アイシングの応用

March 10 [Sun], 2013, 18:17
○RICE
RICEとは、負傷時に行うべき4つの応急処置法(安静・冷却・圧迫・挙上)の総称である。これら4つの処置法は単独でも効果を発揮するが、同時に行うとより大きな効果を発揮する[64][65]。4つの処置を同時に行うことが困難である場合には、まず冷却、すなわちアイシングに行うことが迅速に行うことが負傷の予後によい影響をもたらすとされる[66]。なお、RICEのうち冷却と圧迫を同時に行うための道具として、バンデージ状の冷却材がある[67]。

○クライオストレッチ
クライオストレッチとは、筋肉の緊張を解消するという意味で同様の効果を持つアイシング[† 2]とストレッチを組み合わせるストレッチ法のことで、一般には筋肉に痛みや張り・緊張を抱えているために通常のストレッチが困難な場合に行われる。具体的な方法としては筋肉を5-10分間アイシングし、その後ストレッチを行う(ストレッチの際にはアイシングをやめても続けてもよい)。さらに、ストレッチの効果を高めるために行われるクライオストレッチもある。この方法ではストレッチにより筋肉を限界まで伸ばした時点でその箇所を冷やすことで伸びた状態を筋肉に記憶させ、元に戻りにくくする[68]。

○クライオキネティックス
クライオキネティックスとは、アイシングしながら適度な運動を行うことで損傷した組織の回復を早めようとする方法である。前述のように患部が損傷している場合には細胞液や血液を患部の毛細血管に集中させて治癒させようとする作用が働くが、この作用は患部に適度な運動を加えることで促進される。クライオキネティックスはそのことを利用して、アイシングによって患部の痛感神経をマヒさせて痛みを和らげ、適度な運動を行うことを可能にすることで患部の回復を早めようとする[69][70]。

○温熱療法との併用(コントラスト)
温熱療法とは、患部を温めることで周辺の細胞の働きを活発にし、新陳代謝を促進させて筋肉の緊張・収縮をほぐして痛みを和らげる治療法である。アイシングと温熱療法を連続して行うことをコントラストという。具体的にはまずアイシングを行い、続けて患部を温める。そうすることでまず患部の炎症を抑え、その次に血液循環を向上させ炎症の原因物質の除去と筋肉への酸素供給を促進させて回復力を高める効果が得られる。コントラストはぎっくり腰や寝違えに対して効果的な治療法として知られる[71]。

なお、負傷などの際にアイシングと温熱療法のいずれを選択するべきか迷う場合もあるが、患部が炎症を起こしている時に患部を温めるとアイシングをした場合とは逆の生理的効果がもたらされ、炎症が悪化してしまう。逆にアイシングを選択して炎症が悪化することはほとんどないとされる[72][73]。

参考:ウィキペディア「アイシング

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アイシングの注意点

March 10 [Sun], 2013, 18:16
○凍傷
アイシングにおいては冷やし過ぎにより凍傷を負う事に注意する必要がある。冷やし過ぎを引き起こす要因には冷却時間・冷却媒体の温度・冷却媒体の種類・患部への圧迫の度合いがある。とりわけ重要なのは冷却媒体の温度である[51]。コールドパックの中には摂氏0℃以下に冷えるものがあるが、そのようなものを使用すると短時間のアイシングであっても凍傷を引き起こす危険があるため、使用時にはタオルで巻くなどの工夫が必要である[52][53]。また、コールドスプレーを長時間至近距離から吹き付ける行為は凍傷を引き起こしやすい。前述のようにコールドスプレーは氷よりもアイシング効果は低いため、患部の深部を冷却しようとすると長時間吹き付けることになるので注意が必要である[54][55]。氷を使用する場合でも、家庭用冷凍庫で作ったものや市販のものは摂氏0℃以下に冷却されている場合があり、そのような場合は氷を水に濡らして表面を溶かすか、水を混ぜて氷水にして対処することが望ましい[56][57]。アイシングをしたまま眠ると凍傷を引き起こす恐れがあるので注意が必要である[58]。アイシングを行う時間の目安はおおむね10-30分である[59]。

○化膿の防止
皮膚に創傷や擦過傷がある場合は傷口から細菌が侵入して化膿を引き起こす恐れがある。化膿を防止するためにアイシングの前に傷口を消毒し、絆創膏を貼ることが必要である[54]。

○血液循環を促進する行為の禁止
アイシングは血行を抑えるための行為である。そのためアイシングの最中およびアイシング後しばらくの間、血液の循環を促進する飲酒・入浴・過度の運動を行うことは厳禁である[54][60]。

○その他
皮膚の弱い者がアイシングをする場合にはアンダーシャツの上から行うなどの配慮が必要である[61]。冷却に対する過敏症、冷却による一時的な血行障害を引き起した場合はそれ以上のアイシングを避け、医師の診断を受けることが望ましい。その他、心疾患や局所循環障害を患っている場合にはアイシングは禁物である。[54][62]。また冷湿布については、サリチル酸メチル、カンフルなど血行を促進する化学物質が含まれている場合が多い。それらの化学物質は内出血を助長し、腫れや痛みなどの炎症を悪化させる場合があるので注意を要する[9][63]。

参考:ウィキペディア「アイシング

アイシングの活用 - 症状に応じた活用 - 一般的な症状に対して

March 10 [Sun], 2013, 18:15
・偏頭痛
肩こりや目の疲れが原因の場合は、肩から肩甲骨の内側にかけてアイシングする。原因が分からない場合は額の痛みを覚える箇所に近い部分をアイシングする[43]。

・寝違え
最も痛みを感じる箇所をアイシングする。アイシング後に同じ箇所を温める方法(後述のコントラスト)をとるとさらに有効である。コントラスト後にストレッチを行うとさらに効果的である[44]。

・慢性的な肩こり・五十肩(四十肩)
首の付け根から肩、肩甲骨にかけての箇所をアイシングする。アイシング後に同じ箇所を温める方法(後述のコントラスト)をとるとさらに有効である[45]。

・慢性的な膝の痛み
膝全体をアイシングする。3日が経過して痛みが治まったら4日目以降は同じ箇所を温める。3日が経過しても痛みが治らない場合は病院へ行くことが望ましい[46]。

・腱鞘炎
患部をアイシングする。アイシングの方法は冷湿布でも十分である。就寝前にコントラストを行うのも効果的[47]。

・眼精疲労
目の周りをアイシングする。冷やし過ぎにとくに注意する。首や肩のこりが原因の場合には耳の後ろもアイシングする。アイシングで症状が改善されない場合には眼科を受診することが望ましい[48]。

・歯の痛み
歯科へ行くまでの応急処置として行う。歯の痛みを覚える箇所に近い頬や耳の後をアイシングする。または水に浸した氷を口に含んでアイシングする[49]。

・喉の痛み(風邪の初期症状)
喉頭隆起を中心にアイシングする[50]。

参考:ウィキペディア「アイシング