過保護…?

April 09 [Tue], 2013, 20:01
楓にーちゃん!
楓にーちゃん!
楓にーちゃん!

うちがいくら名前を呼んでも、その人は目を開けんかった。

うちがいくらぎゅーってしても、その人はうちを抱きしめ返してはくれへんかった。

もう…
うちの声、届かんのかな……。

寂しい。
寂しいよ、楓にーちゃん。

うちが悪い子やから、変わってしまったん…?

ごめんなさい。
ごめんなさい。

ごめんなさいして、楓にーちゃんが帰ってくる言うんやったら、うち、いくらでも謝る。

だから…

楓にーちゃんを返して下さい。

もう…うちの事、忘れたりしーひんって…
次は二度とないよって……約束してください。

*****

「……妓ちゃん…」

「…んぅー……」

「風妓ちゃん!(ゆさゆさ)」

「ぁ…れ………楓…にーちゃん……?」

「良かったー。
もう、余計な心配させないで下さい。
俺もそろそろ歳なんですから…(苦笑)」

「あ…いつもの……」

(楓にーちゃんや…っ!!)

「う、うわぁあああん!!!(ぎゅーっ)」

「おっと…
また泣いちゃうんですか?
寝てても泣いて、起きても泣いて…
まるで赤ちゃんですね。くすくす」

「だって…にーちゃんが…にーちゃんが…っ!」

「よしよし。
また怖い夢でも見たんですね…?
大丈夫、俺はどこにも行きませんよ(微笑)」

「うん……。ぐずぐず」

「それにしても…
ここ最近、こうして目をさますことが多いですね。
やはり…少なからず、学校での怪談が影響していますね」

「怪談…?」

「怖いお話ですよ。
風妓ちゃん、最近友達とそんな話ばかりしていると言ってたじゃないですか」

「…せやったかなー…?」

「今後、またこうして目をさますような事があるのなら、友達と怪談は禁止です」

「えーーーっ?!?!?!」

「当然でしょう?
毎回心配する俺の気持ちも、少しは理解して下さい。」

「にーちゃん…うちが心配なん……?」

「し、心配というか……まぁ……////」

「分かった!
にーちゃんが困ることやったら、うち、もうせんことにする!」

「そうして頂けると助かります…。」

(一人にするだけでも心配なのに、これ以上のことがあったら………)



*****



ビビリな風妓と、過保護な楓。(笑)
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