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ジャズは敷居が高いのだ / 2012年11月01日(木)


何となくジャズは敷居が高い、と思って敬遠している人にこそ見て欲しい。
これを見て、うわー、やっぱりジャズってなんかムズカシそう、と思えば良いのだ。
そうだ、そう簡単にジャズの面白さなんてわかってたまるか。

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なんだなんだ、この途切れ途切れの音は。ピアノのオッサンは指を伸ばしきって、見たこともないようなアクションでピアノを弾いてる。鍵盤が熱いかのごとく、弾くたびに手を引っ込めてる。サックスの後ろで何やってんだ一体。サックスよりもそっちに目が行く。
あ、弾くのを止めて立ち上がって汗拭いてる。よろよろして、酔っぱらいか、そういえばオーバー着たままなのか、この格好。

ピアノソロになったみたいだ。なにこれ。ノリノリなのはわかるけどどこかヘン。時々指輪がねじれるのを直してる。外しとけって。
フレーズも合ってるのかどうかよくわからない。
相変わらず、鍵盤熱っ、みたいな。
だんだん飽きてきたみたいだ。
とうとう弾くのを止めて立ち上がっちゃった。
そんな急に弾くのを止められても周りは困るよな。ベースの人は途中から自分のソロだって気づいたみたいだ。

お、ドラムソロだ。よく見るとみんなどこか怪しげなオッサンたちだなあ。

ドラムソロが終わったと思ったら、見事にバッチリ全員が入った。
カッコいいぞ。

---

↑無茶苦茶な感想だが、そんなもんで良いのだ。
間違っても眉間にしわ寄せて深刻ぶって見てはいけない。
突っ込みどころを見つけて、大笑いしながらみるのが正しい鑑賞法。
その証拠に、カメラもサックスソロなのにピアニストの方を追っているではないか。

ピアノは、昨日も登場したモダンジャズの巨人、セロニアス・モンク。他に類を見ない音使いと作曲。
 
   
Posted at 22:04 / Jazz / この記事のURL
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Brake's Sake/Thelonious Monk / 2012年10月31日(水)
かのベートーベンは、八分音符3つと2分音符1つ、という極めて単純なモチーフで、かの交響曲第5番を書き上げた。
ジャジャジャジャーン、だ。



しかしこの動画を見ると、実にいろんなかたちでジャジャジャジャーンが出没しているというのが非常によく分かる。
印象的なのはこの第一楽章だが、もちろん全楽章を通じて手を変え品を変えジャジャジャジャーンは使われている。

小さなモチーフをふくらませて曲に仕上げるというのはクラシックにかぎらずどんなジャンルでも使える。

というわけで今日の一曲はこれ。
Thelonious MonkのBrake's Sake



タッタッタタだ。

とは言え、クラシックと違ってテーマはアドリブのための準備体操みたいな側面もあり、ほとんど膨らますこともない。
どうやって終わるのかと思ったら、結構適当。
めんどくさくなったような終わり方だ。

なんだかとらえどころのない曲だが、それもそのはず。コード進行が普通ではない。
形式はAABA32小節+4小節。AセクションはD69一発。サビはG7が2小節C7が2小節で、5小節目からはAbから2拍ずつ4度進行してDb,Gb,Bまで2小節。そこから何故かEb7-Ab7ときて半音降りたG7。
で、ドミナント進行でラストAのD69へいくのだが、ここで終わればKey in Dの曲となるはずが、このあとに4小節おまけが付き、ここはG6なのだ。
つまり最後に落ち着くのはト長調。しかし出だしはニ長調。
途中もあまり必然性があるとは思えない進行になっており、全体に人を喰ったような曲。

聞くよりやるほうが面白い曲かな。
逆かな。
 
   
Posted at 00:47 / Jazz / この記事のURL
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I Want More(Dexter Gordon) / 2012年10月30日(火)
昨日に続いてDexter Gordon。
ただしこちらは元曲はなくオリジナル。41歳の時の素晴らしい演奏。



全体にすこーし引きずるような実に心地よいレイドバック。このテンポでゆったり後ろに乗れるというのは相当なビート感に加えて、サイドがきちんと演奏していることが必須。下手するとフロントのレイドバックにサイドが引っ張られてベターっとした演奏になりがちなのだ。

イントロ8小節。テーマはABBABの40小節。AABAやABABといったごく一般的な32小節1コーラスのジャズの曲と比べるとちょっと変則だが、そんなにひねくれているわけではない。
...はずなのだが、何故かセッションでやるたびに迷子になりがちで困る。原因は割とはっきりしてて、Bをやってるときに次がAだったかもう1回Bだったかがわからなくなるから(Aの後は必ずBなのでそこは迷わない)。
その結果、コーラスの頭がどこかにいってしまう、というわけ。

ちなみに、AはBbm7-Eb7-Abなのに対してBはDm7b5-G7b9-Cmなので割と明確に違うのだが、あれれれ、このベースラインどっち?となることもしばしばで、この辺は曲のせいではなく演奏者のせい。
ロストすること自体がまず演奏者のせいなんだが。

ドラムソロ後にテーマに戻るところ(6'46"あたり)など、レイドバックと言うよりは入りそこねたと言いたくなるくらいの遅れっぷりなんだが、決してダサくない。このモタモタっぷり、悪くない。

また、その後の7'36"あたりは音を外しちゃってるんだが、これすらもカッコいい。

終わった後、カメラに向かってテヘペロ風の表情をするのも可愛いではないか。

 
   
Posted at 22:18 / Jazz / この記事のURL
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Fried Bananas / 2012年10月29日(月)
最近コンボ練習で毎回やってる曲。
書いたのはテナーサックスのDexter Gordon。



ストレート・アヘッドで男気あふれる骨太な、といった形容詞の似合う男も惚れる男、みたいな...。

で、この曲。ジャズにはよくあることですが、コード進行上の元曲があります。
It Could Happen To You
巨匠Jimmy Van Heusenが1944年に書いたバラッドの名曲。
これをDexter Gordonがアップテンポのバップ曲に仕立てあげたというわけで。

といいながら。元曲のほうの名演を探していたら、おぉ、あったあった。そうそう、マイルスのRelaxin'でやってるじゃん。




全然バラッドじゃない。Fried Bananasとさほど変わらないテンポ(曲想は違いますけどね)。

もう少し探したところ、こんなのもありました。
キュートなJune Christy。



しかしこれもミディアムテンポだな。
バラッドと思っていたのは私の勘違いかな。

あれ、これもミディアム。Rita Reys.
Art farmerがソロ取ってる。



Chet Bakerはどうだ。



う〜ん、バラッドとは言いがたい。


ということで、ジャズ演奏家が取り上げるIt Could Happen To Youはミディアム4ビートが標準。
なんとも締まらないオチ。
 
   
Posted at 23:15 / Jazz / この記事のURL
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Flor de Lis / 2012年10月28日(日)
ブラジルのDjavan(ジャバン)の書いたFlor de Lis。百合の花。
ブラジルテイスト満載の素晴らしい曲。



・タイトな刻みの上で浮遊するメロディ。譜面はどんな風に書いてあるのだろう。
・さり気なくやっているようで、テンションの効いたコードワーク。
例えば、曲中に出てくるEm7-A7-Dm7-G7は、テンションを入れて書くとEm9-A7b13−Dm9-G7b9b13みたいな感じ。テンションをトップに持ってきているので、出だしはスケール外のF#から始まり、スパイスが効いてる。リディアン系の響きというより、明後日の方から来た音に聞こえ、でも外れているとは言いがたいな、と思っていると半音ずつ下がって綺麗に解決する。あぁ、そういうことだったのね、と。
・メロディに隠れた哀愁(サウダージ)。この曲はハ長調なのだが、一箇所だけミbが出てくる。チラっと濁る。さらに、要所要所で現れるサブドミナントマイナー(Fm)
・後半で現れるコーラス。コーラスといってもハモってないので斉唱か。しかも、そんなに揃ってもいない。もともと譜割りのはっきりしない曲なので、きちんと合わせるのは難しい。

いくつかライブの映像もあるが、イントロから平歌が出ると、会場のお客さんが歌い出す。この雰囲気が実に良い、
例えばこれ。



ギター2本でさらっと歌っている。エンディングは、Cmaj7-Dbmaj7-Ebmaj7-Dbmaj7-Cmaj7#11かな。


多分アマチュアだと思うが、この演奏もお見事。
ブラジルの若者だろうか。ギターの女の子のコードワークも素晴らしい。



聞くところによると、ブラジルでは学校で音楽の授業がないとか。


恐るべし。
 
   
Posted at 21:36 / Latin / この記事のURL
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How High the Moon / 2012年04月10日(火)
セッションでも頻繁に取り上げるスタンダード。特徴は冒頭から2小節単位でキーが変わってゆくところ。構成はABAB。
意表をついて、レス・ポールでどうだ。



とはいえ、やはりエラは外せないな。
出だしの歌いまわしで悶絶する。



ところで、この曲のコード進行を拝借して、かのチャーリー・パーカーは「Ornithology」という曲を書いた。バップテイスト満載だ。



で、これを前衛ジャズ演奏家がやったのがこれ。アンソニー・ブラクストン。
何とも珍しいコントラバス・クラリネットを吹いている。



音が低すぎて何言ってるかわからない。

 
   
Posted at 00:41 / Jazz / この記事のURL
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Autumn in New York / 2012年04月09日(月)
全く季節感のない選曲だが、入浴中にふと思い出したので。
(断じて「入浴」⇒New York⇒Autumn in New York、という連想ではない)

Key Fの曲だが、冒頭のコードがIIm7であるGm7。そこから全音でAm7-Bb6-C7と上がっていく。
静かな高揚感。ドミナントのC7から3小節目でトニックFmaj7に落ち着き、再度スケールに沿ってGm7-Am7-D7b9から冒頭と同じGm7に導かれる。
これが2度繰り返されたあと、9小節目のGm7から一気に部分転調してBbm7-Eb7を経てAbmaj7へ。
しかしこれも長くは続かず、4小節後にはCmaj7に落ち着き、C+からGm7で頭の4小節が繰り返される。
だんだん書いてても面倒になるのだが、その先はまた一波乱あって(動画見て)、最後は元の鞘に収まったかに見えてさにあらず。まさかのトニックマイナー(Fm)でおわるのだ。
ド頭の1小節、下降する8分音符4つ+2分音符、というモチーフを微妙に変化させながらあちこちの調に寄り道したり、メジャーとマイナーを行き来したりして様々な色合いを出した曲と言える。流石、大人の街、New York。

まずはこれだ。やはり枯葉の舞う秋に聞きたくなってきた。若葉の季節じゃないな。



続いてこれ。



これも味わい深い。テーマ冒頭の訥々感で「つかみはOK」。アドリブの入り口も素晴らしい。



 
   
Posted at 23:21 / Jazz / この記事のURL
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Beautiful Love / 2012年04月08日(日)
巨匠Victor Young作曲。
マイナーのII-V-Iを練習するのに最適。キーもDmでやりやすいし、メジャーのII-Vも5〜7小節目には登場するから、カラーを出しやすい。



曲の終わりのところが、何度聞いても「枯葉のー散ーるー窓辺」に聞こえて仕方ない。

これだ。




よく聞くと、これもかなりジャズ風なアレンジだな。
ジョージ・シアリング風なバンドだし。

 
   
Posted at 22:54 / Jazz / この記事のURL
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Anthropology / 2012年04月07日(土)
Charlie Parker作曲。
元曲はGeorge GershwinのI Got Rhythmで、この曲のコード進行を元に作られたものを「Rhythm Change」というのはご承知の通り。中でもこの曲は、Charlie Parker節が炸裂している。

といいながら、紹介するのはBud Powell。



頭から快調に飛ばし、勿体つけることもなくストレートに終わる。粋だ。

 
   
Posted at 22:46 / Jazz / この記事のURL
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Airegin / 2012年04月06日(金)
Sonny Rollins作曲。ナイジェリア(Nigeria)を逆から綴ったタイトル。
Fm基調で始まり、暗いかと思いきや、最後はAbで明快に終わる。
構成は一般的なAABA32小節とは異なり、ABAC形式でBが12小節での合計36小節。BはDm7-G7-Cmaj7から半音で降りるII-V-Iのあと、Bbm7-Eb7-Abに一旦落ち着き、再びAパートのFmへ。
Cパートは終曲のAbに向けたII-Vが続くが、ウラウラのリズミックなメロディが心地よい。

 
   
Posted at 22:33 / Jazz / この記事のURL
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