【日本版コラム】ハイチのアメリカ人 / 2010年04月09日(金)
 今年1月に大地震が発生し、甚大な被害を受けたカリブ海の島国ハイチ。3カ月近くたったいまも被災者はテント生活を続けている。先月から今月にかけてハイチ支援に参加したWSJ日本版コラムニスト津山恵子氏が現地の様子をリポートする。

 ハイチのポルトープランス国際空港ビルを一歩出ると、そこは柵で囲まれ、物売りたちの黒い顔と手がにょきにょきと出ている。赤帽たちが、彼らを柵内に入らせないように、クレオール語で怒鳴り合う。

 日本からはあまりに遠い国、ハイチは、ニューヨークから飛行機でわずか3時間半。1月12日午後、マグニチュード7の大地震に襲われ、ハイチ政府発表で約23万人が死亡、過去最悪の地震被害を受けた。

 それから2カ月強、ニューヨークで非政府組織(NGO)を運営する友人らが「ハイチに行って、子供たちを助けよう」と呼び掛け、NGO関係者、「何か役に立ちたい」という市民・学生、そして私のほか二人のフォトグラファーの計11人が、ハイチにやってきた。私以外はみな米国人だ。

 滞在先は、首都ポルトープランスから約25キロ西にあるレオガン市。建物の約9割が倒壊し、住民のほとんどがテントに住んでいる地域で、いまだに停電が続く。

 NGO「カンボジアン・プロジェクト」のジャン―ミシェル・ティジェリナなど数人は、避難民の子供と教育に焦点をあてて活動。早速、手分けして地元にあるユニセフ、Save the Children、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)などを矢継ぎ早に訪問し、情報交換と協力を求める。

 レオガン市の学校は、MINUSTAHによると、一校を除いて全てがぺしゃんこに。住民が近づかないように、武装したスリランカ陸軍のMINUSTAH 兵士が現場を警備しているほど危険だ。

 子供たちは、校庭やサッカー場、空き地に建てられたテントの中で、お腹をすかし、2カ月以上も何もしないでいる。昼は40度近い炎天下、夜は停電で真っ暗。学校さえ再開して、友達に会えれば、少しでも希望を与えられるのは間違いない。

 スリランカ陸軍のワサンタ大佐の案内で、唯一建物が残った小中学校を訪問。寄付された3つの大きなテントを校庭に建てて、授業を始められるように手はずをつけた。私がスーツケース2つに詰め込んで運んだ文房具もここで使われるはずだ。4月6日現在、まだ開校していないが、 ニューヨークに戻ってからも学校関係者と連絡を取り合い、開校への支援をしている。

 ほかのメンバーも驚くほど、精力的に存在感を示した。歌手のサリ・ショアは日曜日、教会に行って、「We Are The World」を歌い、神父や約1000人の信者が総立ちで大合唱になった。孤児院に行って、賛美歌を歌って子供たちを喜ばせ、帰ろうとしても子供たちが離さない。

 3週間前に雑誌編集者をクビになったスティーブ・ハンクスは、同じ教会で激励のスピーチをした。「君たちには僕らがついて いる」。彼は、避難民が寝起きするテントの周りにある瓦礫(がれき)を取り除く作業にも出向いた。

 11人のうち7人が下痢・嘔吐(おうと)を訴えて寝込んだ(私は幸いにも逃れた)。1週間以上インターネットに接続できないというこ とを予想もしなかったのか、携帯電話すら持ってこなかったメンバーが7人。毎日、朝はトーストしていない食パンとピーナツバター・ジャム、夜はライスと野菜煮込みとチキンという同じメニューを、ハエと闘いながら食べるのは、我慢すればいいのに、さすがに文句が出た。

 サバイバル慣れしていないようにみえる米国人たちだが、「また戻ってこよう」と帰りの便で話し合っていた。支援のためハイチに行きたいという人には、米国内の支援も整っている。

 アメリカン航空の直行便チケットは当初、往復950ドル(約8万9000円)と言われたが、サリが交渉し、ハイチ救援団体割引ということで、 390ドルになった。キャンプ用品店では、「ハイチに行く」といって、団体名を書き残すだけでディスカウントがあり、2割引で蚊帳や寝袋、蚊よけスプレー を購入した。iPhone(アイフォーン)の充電のため買ったソーラーパネル付きバックパックは、友人が交渉し、55%引きの“ハイチ・ディスカウント” でゲットした。

 下痢と嘔吐で一時はゾンビのようになったスティーブに「成果はあったと思うか」と、帰りの機内で尋ねた。「小さな変化は引き起こせた」とスティーブ。米国人はどこへ行っても「チェンジ」が好きだ。

津山恵子(つやま・けいこ) フリージャーナリスト

東京生まれ。共同通信社経済部記者として、通信、ハイテク、メディア業界を中心に取材。2003年、ビジネスニュース特派員として、ニューヨーク勤務。 06年、ニューヨークを拠点にフリーランスに転向。08年米大統領選挙で、オバマ大統領候補を予備選挙から大統領就任まで取材し、AERAに執筆した。米 国の経済、政治について「AERA」「週刊ダイヤモンド」「文藝春秋」などに執筆。著書に「カナダ・デジタル不思議大国の秘密」(現代書館、カナダ首相出 版賞審査員特別賞受賞)など。

【4月7日12時25分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100407-00000303-wsj-int
 
   
Posted at 10:21/ この記事のURL
“勝負服” サッカー日本代表チーム オフィシャルスーツ 限定販売 / 2010年04月09日(金)
 男性のためのラグジュアリーブランド・ダンヒルが、2000年より提供しているSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)が世界にのぞむためのオフィシャルスーツ。その2010年度バージョンが、スタイルを一新し、4月7日開催のキリンチャレンジカップより日本代表チームが着用する。

【詳細画像または表】

 サッカーの大会の最高峰と位置付けられるFIFAワールドカップが開催される今年。日本代表チームが世界と「勝負」するために、着るスーツ。ダンヒルは、洗練と革新のスピリットが選ばれた者たちのプライドを包み、明日への勇気を生み続けることを願って「勝負服」というキャンペーン・キーワードでサッカー日本代表チームを応援する。

 この最高の舞台に挑むときの「勝負服」は、ここ一番というときに着る服。このスーツに腕を通せば、大事なビジネスでのプレゼンテーションの場やパーティなどで、良い緊張感を持たせてくれるに違いない。

 ダンヒルは、2010年度のサッカー日本代表オフィシャルスーツを、カスタムオーダー(パターンオーダー)プログラムとして展開。全国のダンヒルブティックにて、4月29日〜6月20日の期間、150着限定販売のフェアを開催する。

 採用しているスーツシルエットは、ダンヒルの代表的なシルエット「St. James fit(セントジェームスフィット)」で、男性的なからだの動きや表情をゆたかに見せる、英国らしい構築的なシルエットになっている。

 スーツのジャケットはシングル2つボタン、ノッチドラペル、サイドベンツ、スラントポケット。袖口、切羽仕様で、ボタンを開けると代表カラーのジャパンブルーがアクセントでのぞく。内側には、サッカー日本代表チームオフィシャルスーツの証である「Made Exclusively For JAPAN NATIONAL FOOTBALL TEAM By dunhill」(=サッカー日本代表チームのために特別に作られた)の文字とともにサッカー日本代表チームエンブレムが縫い込まれている。

 またライニングにはダンヒルロゴとサッカー日本代表チームエンブレムを織り込んだ生地を使用し、袖裏はチェックの生地に切り替えるなど、見えない部分にもイギリスのスーツらしい遊び心が盛りこまれている。トラウザーはフラットフロント(1プリーツを選べる)。

 シャツは限定80着でカッターウェイ、ダブルカフス、ガセット部分はブルーで、左側に日本代表エンブレムが白の刺繍で入る。

 ネクタイは2010年にちなんで限定2010本で、ネイビー地にサッカーのゴールネットのモチーフ柄。大剣の裏地に「Made Exclusively For JAPAN NATIONAL FOOTBALL TEAM By dunhill」の文字があり、小剣に日本代表エンブレムがプリントされている。

 カフリンクスはカーボンファイバー素材を使用したデザインでステンレススチール製。ベルトは日本国内限定品で、ゴールネットモチーフをあしらったツイストバックルが付いている。黒のスムースカウハイドとサムライブルーのレザーのリバーシブル仕様。

 上記はいずれも2010年サッカー日本代表チームのオフィシャル スーツ アンド アクセサリー。

(文/山田真弓=日経トレンディネット)

【4月7日6時1分配信 nikkei TRENDYnet
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100407-00000002-nkbp_tren-ind
 
   
Posted at 09:46/ この記事のURL
MCスナイパー 新シングルで“アイドル重視の歌謡界を非難” / 2010年04月09日(金)
韓国の人気ラッパー、MCスナイパー(本名:キム・ジョンユ、32)が9日、デジタルシングル『Mirror』を発表、アイドル重視の歌謡界を非難した曲に注目が集まっている。

同曲は、MCスナイパーが新人ラッパーのIllinitとタッグを組み発表した作品で、アイドルを重視する現代の歌謡界を非難、またミュージシャンでありプロデューサーのMCスナイパーが感じた反省や変化を曲にしている。

MCスナイパーは同曲を皮切りに、所属歌手およびラッパーらと作業を行い、『2010スナイパーサウンド』というタイトルで、毎月1曲ずつ作品を発表する予定だという。
スナイパーサウンドは「初のパートナーとして選んだIllinitは、MCスナイパーと10年もの間、アルバム準備を行ってきた“秘密兵器”」とし、「多くのフューチャリングに参加した才能溢れるラッパー」と説明した。


【4月8日12時9分配信 WoW!Korea
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000009-wow-ent
 
   
Posted at 09:13/ この記事のURL
感動のACIDMAN武道館ライブ映像をリリースに先がけ公開 / 2010年04月09日(金)
 21日にリリースされるACIDMANのライブDVD「ACIDMAN LIVE TOUR“A beautiful greed” in 日本武道館」からの映像「Special edition」の視聴が、公式サイトなどでスタートした。

そのほかの画像
 
 「ACIDMAN LIVE TOUR“A beautiful greed” in 日本武道館」は、昨年12月に行われたACIDMAN 2度目の武道館公演を収録したもの。リリースに先がけ公開された「Special edition」は、同DVDより「CARVE WITH THE SENSE」「OVER」「廻る、巡る、その核へ」など9曲で構成されている。最新映像機器を使用した圧巻の映像美と、生命をテーマに“静”と“動”を表現したパフォーマンスは圧巻だ。
 
 視聴はACIDMAN オフィシャルサイト、EMI Music Japan アーチストサイトにて実施。興奮と感動に包まれた武道館公演の模様をいち早くチェックできるこの映像、ファンは必見だ。

【4月8日20時0分配信 RBB TODAY
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000033-rbb-ent
 
   
Posted at 08:40/ この記事のURL
韓日Vリーグトップマッチ、25日にソウルで開催 / 2010年04月09日(金)
【ソウル8日聯合ニュース】韓国と日本の男女プロバレーボールリーグ優勝チームが交流する「韓日Vリーグトップマッチ」が25日、ソウル・漢陽大学オリンピック体育館で開催される。
 大会はことしで4回目。昨年までは両国のリーグ上位2チームが対戦したが、ことしからは優勝チームだけが出場する。優勝賞金は男女それぞれ1万ドル(約93万円)、準優勝は5000ドル。男女最優秀選手(MVP)には1000ドル、最も印象的なプレーを行った選手(MIP)には500ドルが贈られる。
 現在、韓国Vリーグ男子部ではサムスン火災と現代キャピタルが、女子部は現代建設とKT&Gが、優勝を争っている。一方、日本のプレミアリーグでは、男子はパナソニックパンサーズと堺ブレイザーズ、女子はJTマーヴェラスと東レアローズが、それぞれ優勝決定戦で対戦する。
japanese@yna.co.kr 4月8日18時42分配信 聯合ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000028-yonh-spo
 
   
Posted at 08:08/ この記事のURL
キム・ヨナ選手がクリントン国務長官に送った直筆の手紙が話題沸騰 / 2010年04月09日(金)
 7日、韓国の金妍兒(キム・ヨナ)選手が米国クリントン国務長官にあてた直筆の手紙が公開され、話題を呼んでいる。

 この手紙はスティーブンス在韓米国大使がキム・ヨナ選手の承諾を得て大使館の公式コミュニティサイトに公開したもの。スティーブンス大使は「直筆の手紙はめったに見られない。若くして大きな名誉と成功を得た人は謙虚さと思いやりの心を備えることができないという世の中の偏見を払しょくしてくれた」とし、キム・ヨナ選手の直筆の手紙に感銘を受けたことを明かした。

 手紙を書いたきっかけは、キム・ヨナ選手がオリンピックでフリーの演技に臨んでいる時、クリントン国務長官は柳明桓(ユ・ミョンファン)外交部長官との会談の席で「キム・ヨナの演技が印象的で、娘と一晩中電話で話した」とキム・ヨナ選手の演技を絶賛したこと。

 韓国では「ヒラリー長官が娘とキム・ヨナの競技観戦で寝不足に」など、大きく取り上げていた。その記事を目にし、キム・ヨナ選手は直筆の手紙を書いて「平素から尊敬していたクリントン長官にほめていただいてとても感謝しています。これからも美しい演技ができるようにがんばりますので、見守ってください」と感謝の気持ちを伝えたという。

 一方、7日にMBCテレビの人気バラエティ番組『黄金漁場 膝打ち道士』の録画を行ったキム・ヨナ選手がお母さんとオーサーコーチへの感謝の気持ちを涙ながら語ったことが続々と伝えられ、「キム・ヨナ 涙」というワードが急浮上してきた。韓国では相変わらず、「キム・ヨナフィーバー」が続いているようだ。(編集担当:金志秀)

【4月8日14時48分配信 サーチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000062-scn-spo
 
   
Posted at 07:36/ この記事のURL
Infoseek 検索キーワードランキング (2010/03/30〜04/05) / 2010年04月09日(金)
■時事
1日から東京証券取引所1部に上場した「第一生命保険」が今週の1位。時価総額1兆4千億円もの大型上場案件に、低迷する株式相場では期待が高まっている模様。株式といえば、30日の終値が1年半ぶりに高値水準となった「日経平均株価」が4位に。景気回復につながる事が期待されますね。さて次位につけたのは、沖縄の興南高校が延長戦を制し見事優勝を果たした「選抜高校野球大会」。

芸能の話題からは、活動休止を発表した韓国出身の人気グループ「東方神起」が3位。入浴シーンも見納め…… ドラマ“水戸黄門”の卒業を発表した女優「由美かおる」が8位に。 6位に米で先行発売されたアップルの携帯端末「iPad」、同じく今週発売されたドコモのスマートフォン“Xperia”が圏外11位に。

■エンタメタイトル
2週にわたり王座をキープしていた韓流ドラマ「華麗なる遺産」を4位に抑え、ついにNHK大河ドラマ「龍馬伝」が初の首位に躍り出た! 次位につけたのが朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で、今週は NHK ドラマによるワンツーフィニッシュ。また同じく NHK のスポーツ番組3位「サンデースポーツ」は、キャスター“与田剛”の不倫が報じらる…という不名誉な話題での急上昇。

フジの Twitter ドラマ「素直になれなくて」は、今週活動休止が伝えられた“東方神起”の“ジェジュン”が出演することでポイントキープ? の5位。 “壇れい”主演の7位「八日目の蝉」、“松雪泰子”主演の8位「Mother」は、それぞれ“母性”をテーマとした今期の注目ドラマ。

■お花見スポット
いよいよ見納め、今週は「お花見スポット」ランキングをお届けっ♪

1位は東京都内のお花見名所「新宿御苑」が獲得、敷地が広く桜の数も多いのが人気の理由のようですねぇ。世界遺産でもある2位「姫路城」は、大天守改修の前に駆け込む客と花見客が重なり例年に増して混雑が続いた模様。 3位に「千鳥が淵」、4位「六義園」と続き上位4ワードは順位は入れ替われど、昨年同時期のランキングと変動なし。夜間のライトアップが美しい、5位「中目黒」の「目黒川」は7位。

6位に毎年花見客(酔っ払い)で大賑わいの「上野恩賜公園」、“井の頭公園”は意外と低めの圏外14位。観光ついでに桜も楽しめたら最高ですよね…京都の観光名所「清水寺」と「嵐山」がそれぞれ9位と10位に。

(記事提供:Infoseek)

記事提供:
http://www.infoseek.co.jp/

【4月8日20時1分配信 japan.internet.com
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000032-inet-inet
 
   
Posted at 07:04/ この記事のURL
競合他社との連携は“ARブラウザ”への第1歩――KDDI「実空間透視ケータイ」の未来 / 2010年04月09日(金)
 現実空間に電子情報を重ね合わせるAR(拡張現実)の技術は、2009年後半ごろからさまざまなメディアに取り上げられ、注目を集めている。「セカイカメラ」や「Layar」など、スマートフォンのGPSや6軸センサー(地磁気センサー+加速度センサー)を活用して、位置情報を持ったコンテンツをあたかも現実空間に浮かんでいるように見せるARサービスが、話題に火を付けた。

 こうした状況の中、スマートフォンではなく日本の“ケータイ”に対して、通信キャリアとして積極的にARサービスを提供してきたのがKDDIだ。同社はKDDI研究所の開発したARアプリ「実空間透視ケータイ(β版)」を2009年6月に公開し、写真をその場に投稿するサービスや、周囲の観光情報を表示するサービスをユーザーに提供してきた。そして2010年、同社はセカイカメラの開発元である頓智ドットとAR事業で連携し、セカイカメラのコンテンツをauケータイで閲覧できるアプリ「セカイカメラZOOM」を6月に提供すると発表した。期間限定で提供する実験的なアプリであり、KDDIは同アプリの成果を踏まえて今後のAR事業を検討していく考えだ。従来提供してきたβ版アプリはサービスを停止し、セカイカメラブランドの新アプリにコンテンツをいったん集約する格好になる。

 「KDDIのARはセカイカメラに吸収されるのか」――そう思う人もいるかもしれないが、そうではない。セカイカメラZOOMは、実空間透視ケータイの目指す「相互運用性のあるAR世界」の構築に向けた第1歩であり、アプリの中では実空間透視ケータイのエンジンが動いている。つまり、実空間透視ケータイはアプリというより、その下で働くエンジンであり、同社のARプラットフォーム全体を指すブランド名なのだ。このプラットフォームは、セカイカメラにとどまらず、さまざまなARサービスのコンテンツを横串で閲覧できる“ブラウザ”としての役割を目指している。同社はセカイカメラZOOMの公開と同時期に、アプリにコンテンツを表示するためのSDKを公開し、さまざまなCP(コンテンツプロバイダー)の参加を募る考えだ。

●“ブラウザ”を目指す実空間透視ケータイ

 「頓智ドットさんのセカイカメラや、ドコモさんの直感ナビなど、いろんなサービスとプリミティブなレイヤーで相互連携を取らないと市場が育たないと感じ、実行の機会を探っていました」――KDDI研究所で実空間透視ケータイの開発を担当する小林亜令氏はそう語る。同氏はかねてからARコンテンツの相互運用性を重要視し、他社との連携に積極的な姿勢を見せてきた(参考記事1:http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0907/22/news065.html)(参考記事2:http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/0909/28/news068.html)。

 一方、KDDIのコンテンツビジネスの検討部門では、コンテンツを配信し流通させるためのメディアとしてARに注目しており、さらにAndroid端末の企画開発の部門では、スマートフォンならではの新しいコミュニケーションツールの提供に関心を寄せていた。こうした事業戦略的な背景と小林氏の思いとが重なり合って実現したのが、ユーザー参加型ARとして大きな求心力を持つセカイカメラとの連携だった。

 セカイカメラZOOMは、実空間透視ケータイの独自機能や軽快な動作性と、セカイカメラの豊富なコンテンツと洗練されたデザインが融合した、“いいとこ取り”のアプリといえる。機能面は、2009年のCEATECで公開された実空間透視ケータイの開発版に近く、現実空間の位置や向きと連動するCGマップ上にコンテンツを浮かべる「透視モード」と、カメラ映像にコンテンツを重ねる「ライブビュー・モード」という2種類の画面モードが用意されている。透視モードでは遠くのコンテンツを表示するズーム機能を搭載するほか、コンテンツの密集度に応じて画面の表示範囲を自動で調節するなど、これまでKDDI研究所が培ってきたARのノウハウがそのまま生きている。アプリの開発は富山県立大学と共同で2010年に入ってから開始。Android端末の発表会で展示した開発版は、わずか2カ月半で作りあげたという。

 同アプリは、セカイカメラのデータベースにアクセスし、「エアタグ」と呼ばれるセカイカメラのコンテンツを画面に表示する。また、当然ながらセカイカメラZOOM上で投稿したエアタグは頓智ドットのセカイカメラにも反映され、コンテンツの相互運用性が確保されている。

 さらに、KDDIは独自にエアタグ用の「KDDIエアタグサーバ」を持ち、そこにKDDIが既存事業で関係を築いてきたCPのコンテンツや、ECへの導線、あるいは広告などを載せ、セカイカメラZOOMに表示する考えだ。こうしたKDDI側のエアタグは、頓智ドットが公開したAPIによってセカイカメラにも反映することができる。

 構造が少々複雑だが、両社の関係を端的に言うと、KDDIにとって頓智ドットは豊富なCGMコンテンツの提供元であり、セカイカメラという求心力のあるブランドでARを推進するパートナーということになる。一方、頓智ドットにとってKDDIは、日本で圧倒的な数を占める“ケータイユーザー”へのリーチを手助けしてくれる存在であり、APIを通じてコンテンツを配信するCPの1つでもある。

 そして、セカイカメラZOOMを語る上で重要なのが、KDDIと頓智ドットのサーバだけでなく、不特定多数のARデータベースにアクセスすることを想定している点だ。「不特定多数のサーバにアクセスできないとWebブラウザ的な役割を果たせません。ですので、CPさんがAR用のサーバを構築するためのSDKを公開し、レイヤーを切り替えるような感覚でさまざまなサーバにアクセスできる環境を整えます」(小林氏)。同氏によれば、オーサリングツールを使って手動でコンテンツを配置する静的なサーバに加え、動的な高機能サーバを構築するための仕様も公開する予定だという。同社はこうしたCP主導のARチャンネルを増やしてコンテンツの充実を図る考えで、幅広い企業からの参加を募っているという。

 また、KDDIはこうした多くのARチャンネルを「EZwebでいうトップページのようなポータル画面」(小林氏)から選択できるようにする考えだ。開発版のアプリの画面には、アクセスできるチャンネル(ARデータベース)の一覧画面が設けられ、セカイカメラのAR空間だけでなく、これまで実空間透視ケータイで提供してきた観光情報などのAR空間が選択できるようになっていた。人気のあるARチャンネルが分かるランキング機能なども実装し、利便性を高めていくという。

●トライアルを通じてビジネスモデルのあり方を検討

 このようにARプラットフォームの構築に取り組むKDDIだが、収益化についてはどのような戦略を持っているのだろうか。同社がセカイカメラZOOMで取り組む試みの1つは、先述したKDDIエアタグサーバを使った広告コンテンツの配信だ。広告主に対して専用のエアタグ配置ツールを提供し、EZwebやPCサイトへのリンクを設定することで、自社サイトへの誘導が図れるようになっている。「ユーザーがセカイカメラZOOMからリンクを選択すれば、EZwebのサイトに飛ぶことができます。つまり、EZwebの課金システムを使ったECサービスなどの窓口として、エアタグが利用できるのです」(小林氏)。また、頓智ドットのセカイカメラからこれらの広告エアタグにアクセスした場合は、PCサイトに飛ぶようになるという。

 広告の配信だけでなく、プラットフォーム利用料やユーザーに対する何らかのコンテンツ課金など、ARのマネタイズ手法はさまざまな可能性がある。サービス企画に関わるKDDIの伊藤盛氏は、利用者を増やすためにも「まずはプラットフォームを整備し、CPさんにコンテンツを出してもらえる環境を構築することが先決」と説明する。「プラットフォームの利用料という点では、CPさんもコンテンツをARに対応させるためにリソースを使いますので、成果報酬型などビジネスモデルに何らかしらの工夫が必要と感じています。現状で決まっていることは少なく、セカイカメラZOOMのトライアルを通じて、ビジネス的に成り立ちうるモデルを見極めていきたい」(伊藤氏)

 位置情報サービスは、これまでIT分野があまりリーチしていなかった小規模な実店舗の広告メディアとしても注目されている。KDDIもこうした小規模店舗をターゲットに、地図サービス上で店情報をルート案内とセットで訴求する広告商品を発売した。そして実空間透視ケータイでも、こうした方向性は意識されていると小林氏は話す。「例えば、農家の方のお茶畑を通りかかった人がお茶畑にケータイをかざすと、そこで採れた茶葉が購入できるようなサービスを実現したい。それが広告なのかECなのかは分かりませんが、実空間上で出会ったものを“かざせば買える”というリテラシーを普及させたいと思っています。そのためにはコンテンツが充実していることが不可欠で、『商品が1つしかない』といった方でも参加できるようにする必要があると感じています」(小林氏)。

 一方の伊藤氏は、KDDIが協業モデルで運営している「auショッピングモール」などの各種サービスとの連携も選択肢として検討していきたいと話す。また「au one」の広告事業を手掛けるmedibaと協力して広告を獲得していくようなシナリオも考えられるという。

●KDDIのAR事業、今後の課題と計画は?

 こうした戦略の下、6月にサービスを開始するセカイカメラZOOMだが、開始までに解決すべき課題があるという。「セカイカメラに比べてセカイカメラZOOMが弱いのは、ユーザーがアプリに触れる“導線”だと思っています。現状では待受け画面上に起動アイコンがあるわけでもなく、何回かキーを押さないとアプリを使えない。いろいろと試行錯誤の最中ですが、別のメディアからの誘導など、アプリを使いたくなるような手前の導線を工夫することに注力したいと考えています」(小林氏)。そのため、発表会で披露した開発版からさらにアプリの内容が変更される可能性もあるようだ。

 また、6軸センサーを搭載した端末が少ないことも課題だ。現状では、セカイカメラZOOMの“かざした方角のエアタグが自動で表示される”機能を楽しめるのは、カシオの「G'zOne」シリーズなど一部の機種に限られる。今後、ケータイの6軸センサー搭載率がどう変化するのかは分からないが、実空間透視ケータイのプロジェクトでは太陽光を認識して方位を検出する技術なども研究されており、こうした機能が将来的に実装される可能性はあるという。また、位置の把握という点では、GPSでは正確に把握できない“ラスト10メートル”の距離をどう検出するかも「なんとか解決したい課題」だという。これには画像認識をはじめ、さまざまな手法が検討されている。

 また、サービス開始後はCPなどのパートナーの要望を聞きながらアプリの機能をバージョンアップしていきたいと小林氏は意気込む。「SDKを公開するだけでなく、パートナーと一緒に魅力的なコンテンツを作っていきたいと考えています。例えばですが、実空間透視ケータイを使った位置ゲーの提供など、SDKだけでは実現できない機能の要望にも積極的に応えていきたい」(小林氏)。また、小林氏によれば、セカイカメラZOOM以外のアプリケーションの提供も検討されているようで、“ブラウザ”としての役割を果たすセカイカメラZOOMとは違った体験を提供するアプリになる可能性があるという。

 日本のケータイで、ARがどう受け入れられるのか――β版として提供されてきた実空間透視ケータイの真価が問われるのはこれからだ。単なる目新しさにとどまらないARの利便性や体験性を各社が模索している中、小林氏も「最初の5秒は目新しさで切り抜けられるが、その後の5分をいかに使ってもらえるようにするかが重要」と話す。通信キャリアならではの多彩なコンテンツやサービスとの連携を通して、KDDIならではの魅力的なAR空間を生み出せるかどうかが、大きな鍵になるだろう。【山田祐介】 4月8日14時38分配信 +D Mobile
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000033-zdn_m-mobi
 
   
Posted at 06:32/ この記事のURL
Facebookがアジア・太平洋地域の8市場でリーチ1位 伸び悩む日本のSNS人気 / 2010年04月09日(金)
 今年の2月にソーシャルネットワーキングのサイトを訪れたのは、この地域のオンライン人口の50.8%で、2億4030万人にリーチしている。フィリピン、オーストラリア、インドネシアといった市場では、SNSはネットで最も人気のあるサービスとなっており、インターネット人口の9割近くが利用している。一方、そのほかの市場では、モバイル端末を使ったSNSの利用が広がりを見せている。

【関連写真】アジア・太平洋地域の各市場で1位のソーシャルネットワークと ウェブ人口におけるリーチ (2010年2月、15歳以上、家庭と職場からのアクセス)

 Facebookは、8つの市場、すなわち、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ニュージーランド、香港、ベトナムで、リーチにおいて1位を獲得し、この地域で最も多く1位を獲得したSNSとなった。一方、インドではOrkut、日本ではmixi、韓国ではCyWorld、台湾ではWretchがリーチで1位を獲得している。

【4月8日19時45分配信 MarkeZine
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000006-sh_mar-sci
 
   
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白とピンク上品に 雲原の龍雲寺でコチョウワビスケが見ごろ / 2010年04月09日(金)
 ツバキの園芸種で茶花として用いられるコチョウワビスケが、福知山市雲原、龍雲寺(塩見徳哉住職)で見ごろを迎えている。色はピンクと白のまだら模様で、上品さを漂わせる。

 境内にある古木に、2月下旬ごろから咲き始めた。今年は気温の高低差が激しかったため、一気に咲かず、花が長持ちして長い間楽しめているという。
 
■17日に花まつり■
 
 17日午前10時から正午まで境内で花まつりを開き、参拝者に甘茶、抹茶の接待をする。 4月8日21時22分配信 両丹日日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000302-rtn-l26
 
   
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