足利事件 捜査幹部「心からおわび」 菅家さん「許そうと思う」
6月17日15時44分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090617-00000141-san-soci
栃木県足利市で平成2年に4歳の女児が殺害された足利事件の再審請求審で、冤罪(えんざい)の可能性が高まったとして無期懲役刑の執行停止により釈放された菅家利和さん(62)が17日午前、釈放後初めて栃木県を訪れ、県警本部で石川正一郎本部長と面会した。
石川本部長は「長い間つらい思いをさせたことを心からおわび申し上げます」と深々と頭を下げた。捜査幹部が菅家さんに直接謝罪するのは初めて。
菅家さんが同県に入るのは逮捕から17年半ぶり。菅家さんの弁護士によると、石川本部長は「当時の捜査員全員を代表して自分が悪い」と述べたという。
菅家さんは面会後の記者会見で、石川本部長の謝罪について「心からこの人は謝ってるな、と思った。
許そうと思う」と述べた。
取り調べを担当した警察官や検事についても「私の前に来て『申し訳なかった』と言ってもらえれば、許そうと思います」と話した。
菅家さんは午後、事件の舞台となった同県足利市を訪問し、大豆生田(おおまみうだ)実・足利市長とも面会。市側は「本人の意向を尊重する」前提で市営住宅の入居を提案する予定。女児の遺体遺棄現場も訪れる。
東京高裁は23日、再審開始の可否を決めるが、検察側は再審請求を認容する意見書を出しており、高裁は再審を認める見通し。