夢、幻、想。 

2006年09月19日(火) 2時05分
甘い香水の匂いが
柔らかな風に運ばれて

遠い湖の向こうから
僕の頬を掠めてきえた


暖かい涙がかわいて
新しい毎日を踏み出す刹那
オレンジの空に映る
貴女を感じた気がした


秋桜の刻

もう一度貴女を
抱き締める事ができたら

傷ついたその身体を
癒してあげられるのに


貴女一人きり残して
去った僕は俯いたまま
こんなにも力なく


帰りたい
帰れるのならば

音もなくゆらめく水の中へ 

2006年08月02日(水) 2時29分
輝きに満ちた場所には
二度と戻れはしない
それならいっそ
暗い海に還ろうか

錆付いたギターと想い出にしっかりと蓋を閉じて
再び開く事のないように

この崖を降りたら
誰もいない静かな世界

奏でる音も謡う声もない
もう何もわからない
ただ一人で眠り続け

私が望んだ永遠の孤独

寂しくないよ
ずっと一人だったから
誰もいないから
もう嘘もつかないでいい

自由

紅く、紅く流れる涙 

2006年07月03日(月) 0時03分
そう。
私達の出会いは、
冷たく重い雪の降る季節。
二人の人間という弱い生きものはお互いの凍えた体を寄せ合い、
ただ降り注ぐ闇と寂しさを紛らわせていた。

そこに愛はなかった。愛という概念すら分からなかった。
生きるための虚しい痛みと、少しの快楽が見えた。

気が付けば求めるように依存し合い、出口の見えない毎日が続いていた。何が正しくて何が間違いなのかも分からず、繰り返す痛みに苛まれ苦しむ。

もう春も終わり夏の日差しが照らし始めている。

それでも私はまだ、嘘をつき続けている。     

壊れた嘘を。

MEMORIAL 

2006年04月30日(日) 17時32分
汚れてしまった私には
貴方の気持ちが分からずに
寂しさ忘れる為だけに
紅い涙を流します

笑顔で繋いだ大きな手
私だけのモノだったのに
最後に離れた貴方はもう
誰かの匂いがしてました

身の程知らずに恋をして
何度も貴方を傷つけて
全部私のせいですね
本当にごめんなさい…

二人で出掛けたあの場所も
二人で暮らしたこの場所も
想い出ばかりで辛いから
明日にはお別れ致します

貴方の居ない遠い世界に…
バイバイ…

これから私は知らない場所で
心も身体も涸れ果てるまで
奴隷の様に扱われるでしょう
殴られ、蹴られ、嬲られ……
それでも貴方に出逢えたから
もう怖くなんてないんです
思い残すこともありません

生まれ変わったら
また貴方に逢えるといいな
次こそ幸せにしてあげたい…

「愛してる」

なんて言葉は
もう遠い貴方には届かない
だから私のこの気持ち
口に出してもいいですか?
きっと表してはいけなかった
感情を抱きしめて

「幸せになってね」

セピア色の空。 

2006年04月23日(日) 2時44分
懐かしい夏を夢見て。


光を失くした心は
今を生きる事を忘れて、
壊れた時計を眺めるみたいに
あの頃を抱きしめていた。


けれど
再び動き始めた刻は、
輝きを放っていたそれを
季節と共にさらっていった。


もう何も思い出せない。
流れる涙は朱いのに、
セピア色に染まってゆく空。


雨の匂いも、
向日葵の感触も、
いつか忘れてしまった。


あの綺麗な日々。
せめて想い出だけは、
失くさないように
仕舞っていたかったのに。



ねぇ。
覚えてる?
出逢った頃を…………。
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