父親

July 22 [Mon], 2013, 21:54
父親は怠惰な息子に我慢がならなかった。起きているかぎり寸暇を惜しんで働いてきた毛胎昌
は、息子にも同じように勤勉な労働を要求し、言いつけに従わない息子を殴った。毛沢東は父親を
憎悪した。政敵に対する大規模な復讐をおこなっていた一九六八年、毛沢東は拷間係に向かって、
自分の父親にもこういう容赦ない扱いをしてやりたかった、「わたしの父親はひどい人間だった。
いま生きていたら、『噴気式』(ジェット式)にしてやるべきだと思う」と語った。「ジェット式」
というのは、迫害される人の両腕を背後へねじ上げ、頭をむりやり下げさせて、ジェット機のよう
な姿勢を取らせる虐待のことだ。
毛沢東は父親から一方的に殴られていたわけではなく、父親に反論じ言い負かすことも少なくな
かった。毛沢東は父親に向かって、父親は年上なのだから年少の自分より多く働くのが当たり前
だ、というような理屈を主張した。中国人の常識からすれば、とても考えられない無礼な国のきき
方である。ある日、毛沢東によれば、父と息子は客人の前で口論になったという。「父は客たちの
前で、私を怠け者で、役立たずだとけなしたのです。これは私を憤慨させ、私は父を罵って、家を
出ました……父もまた追いかけてきて、罵りながら同時に家に帰れと命じたのです。私は池の畔ま
でいって、父がそれ以上近づけば飛び込んでしまうとおどかしました……父は私に謝って……」。
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