『マーターズ』を見ての感想

December 19 [Sat], 2015, 8:39
とにかくユーモアがまったくありません。

ホラー映画にユーモアを求めるのは可笑しいだろうと思いがちですが、本来恐怖と笑いとは表裏一体のもの‥どんなホラー映画にも少しは笑いの要素を盛り込んで、ほっと一息つかせようとするものですがそれがまったくない‥とにかくこの作品の根の暗さはただ事ではありません。

タイトルに付けられた「マーターズ」とは、キリスト教における「殉教者」という意味らしく、この作品の結末も何やら宗教めいています。

もちろん、この作品の演出をしたパスカル・ロジェ監督は端からハリウッド流の脳天気なエンタメホラーに仕立てようという気は毛頭ありませんから、最初から最後までガチンコの恐怖で攻めてきます。ただし、その恐怖の質は前半と後半とでまったく異なります。

それがこの作品の大きな特徴といえます。

前編で繰り広げられる恐怖とは視覚や聴覚に訴える従来のハリウッド製ホラーに近いノリで、観客は悲鳴をあげつつただそれを観ていればいい、極めて陽性で単純なものです。
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