楊家溝の村人の生活

May 28 [Mon], 2012, 15:07

ヤオトンで生活していると、まるで時間がゆっくり流れているような、自分たち以外には誰もいないような気分になりました。想像していたよりもこの場所が持つ空気に圧倒されつつ日々をすごしていたのですが….徐々に「他の人たちはどんな生活をしているだろうか」ということが気になってきました。
そこである日、おばあさんに連れられて夜の散歩に出かけることにしたのです。



そこで目にしたのは、まさしく本物の「麻雀」でした。
私たちは4人とも麻雀ができないので、日本のものと比べることができなかったのですが、日本の雀荘と比べて雰囲気も人も野性味にあふれていて、これぞ麻雀!という気がしました。それに日本の麻雀は数十分かけて一試合(一賭け)するものというイメージでしたが、楊家溝で行われていた麻雀はとてもテンポが速く、数分で勝ち負けが決まっていました。4人構成で行われていて、おそらくそのうちの3人は固定で、1人が客?のような感じで次々と入れ替わっていました。雀荘自体凄く狭かったのですが、時間が経つたびに人が増えてきて、最後にはぎゅうぎゅうの状態で鑑賞していました…….。後ろで見ている人も、あぁその手はダメだよ!とかあいつが勝つなぁ、とか大声で話していて、臨場感のある素敵な空間でした。あるおじいさんが「お前達は麻雀できないのか?」と聞いてこられて「誰もできないんです」と答えると、信じられない!みたいな顔をしていました。それほどここでは麻雀は誰もが大好きな娯楽で、あらゆる所に雀荘があります。
「小売部」という、日本でいうと駄菓子屋のような、ちょっとしたものが買える売店のようなものがいたるところにあるのですが、たいていその隣は雀荘になっています。子供達が駄菓子をほおばっている横で、大人達は真剣な顔で麻雀をしています。日本だとあり得ないことがここではあり得る、そのことが嬉しくて、見ていてワクワクしました。どこへいってもジャラジャラという音が止むことはありませんでした。


羊飼い
ある日、私たち4人はとても冒険的な気分になりました。とゆうのはおそらくずっとヤオトンに入り浸りの生活で体がアドレナリンを求めていたのかもしれません。「なにかしたいね。」とずっと話していたのですが、具体的に何をすればいいのかも思いつかず、、そんな時、ふと空を見上げれば周りは一面が段々畑。「これはもう登るしかない!」ということに。
しかしそこは予想していた以上の断崖絶壁で、全員意を決して勢いで登るしかなかったのです。「はぁはぁはぁ」「頑張れもうちょっと。はぁはぁはぁ」のような会話を繰り返してわずかな隙間を頼りにしていたその時、わたしたちの目の前に現れたのはなんと、、、大量の羊の群れでした。歩くスペースを失って全員わたわたしていた時、人影がうっすらと現れたのです。メシアが現れたときもきっとこんな感じだったのだろうな、と思わせるほどの貫禄。私たちは4人みな、シャッターを切らずにはいられませんでした。





その羊飼いのおじいさんが羊になにか合図したと思
うと、羊たちは一斉に道をあけ、私たちを通してくれ
ました。
さすがこれが玄人の業だなぁ〜と感動していると、羊飼いのおじいさんはニコリと笑って、私たちがあんなに怖がっていた断崖絶壁にぺたりと座り込んで、まるで「気をつけろよ」と言っているかのようでした。平地の方にはヤギ飼いのおじいさんもいて、楊家溝ならではの風景だなぁ、とみんなで感動していたのです。

(岩本)
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