神秘的 3≪ガイルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 11:42
「言えなかったんだよ……。 ルークの目を見てみろ、言えるか?」

視線がルークに移動する。

そこにはコウノトリ説を信じている純粋な子どもの目。

『無理だ。』

これが数年前ならもっと無理な話だっただろう。

ガイへの怒りと呆れは、一気に同情へと変わった。



「しかし知らないと言うのも可哀相な事です。 常識ですし。」

「そ、そうですわね……。」

「ガイ、本当の事を教えてあげるべきよ。」

「そうだね、他の人の前でポロッと言っちゃったら悲惨だよ〜?」

「うぅ……。」

「だらしのない……。 では私が年長者として分かり易く、
かつマイルドに教えてあげましょう。 ルーク、こちらへ。」

「? あ、あぁ。」



ガイたちから少し距離を取り、ドクトルマンボ・ジェイド

による優しい性教育が行われた。

花のおしべとめしべを使った微笑ましい授業。

ルークは首を捻ったり赤くなったりと色々忙しかったが、

全てを聞き終った後、何故か血相を変えてガイの元へ走り寄った。

そして、心配そうな顔をしながらペタペタとガイの腹を触る。

「ル、ルーク?」

「ガイ……ごめんな、俺、知らなくて……!」

「……はい?」

ルークは今にも泣きそうな顔でガイを見上げている。

ガイは勿論、他の仲間たちにもルークの行動は意味不明だった。

「今ジェイドから教えてもらったんだ! セックスして中に出すと子どもが出来」

「うわぁぁぁあああぁぁぁぁあああ!」

「「「「…………。」」」」



人間は神秘的なものに弱い。

そして探究心は地核より深く、宇宙より尚広く。

だがいかに生命が神秘の存在だとしても、普通、男は子ども産めません。

その日の夜、ガイは泣く泣くルークに正しい教育を施したらしい。






―― Fin ――




---------------------------------------------------


別の意味でヤっちゃった……
アホですみません。
ルークが純粋すぎて馬鹿でごめんなさい。
ガイ様受難でごめんなさいごめんなさい。

微妙に下品で申し訳ございませんでしたorz

読んでくださって有難うござぃました。

*桜井花梨*
2006 02 27

本館へ行くか?

神秘的 2≪ガイルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 11:33
首を傾げて返答を待っている彼の瞳が余りにも穢れなく、
全員、途端に口を閉ざしてしまったが。

「? 何だよ、急に黙るなよ! お、俺が悪いみたいじゃねぇか。」

「……まぁ、ルークにも理解できない問題ではないでしょう。 
ルークはナタリアの婚約者だったのですから。」

「だ、旦那、それはちょっと……」

「ガイ、何ですの? 私の事なら気になさらなくて結構ですわ。 
幼い頃から、分かっていた事ですもの。 ルーク、聞くまでも
ありませんわ、あなたは分かっているはずです。」

「そうなのか?」

「そっかぁ、世界が平和なままだったら、ルークとナタリアって結婚したんだよね。 
……なぁ〜んか、ルークに子どもが出来るって変な感じ〜。」

「子どもが子どもを育てるんですからねぇ。」

「アニス、大佐、失礼よ! 二人にとっては現実問題なのに……」

「ん? 子どもの話しをしてたのか? 子どもってコウノトリが運んでくるんだろ?」


「…は?」

一番最初に凍結状態から回復したのはジェイドだった。

さすが、最年長だけの事はある。

「俺はフォミクリーで生まれたけどさ、普通はさ、
コウノトリが置いてってくれるんだよな。凄いよな〜。」

「……ちょっと、耳がおかしくなりましたかねぇ私…
そろそろ定期健診の時期だったでしょうか。」

「はぁ?」

ジェイドがあまりの事態に額を押さえて溜め息を吐いている間、
他の仲間たちも復活を果たした。

「お待ちなさいルーク、そのおとぎ話のような知識は一体どこで得ましたの?」

「ガイだよ。 俺、コウノトリって見た事ないんだよな。
赤ちゃん持ってくる時しか姿を現さない鳥なのか?」

「…………ガイ?」

ルーク以外の仲間たちの冷たい視線がガイに突き刺さる。

ルークは実年齢は7才だが、見た目は立派な17歳である。

これはあまりに残酷と言うもの。



――−‐神秘的 3へ→
コウノトリが運んでくる赤ちゃんって、想像したらけっこう楽しいですよね?(何を言う)
でも…空飛ぶんだから、け、結構怖そう・・・(笑)さあ、下品ダー!!そして最終ですー!(ぇ)

本館へ行くか?

神秘的 1≪ガイルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 11:23
ギャグで、ルクガィ…ヘタレです…ネタが最悪なので、注意です…!(何を)
冗談っぽく、何でも受け入れられるヒトのみ閲覧をお願いします・・・!(切実)




命はどこから生まれ、どこへ消えていくのか。

誰もが一度は抱く疑問かも知れない。

そして、自分の体がどのように出来ていったのかを知った時、
人はその神秘的な奇跡に感動するだろう。



「子どもってコウノトリが運んでくるんだろ?」

事の発端は、ルークが当然のような顔で発したこの疑問。

仲間たちは初めて、彼が7才児であるという事を実感した。





「はー……ブウサギって結構行動的なんだな。」

逃げ出したブウサギを捕まえ終わり、ルークはどっと疲れたような表情で言った。

「何せ、あの陛下に育てられたブウサギだからな。」

「あの人にも困ったものです。 ブウサギを育てる暇があるなら、
早々に世継ぎ問題を何とかして欲しいものだ…。」

ピオニー陛下は暇があれば私室でブウサギと戯れるか、
軍のジェイドの執務室へお忍びで遊びに行く。

周りの人間が世継ぎ問題をどれ程心配しているか、分かっているはずなのに。

「世継ぎよりも先にお相手を探さなければいけないのではなくて?
 ……それが一番大変なのかも知れませんけどね。」

「えぇ、結婚まで進めるのが大変なのです。 どれだけ良い相手を見付けて
きても、何だかんだと理由を付けて断ってしまいますからね、あの人は。 
れさえ何とかなれば、世継ぎ問題は 解決したも同然です。」

「愛し合ってしまえば、子どもは自然と付いてくる結果ですものね。」

「むむ……アニスちゃんが大人になるまで陛下、待っててくれるかしら〜。」

「いえいえ、それはお断りしますよ、アニス。」

「む! 大佐〜、どういう意味ですか!?」

「…………なぁ、お前らさっきから何の話をしてるんだ?」

弾む会話の意味が分からず、微妙に疎外感を感じていたルークがやっと口を挟んだ。


――−‐神秘的 2へ→
下品です、ホントに!(爆)ココから先、冗談通じるヒトのみお願いします・・・っ!(泣)

愛チョコの悲劇 4≪アシュルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 10:17
愛チョコの悲劇 4



「口直し?」

ルークは俺今他に食べ物持ってねぇよ、という顔をした。

果物まんまでもいいかな、と食料の入っている袋を探ろうとした時、
アッシュの手がルークの頭を掴んで正面を向かせた。

何でここまで鈍いんだ、と心底面倒くさそうな顔をしてルークを引き寄せて。

「あ、しゅ……ん……っ…!?」

ルークが気付いた時には既にアッシュはその唇を重ねていた。

重ねて、割り開いて舌を絡める。 アッシュの唇は少し冷たかった。

どこで作り方を間違えたんだろう、とルークは未だ理解できずに

考えながら、アッシュの熱いキスに応える。

「ん、ふ……はぁ……」

唇が離れると、その間に水の橋が出来て、すぐに落ちた。

「口直し……出来たか?」

「出来たと思うか?」

ルークが赤い顔で尋ねると、アッシュは口の片端を少しだけ上げて、意地悪げに

笑って言う。 何だよもう、と思うが、自分が悪いという事を分かっている

だけにルークは何も言えない。 そうして何度か続いた甘く苦しいキスは、

終わった頃にはルークの体中から力を奪っていた。






―― Fin ――




------------------------------------------------------------------

は、恥ずかしいですね、コレ…!(泣)

書き終わってから正気に戻る事ほど痛いことはない……かもしれない!(何)
いや、砂を吐くほど甘いアシュルクのバレンタインっぽい話を書いてみたかったんです。
ぃや、もうバレンタィンとっくの昔に過ぎてるんですけど、ね…!(マテ)

ルークってナタリアの次に料理下手なんですよねー? あのパーティだと。
でもおでんのレシピのイベントだと食べられないレベルじゃないんですよ、ね。
……チョコくらい作れますよね。 すみません。
1回アシュルクで、みたいな話が書きたかったんです…!(ふざけんじゃねぇ!)


読んでくださって有難うござぃました〜
2005 02 27.

*桜井花梨*
本館へ行くか?

愛チョコの悲劇 3≪アシュルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 10:11
ゴクン



「うっ……」

全ての忍耐力と精神力と根性を総動員してアッシュは

その物体を飲み込んだ。 不味い、なんてものではない。

「どうだ? 美味いか?」

「……美味い訳ねぇだろうが……!」

悪魔のメロディ、いや地獄のシンフォニーがルークのバックから聴こえてくる。

それほどの壮絶な味に、アッシュは耐え切った。

この場に観客がいたなら、きっとアッシュは、鼓膜が破れんばかりの
拍手と感動の雄叫びをもってその全員から賞賛されていただろう。

「え、まずか、った?」

「不味いなんてもんでもねぇよ……」

「え、え? マジで?」

「お前一遍死ぬか? いや百遍死んで来い。 殺してやる。」

アッシュはやや青白い顔でルークをジロリ、と睨んだ。

雪の中でも赤みを保っていた唇まで紫に変色しかかっている。

「ご、ごめんアッシュ……そんなに不味かったなんて……。」

「……今度から味見しろ。 食べれる料理が出来たら食べてやる。」

「う……分かった。」

ルークはしゅんとなって俯く。

アッシュに好意を示したかっただけなのに、具合を悪くさせてしまっただなんて。

もっと勉強してから作ればよかった、とルークは反省した。

「……おい。」

「……ん?」

「いつまでもウジウジすんじゃねぇ。」

「だって、お前顔色悪いし、唇も青くなりかかってるし……」

「医者が必要なレベルじゃない。」

「や、そういう事じゃなくて……」

医者が必要になるほど危ないものを作ったつもりはルークには

全く無かった。 本当に、チョコを溶かして固めただけなのだ。

ただし、溶かすためにお湯が注がれているが。

固めるために油の凝固剤が使われているが。

ついでに度数の高い酒も少量。

何とか意識を保てたのは、アッシュの精神力の賜物だろう。



「……申し訳ないか。」

「う、うん。 ごめん。」

「なら……口直しさせろ。」


――−‐愛チョコの悲劇 4へ→
ご、ごめんなさ…っ…!だって2000字以上Up出来ないんだもん…!(もんってアンタ)
チョコの悲劇、次回で最終です〜どうぞ読んでゃってくださぃまし…!

本館へ行くか?

愛チョコの悲劇 2≪アシュルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 10:05
愛チョコの悲劇 2




「アッシュー……」

ルークの表情が懇願するそれに変わる。

…可愛い。

だが騙されるな、これは同じ顔を持つレプリカだ。

アッシュの思考は一瞬だけ乱れたが、彼はそれを顔に出さない事に成功した。

そして段々悲しそうな表情になってゆくルークを見て、覚悟を決める。

「……分かった。」

セオリー通りなのか、ハート型の物体を睨む。

一口くらい、そう一口くらいなら死にはしないだろう。

危険を感じて、心拍数が異様に速くなるが、アッシュは

その灰色の物体に手を伸ばした。

ポロッ ボロボロ……

「あれ?」

「……おい。」

それほど力が入っていた訳でもないのに、持ち上げられた瞬間、

チョコはぽろぽろと形を崩した。サラサラと形を失って箱に戻っていく

様は、どこか哀愁を感じさせる。

「何でチョコがこんなにボロボロ崩れるんだ。」

「何でだろうな?」

「お前ふざけてんのか?」

「ふざけてねーよ、真剣だっつの。」

ルークは腕を組んで首を捻る。

…可愛い。

だが騙されるな、これは料理で人を殺せる悪魔だ。

「あ、この辺は崩れないみたいだぞ。 ほれ、あーん。」

奇跡的に崩れなかった部分を指で抓み、ルークはそれを

アッシュの口元に持っていった。 さぁ食え、と言わんばかりに

笑って、アッシュが口を開くのを待っている。

「……。」

一度は覚悟したことだ。

食べなければ情けないと思われるかも知れない。

変なところでプライドの高いアッシュは、口を開かざるを得なかった。

そして。

一瞬後には、激しく後悔していた。


――−‐愛チョコの悲劇 3へ→

またまた中途半端でごめんなさ…っ!あっ、な、殴らないでぇぇー!!(爆)

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愛チョコの悲劇 1≪アシュルク≫ 

February 27 [Mon], 2006, 9:19
皆さんお早うござぃます!もしくゎ、コンニチヮ!コンバンヮ!(忙ッ)
裏ブログ初めて。。スグに(しかも初日)ホ●てどうょ…!(死)てか題何なんだ、コレ!
脳内腐りきってるのがモロバレですな!あっはっは…(死に腐れw)
一気Up無理なんで、分けつつUpしまふ(笑)↓でゎ本編をドゥゾ



賑わう街中。

はしゃいでいる人々。



上機嫌なひよこ。(ルーク)

命の危機に瀕しているにわとり。(アッシュ)





「……何だ、これは。」

「チョコだよ。 今日は好きな人にチョコ渡す日なんだってな。」

「誰から聞いた。」

「ジェイド。」

「あの眼鏡……」

次会ったら滅ぼしてやる、と心に決め、アッシュは目の前の物体を睨む。



灰色の塊。

ルークいわく、チョコらしい物。



「一生懸命作ったんだ。 食べてくれるよな?」

「……食べ物なのか?」

異様なオーラを放っている灰色の物体。

それをチョコと認識するのはかなり困難を極める苦行だった。

「食べ物に決まってるだろ! チョコを溶かして固めただけなんだから。」

「嘘を吐くな。」

「嘘じゃねーよ。 初めてだから難しい事をする必要はない、
って言われてたからホントにそれしかしてねーし。」

チョコを溶かして固めただけ。

それでこんなにも妖しい物体になるはずはない。

アッシュは難しい顔をしてチョコと称された物質を見る。

これをチョコだと言えるなら、きっと泥団子はトリュフになれる。

生物の本能的な感覚がそれを拒絶しろと叫んでいる。

結論。 …食べたら死ねる。


「味見はしたのか?」

「してねーよ。」

当然のように言ったルークにアッシュは眩暈を覚えた。

何故料理の出来ない奴に限って味見をしないのか。

「なぁアッシュ、食べてくれよ。」

「……。」

「美味そうじゃん。」

「ならてめぇが食え。」

「俺はアッシュのために作ったんだよ。 自分のお菓子じゃなくてさ。」

「……。」


―――-‐愛チョコの悲劇 2へ→
中途半端なトコで続いてごめんなさぃ…!(泣)お付き合いしてくださると幸いです…!

本館へ行くか?
P R
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