期に好発して、全身の老化が異常に進行する早老症疾患である。ウェルナー症候群とともに主要な早老症のひとつとされ、発生頻度が低い症例ではあるものの、人体の老化のメカニズム解明へのカギを持つ症例と目されることが多く、研究対象となることは多い。


病因


2003年には本症の原因遺伝子が特定され、患者のヒト1番染色体上にあるラミンA (LMNA) 遺伝子の異常により正常遺伝子と比較して構成塩基が1個入れ替わっており、核膜に異常を来たし、老化の促進を引き起こす最も大きな要因となることが病因であると判明した。


また、かつて本症が知られるようになった当初は、遺伝的な常染色体劣性遺伝による疾患と考えられていたが、疫学上ほとんどの症例は散発的で家族内発症がほとんど認められていないことなどから、現在では根本的な病因として突然変異性の強い染色体異常が疑われ、遺伝様式は明確ではないとされている。ただし、レハナとイクラムのカーン兄弟(インド)のように、兄弟で発症する例も少ないながらも存在する。


本症例では、尿中ヒアルロン酸濃度が正常域の20?30倍であることが知られているが、ヒアルロン酸は筋肉、皮膚、血管壁の維持に必要なグルコサミノグリカンの代謝物であることから、これらの代謝異常が発症に直接関与する可能性が示唆されている。また、細胞周期を調節するテロメアの活動性の異常や、成長ホルモンの異常が病態に関与する可能性も指摘されている。


病態


身長、体重の発育が乏しく、強皮症・禿頭などの皮膚老化、頭髪形成不良・脱毛、骨格・歯の形成不良をもたらす。


外形的には頭頂部大泉門の閉鎖不全を起こし総じて小人症様となり、頭部が大きく見え、頭禿、眉毛・睫の失毛、皮膚の多皺・萎縮し、鼻部の細いカギ鼻化などの特徴的な容貌を呈する。しかし神経器ならびに脳機能は正常に機能・成長するため認知症等の症状は出ず、体格の老化進行と正常な精神発達との乖離がはなはだしい。


老化の進行は甚だしく、本症患者の1年間の老化が、健常者の10年間以上に相当するといわれている。


症状が進むと、皮膚の老化、高コレステロール血症、動脈硬化の亢進、糖尿病、骨粗鬆症、老年性の白内障、網膜の萎縮、白髪、脱毛、などの早老変性が顕著となる。


特に動脈硬化による血管障害の進行が早いため、心機能障害や脳血管障害などの重大な循環器系疾患を極めて好発しやすく、平均寿命を著しく低下させている。


疫学


新生児において約400万人に1人、幼児期を通じて約900万人に1人の頻度で発症するとされている。生後6か月?24か月に好発するとされ、発症の男女比は1.5対1と男児に多い。


発症頻度の97%は白色人種とされてきたが、これは同症の研究が進んだ北米地域における臨床例が多いためと見られ、現在では実際のプロジェリア発症は人種や性別に影響を受けずに存在するとする説が有力である。


本症は重篤な心機能障害や脳血管障害を招きやすく、平均寿命は約13年である。


現在までに146症例が確認されており、現存する患者は約40名である。根本的な治療法は認められていない。


著名な患者



  • アシュリー・ヘギ :カナダアルバータ州

  • ザキャリー・ムーア :米国ミネソタ州

  • 洋洋 :中国吉林省

  • カーン兄弟(レハナとイクラム):インド


本症を取り扱った作品


本症患者は、人格面においては本来人生において開豁な成長期・多感な思春期を通じての精神面の萌芽を持ちながら、体格面においては激しい老化を顕して早期に死に至るという悲劇性を持つために、「生」や「人生」に関するテーマを持つ様々なフィクションないしノンフィクションが著されている。

エッセイ



  • アシュリー ?All About Ashley? (アシュリー・ヘギ) 2006年2月14日 扶桑社 ISBN-10: 4594051146


小説



  • 4TEEN (石田衣良)


テレビドキュメンタリー番組



  • サイエンスミステリー それは運命か奇跡か!??DNAが解き明かす人間の真実と愛?(フジテレビ) - 上記エッセイの著者、アシュリー・へギの生き方を追っている。

  • 輝く命(III、IV)(テレビ東京) - 病名は同じだが、上記の人物とは違う子を取材している。


音楽



  • ROCK'A'TRENCH 「Every Sunday Afternoon」 - アシュリーの生きる姿に感動し、書かれた楽曲である。関西のFMラジオ局で絶大な人気を誇り、2008年8月20日にリリースされた。


脚注


外部リンク



  • プロジェリア研究基金 公式ホームページ


プロジェリア症候群

ウイルス性肝炎

March 22 [Mon], 2010, 18:32

ウイルス性肝炎(ウイルスせいかんえん)とは肝炎ウイルスが原因の肝臓の炎症性疾患のことを指す。


病態として、急性に発症する急性肝炎と肝の炎症が一定期間以上持続する慢性肝炎および急性肝炎の劇症化した劇症肝炎に分けられる。


肝炎を主症状として起こすものは以下のように○型肝炎と一般的に言われる。しかし、ウイルス肝炎を起こすウイルスは、これに限らず多種多様である。











主なウイルス肝炎の種類


その他、サイトメガロウイルス・EBウイルス・単純ヘルペスウイルス・風疹ウイルス・麻疹ウイルス・パルボウイルスなどのウイルスによって肝炎を起こすことがある。


総論


感染経路


B型肝炎ウイルスによって生じるB型肝炎と、C型肝炎ウイルスによって生じるC型肝炎が多い。B型肝炎の主な感染経路は血液媒介・親子(垂直)・性行為(水平)である。C型肝炎の主な感染経路はウイルスの混入した血液を介したもの(輸血や集団予防接種の注射針の回し射ち、刺青など)である。C型肝炎の性行為での感染、母子感染はまれであるとされている。殆どのC型肝炎感染者は医療行為が原因で感染したものと推測されている(上記の注射針が主因と考えられる)。


A型・E型は汚染された食べ物や水が感染経路である。すなわち食中毒の一種である。


症状



  • 急性肝炎:全身倦怠感、発熱、筋肉痛、黄疸、肝腫大、食思不振など。

  • 慢性肝炎:自覚症状に乏しい事が多い。B型、C型肝炎の場合、徐々に肝臓の繊維化が進み、肝硬変に至り肝癌が発生することがある。


検査



  • 血液検査

    • いずれの種類の肝炎でも、肝臓の傷害の程度をAST(=GOT)、ALT(=GPT)、ビリルビン、アルブミン値、ヘパプラスチンテスト、PT、aPTT、アンモニア、フィッシャー比、BTR、ICG15分値などで評価する。

    • A型肝炎ではHA抗体

    • B型肝炎ではIgM-HBc抗体、HBs抗原/抗体、HBe抗原/抗体、 HBV-DNA定量、HBVポリメラーゼ

    • C型肝炎ではHCV抗体、HCV-RNA定性/定量、HCV-Core抗原定量、HCVジェノタイプ などがある。





  • 画像診断では、エコー、CT、MRIなど



  • 肝生検


治療



  • 急性肝炎:安静などの保存的治療

  • 慢性肝炎:抗ウイルス療法など。

    • B型慢性肝炎においては原理的に根治療法は極めて難しく、また長く抗ウィルス療法も無かった。2000年末にエイズ(HIV)用に開発されたラミブジン(3TC、製品名ゼフィックス)が保険適用となり、最初のB型肝炎用抗ウィルス薬として発売された。これは、ウィルス(HBV)量を低減させ、肝機能を正常値以内まで下げる効果がある一方で、服用開始後2〜3年でラミブジン耐性ウィルスが発生しやすく、再び肝機能が悪化する例が少なくなかった(エイズでも見られるように、一般に抗ウィルス薬は単剤投与ではウィルスの自己防御作用による耐性株の発生を避けにくく、多剤投与によってこれを防ぐ場合が多い)。2006年初頭にアデフォビル(製品名ヘプセラ)が保険適用となり、これもウィルス(HBV)量を低減させる強い効果がある。当面は、B型慢性肝炎に対する治療としてはラミブジンとアデフォビルの複剤投与が主体となると考えられる。

    • エンテカビル(製品名バラクルード錠)2006年7月認可され、保険適応となった。この薬剤は単剤投与にてウィルス(HBV)量を低減させる強い効果がある。

    • C型慢性肝炎においてはインターフェロン(α or β)、PEG-インターフェロン、リバビリン+(インターフェロン or PEG-インターフェロン)といった治療法がある。ウイルス量・型、年齢、性別、貧血の程度などにより治療法を選択する。




予後



  • 急性肝炎:ほとんどの場合数カ月程度で症状はおさまる。まれに劇症化(劇症肝炎)することがある。炎症が持続し慢性化する事もある。

  • 慢性肝炎:肝硬変に移行する事がある。B型肝炎では免疫機構が確立する2〜3歳以前に感染した場合に慢性化{実際には母子感染による場合がほとんどである}し、それ以降の感染では急性B型肝炎を発症した後、抗体の生成によるウィルスの根絶により完治する。C型肝炎では慢性化することが多い。

  • 肝癌:B型肝炎では推定10%前後、C型肝炎では推定25%前後と高率に肝癌を発症する。

  • 腎合併症: B型肝炎ではセロコンバージョンの際、膜性腎症を合併することがある。C型肝炎ではクリオグロブリン血症を合併し、膜性増殖性腎炎を発症することがある。


トピックス


B型肝炎について


アメリカではB型肝炎の予防接種を受ける事が義務付けられている。垂直感染したB型肝炎ウイルスは感染者肝臓や血液中に長時間とどまり、キャリアとなる。キャリアの10〜20%は生涯のどこかの時期に慢性肝炎を発病するので、フォローアップが必要である。これは病気にしか保険適応がない一般医療機関の適応にはならないので、そのような機関としてキャリアクリニックがある(1985年より開設された北海道赤十字血液センター内のキャリアクリニックなど)。


薬害C型肝炎問題


ミドリ十字社(現田辺三菱製薬)が製造販売していたフィブリノゲン製剤の投与によるC型肝炎感染(フィブリノゲン問題)も、社会問題になっている(薬害肝炎)。米国では、食品医薬品局(FDA)が、B型肝炎感染の危険性があること及びフィブリノゲン製剤の臨床効果を評価するのは困難であり有効とされる適応症がほとんどないことを理由に、1977年12月、フィブリノゲンと同成分の製剤の製造承認を取り消していた。


日本でも、1979年には、一部の研究者がこうした事実を指摘していた(国立予防衛生研究所血液製剤部長の安田純一著「血液製剤」)。また、ミドリ十字社も、1978年1月に、FDAによるフィブリノゲン製剤の承認取消が掲載された米国連邦広報を入手し、社内で回覧していた。にもかかわらず、旧厚生省が初めて実態調査を指示して自主回収が始まったのは、青森県三沢市における肝炎の集団感染が発覚した1987年からであり、完全に回収されたのは実に10年間以上かかった。


関連項目



  • 鶏封入体肝炎

  • ヘルペスウイルス性肝炎

  • 猫伝染性腹膜炎

  • 犬伝染性肝炎


外部リンク



  • 肝炎メルクマニュアル家庭版, はじめに 137 章 肝炎


ウイルス性肝炎

食物アレルギー

March 22 [Mon], 2010, 18:32

食物アレルギー(しょくもつアレルギー)とは、特定の食品を飲食することで体内に取り込まれ、アレルギー状態が発生する免疫反応を言う。


食品によっては、アナフィラキシーショックを発生して命にかかわることもある(そばが有名)。日本では食品衛生法施行規則などにより特定原材料等として、表示の義務付けや推奨が規定されている。


乳幼児から幼児期にかけては食物アレルギーの主要な原因として鶏卵と牛乳がその半数以上を占める。青年期になるにつれて甲殻類が原因の事例が増え、牛乳が減る。成人期以降では、甲殻類、小麦、果物、魚介類といったものが主要なアレルギーの原因食品となる。











診断


食べた後にアレルギー反応と思われる症状があるだけでは、食物アレルギーとは診断することはできない。実際に食物アレルギーは酵素不全による不耐症や食品に含まれる物質の薬理作用による反応と混同されることが多い。食物アレルギーには摂取後すぐに発症するT型アレルギーによるものと数時間以上経ってから症状が出現する非T型アレルギーによるものが存在する。


RAST、ブリックテストといった検査はT型アレルギーと考えられる症例に対してのみ使用する。これらの検査は偽陽性が多いので病歴から判断し、必要なもののみを検査する。またRASTの結果は食物抗原や患者の年齢によって、同じ値であっても臨床的な意義が異なる。例えば、乳児においては小麦でRAST陽性がでることは多いので、卵白低値陽性は小麦中程度陽性よりも臨床的な意義が高いと考えられる。


花粉症の季節に悪化する場合は口腔アレルギー症候群の可能性がある。特に成人の場合は可能性が高い。


治療


アナフィラキシーショックを起こした場合はアナフィラキシーショックの治療を行う。魚介類、ナッツ、ピーナッツ、ソバは重篤なアナフィラキシーを起こすことが多いことが知られている。また喘息の既往がある患者も重篤なアナフィラキシーを起こす可能性が高いといわれている。


治療は原因食物の除去が原則であるが、食物アレルギーの患者は小児に多く、厳しい除去食は栄養に悪影響を及ぼす恐れがある。原因が特定できなければアレルギー専門医の受診が望ましい。


食品に対する表示


日本


日本では食品衛生法施行規則により特定原材料として、表示の義務付けが規定されている。この特定原材料以外に表示の推奨が必要とされるものを含めて「特定原材料等」として扱われる。


表示はカタカナやひらがな表記のほか【 】内のような別名や、主原料の食品名(パン、うどん、マヨネーズなど)で表示されることがある。


食品衛生法施行規則により特定原材料として定義される。省令による品目。



  • 卵【玉子、マヨネーズなど】

  • 乳【牛乳、乳製品、チーズなど】

  • 小麦【パン、うどんなど】

  • そば - 日本そば

  • 落花生【ピーナッツ】

  • えび【海老フライ、エビ天ぷらなど】

  • かに【上海ガニ、松葉ガニなど】


えびとかには平成20年度に追加。


特定原材料等として表示が推奨されるもの。通知による品目。



  • あわび

  • いか

  • いくら

  • オレンジ

  • キウイフルーツ

  • 牛肉

  • くるみ



  • 大豆

  • 鶏肉

  • 豚肉

  • まつたけ(松茸)

  • もも(桃)

  • やまいも

  • りんご

  • バナナ

  • ゼラチン


食品衛生法には規定が無いものの、食物アレルギーを起こしやすいとされるもの。




  • ごま

  • キビ

  • ヒエ

  • じゃがいも

  • マンゴー

  • 上記以外の魚介類


関連項目



  • アレルギー

  • 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)

  • 口腔アレルギー症候群

  • ラテックスアレルギー

  • チョコレートアレルギー


参考文献



  • 食物アレルギーの診療の手引き2005』 厚生労働科学研究 (アレルギー情報センター)

  • レジデントのためのアレルギー疾患診療マニュアル ISBN 4260001450


外部リンク



  • アレルギー物質を含む食品に関する表示について(食企発第2号食監発第46号) (厚生労働省)

  • アレルギー物質を含む食品表示制度に関して(厚生労働省)


食物アレルギー

静脈・リンパ管のはたらきと病気

March 22 [Mon], 2010, 18:32
静脈・リンパ管のはたらきと病気

封入体結膜炎、トラコーマ

March 22 [Mon], 2010, 18:32
封入体結膜炎、トラコーマ

エルシニア・エンテロコリティカ感染症

March 22 [Mon], 2010, 18:32



原因


腸内細菌科Yersinia属に属するグラム陰性通性嫌気性桿菌であるYersinia enterocolitica感染を原因とする。本菌はほとんど全ての哺乳類、鳥類に感染する。


疫学


本菌は1939年にヒトの腸炎患者から初めて分離された。ヒトに対して病原性を示す株は豚、犬、猫に高頻度に分布し、直接あるいは食品を介して経口感染を起こす。低温でも増殖可能であるので冷蔵食品を汚染する恐れがある。


症状



  • ヒト


診断


ウイダール反応に準じた凝集反応により抗体を検出する。CIN寒天培地で赤色コロニーを形成する。


治療


アミノグリコシド系抗生物質が有効。


予防


食品の汚染防止。


関連項目



  • 食中毒

  • 仮性結核


参考文献



  • 高島郁夫、熊谷進編 『獣医公衆衛生学第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4830031980


外部リンク



  • 感染症の話 2003年第4週号(2002年1月20日?26日) 国立感染症研究所 感染症情報センター


エルシニア・エンテロコリティカ感染症

ラッサ熱

March 22 [Mon], 2010, 18:32

ラッサ熱(らっさねつ、Lassa fever)は病名。出血熱のひとつ。アレナウイルス科ラッサウイルスによる。マストミス(Mastomys natalensis,en:Natal Multimammate Mouse)とよばれる齧歯類が自然宿主である。感染者のおよそ80%が軽症であるが、約20%が重症となり致死率は感染者の1〜2%程度。毎年10万人以上が感染し、5000人程度が死亡している。妊婦は重症化し易く、胎内死亡、流早産を起こしやすい。





歴史


1969年、ナイジェリアのラッサ村にて最初の患者が発生。1970年代にウイルスが分離され、村名にちなんでラッサウイルスと命名された。


病原体


アレナウイルス科に属し1本鎖RNAをもつ。病原体を扱うにはP4レベルの施設で行う必要がある。


疫学


マストミスという齧歯類の動物が自然宿主。感染しているマストミスは症状を示さず、「排泄物」、「唾液中」に終生ウイルスを排出する。基本的に空気感染せず接触感染であるが、ヒトは咳などの飛沫感染により伝播し二次感染も起こるが、手肌の接触程度では感染しない。

症状


特異的な症状は示さない。徐々に進行し主な症状は発熱、頭痛、倦怠感、関節痛、咽頭痛、吐血、下血、粘膜出血など。脳炎症状を併発する場合もある。重症例ではショックに至り、ときに再燃がみられ、また回復後に知覚神経麻痺(代表は聴覚障害)・歩行失調がみられることがある。


診断


P4レベルの施設で、培養細胞を用いて咽頭ぬぐい物、血液、尿などからウイルスを分離。血液などの検体からPCR、ELISA、免疫抗体法などで遺伝子や抗体を検出する。鑑別診断は他のウイルス性出血熱、発熱性感染症の原因病原体の不検出。


治療


リバビリンを静注する。初回33mg/kg、ついで16mg/kgを6時間毎4日間、さらに8mg/kgを8時間毎3日間使用する。致死率を有意に低下させることが知られている。患者の退院は血液、尿からウイルスの非分離が条件となる。


法律


感染症法における1類感染症で、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る。検疫法における検疫感染症である。


脚注


外部リンク



  • 感染症の話 ラッサ熱 国立感染症研究所


厚生労働省検疫所



  • ラッサ熱

  • 感染症別情報 ラッサ熱


無エンベロープ: アデノウイルス科 - パピローマウイルス科 - ポリオーマウイルス科


ラッサ熱

クラミジア肺炎

March 22 [Mon], 2010, 18:32

クラミジア肺炎( - はいえん)は、主にChlamydophila pneumoniaeによる下気道感染症のこと。市中肺炎の中では、よく見られるもののひとつ。





症状


幼児に多く見られ、乾性咳嗽、発熱、嗄声を主訴とすることが多い。 膿性喀痰は見られない。


診断



  • 胸部X線写真

  • 胸部CT

  • 咽頭部擦過検体・喀痰PCR(日本では保険適用なし)


治療



  • 軽症例ではマクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系の内服

  • 中等症以上にはテトラサイクリン系抗菌薬の点滴静注。乳児、新生児にはテトラサイクリン禁忌(黄色歯牙を形成する)のため、エリスロマイシンの点滴静注。


関連リンク



  • 呼吸器学

  • マイコプラズマ


クラミジア肺炎

融解壊死

March 22 [Mon], 2010, 18:32

液化壊死(英: liquiefaction necrosis, liquefactive necrosis)とは組織や細胞の壊死において、壊死領域がタンパク質分解酵素の作用によって融解し液状化した状態。融解壊死とも呼ばれる。中枢神経系での液化壊死は軟化と呼ばれる。好中球は壊死組織を分解して自身も死滅する。その際に壊死領域に好中球が多量に浸潤した場合、好中球の死骸と液化壊死した組織が混合したものは膿と呼ばれる。



関連項目



  • 格子細胞


参考文献



  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104

  • 日本獣医病理学会編集 『動物病理学総論 第2版』 文永堂出版 2001年 ISBN 4830031832


融解壊死

メネトリエ病

March 22 [Mon], 2010, 18:31
メネトリエ病