Windowsが稼働する「MacBook Air」の模造品、「iPhone」の大型版のようなタブレットPC、米国Appleの「iPad」への対抗を狙うもう1つのタブレット。中国の小規模なガジェット・メーカー、Tesoは3月18日、中国広東省南部の自由経済特区、深センで開催された見本市でこれらのデバイスを披露した。
【関連画像を含む詳細記事】 Tesoは1年以上前からMacBook Air風ノートブックPCを販売しており、新たにこれらのタブレットの販売準備を進めていると、同社の担当者ウー(Wu)氏は語った。
iPhoneのようなタブレットPCは、黒い背面のカーブや画面下の丸いボタンなど、細部までこのAppleの人気スマートフォン、iPhoneを模倣している。だが、プロセッサにはIntelの「Atom」を搭載しており、画面は10インチで、間もなく登場する9.7インチ画面のAppleのiPadに近い。
TesoのデバイスとApple製品の類似について、ウー氏は、「コピー商品を作るなら、最も高価で最も人気の高い製品をコピーしなくては」と語った。
携帯電話など中国の悪名高いエレクトロニクス分野のコピー商品を製造する企業の大部分は、深センに本拠を置いている。深センは、Appleのような有名企業のガジェットの量産基地だ。中国の無秩序なエレクトロニクス市場では、偽造iPhoneが正規のiPhoneやHTC製のスマートフォンなどの携帯電話とともに広く販売されている。これらの正規品は外国で購入され、中国に勝手に持ち込まれたものだ。
ウー氏によると、Tesoの模造MacBook Airは毎月5000台以上売れており、価格は1900元(280ドル)。これは、AppleのWebサイトで1499ドルからの価格で販売されている正規のMacBook Airよりも格安だが、両者が似ているのは見た目だけ。TesoのノートブックPCはIntel Atomプロセッサを搭載しており、Windows XPが稼働する。Windows XPは、中国で最も海賊版が横行しているOSだ。
Tesoの白いマシンはモニタ背面にAppleロゴ、モニタ下に「MacBook Air」の文字が表示され、Apple製ノートブックPCと同様、キーボード下にはシングル・マウス・ボタンが配置されている。
「米国では販売できなかった。税関で問題が生じることが目に見えていた」とウー氏は語った。
TesoはiPhone風タブレットについては、モックアップしか展示しなかった。だが、同タブレットは今月か来月にも、3000元(440ドル)を切る価格で発売されるという。
このタブレットの形はiPhoneをモデルにしていることから、Tesoは権利侵害を避けるためにデザインを調整したと、ウー氏は述べている。「われわれの製品は見た目がApple製品に似ているが、彼らの製品は携帯電話だ」
(Owen Fletcher/IDG News Service北京支局
【3月19日16時58分配信
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