November 05 [Sun], 2006, 20:35
大学生になった春、私が思い描いた大学生活ってのは、彼氏がいてサークルとかにも入っていて社交的になった自分、いっぱいの友達、そして勉強もそこそこできる。そんな感じだった。

そのときの私は悪いことなんかほとんど考えていないで、気持ちは良い方へ良い方へ進んでった。



気持ちは緊張しながらも、入学式は結構ヒマだった。 けれど、席は会場の一番前の列に座ったから居眠りもできない。周りには結構白いスーツを着た女の子がちらほら目に付いた。確かにここは私大でそこまで頭が良いわけでもない大学だけど、そこまでバカでもないと私は思っていた。だが、やはり白いスーツってのはいかがなものだろう?そんなことを考えながら、入学式は終わった。

「では、クラスごとに呼びますので、呼ばれたら担当の人に着いて行ってください。教室を移動して、いろいろ説明があります。」

会場でマイクを持った男の人がそう指示すると、順々にクラスが呼ばれていった。そして私のクラスが呼ばれると、席のあちこちで人が立って座席間の通路に並び始めた。
学内の敷地を1列になって担当者に着いて行く途中、サークル勧誘の人がうじゃうじゃ。両サイドにぎっしりいる勧誘人はどんどん紙切れを渡していく。いつの間にか私の手と腕には山のように紙切れが積み上げられていた。そして、それがやっと横から消えたときには、もう持ちきれないほどのチラシの山になっていた。

「すごい勧誘だったよね」

急に声をかけてきたのは、私のすぐ後ろを歩いていた女の子だった。

「うん。ホントすごかった」

私はにこやかに雰囲気よく答えた。この大学で初めて話した子だったから嬉しかった。
ここから私の大学生活は始まった。
P R
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