ずさん判決文、賠償額410万円も多く誤記

October 31 [Mon], 2011, 10:01
 福岡地裁小倉支部で2月に言い渡された民事訴訟の判決を巡り、同支部が支払いを命じた賠償額などを誤記した判決文を被告側に送達していたことがわかった。

 約960万円の賠償額が約1370万円となっていた。担当書記官が、判決言い渡し前に裁判官が書いた草稿を基に、誤って送達用判決文を作成したのが原因。同支部は謝罪して回収し、正しい判決文を送り直した。識者は「こんなミスは聞いたことがない」と話している。

 問題の裁判は、北九州市の女性が、札幌市に本社を置く大手家具製造販売会社を相手取って起こした損害賠償請求訴訟。女性は同社が製造、販売した椅子の脚が折れて転倒。負傷して歩行困難になりうつ病になったなどとして、約1億4100万円の賠償を求めて提訴した。

 小倉支部は2月、「事故で健康が回復しない不安などによりうつ病を発症した」と認定し、女性側の請求を一部認めて同社に約960万円の支払いを命令。同支部は女性側と会社側の双方に判決文を送達したが、会社側にだけ誤った内容のものが送られた。

 福岡地裁によると、民事訴訟の判決言い渡しの際、法廷に当事者が来ていない場合は、担当弁護士の事務所などに判決文を送達することになっている。裁判官が書いた判決の原本は裁判所に保管しなければならないため、担当書記官が原本を基に同じ内容で送達用の判決文を作成する。

 今回、書記官は会社側に送達する判決文を作る際、判決原本ではなく、言い渡しの直前に作られた途中段階の草稿を基にしてしまった。原本と草稿では賠償金額や過失割合に関する数字が異なっていた。

 書記官は原本や女性側に送達する判決文と十分に照合しないまま会社側に送達。複数の職員によるチェックは行われていなかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111031-00000198-yom-soci
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