盗聴事件の判決

June 21 [Sun], 2015, 7:31
1986年、警察が組織的に盗聴を行ってきたことが暴露されました。
それが、緒方靖夫(元日本共産党国際部長、元参議院議員)宅盗聴事件です。
1986年11月下旬、緒方宅の電話が盗聴されていることが明らかになりました。その後の調査で盗聴は1985年の夏から一時期の中断はあったが、1986年の盗聴の発見まで神奈川県警公安課所属の数名の警察官によって行われたことが判明しました。
これは憲法で保障された「通信の秘密」を侵すものであり、有線電気通信法違反、電気通信事業法違反の違法行為そのものでした。
ところが、1987年8月、告発を受けた東京地検は盗聴警察官を特定しながら、不起訴処分にしたのです。(この問題については、当時の伊藤検事総長が単行本「秋霜烈日 検事総長の回想」のなかで「よその国」の「たとえ話」(1)として、注目すべき発言をしています。)
緒方さんらは、やむをえず民事裁判で国家賠償請求を起こしました。この裁判で東東京地裁(1994年)、東京高裁(1997年)は盗聴が警察による組織的な行為であると認定し、国と神奈川県に賠償を命ずる判決をだしました。
そればかりではありません。こうした盗聴が過去から繰り返されてきたとまで指摘したのです。
日本全体がモラルハザードを起こしていることです。
国民に対する権力の監視の目を厳しくする法案として民主党が盗聴法とともに問題としているものに、住民基本台帳法、いわゆる国民総背番号法があります。
これは、すべての国民に10桁の国民総背番号を強制的に付番するというもので、個人の情報を統一して管理します。これは便利な部分は確かにありますが、個人情報が番号一つ入力するだけで分かってしまいます。
また、コンピューターは紙と違って情報が盗み易いという問題があります。
アメリカのペンタゴンでさえハッカーが入っていたずらをしているといいます。
日本の役所のコンピューターなんて当然入ってこられるでしょう。個人情報が筒抜けになる危険性は非常に高いのです。こんな法律をつくって良いのでしょうか。
http://squarepeggame.com/

例えば車のスピード違反で捕まった人は、その後反省して「もうスピード違反はしない」と思うでしょうか。
ほとんどの人は運が悪かったと思うだけで罪悪感を覚える事はないでしょう。
日本全体がそんな状態に陥っているのです。スケープゴード的に摘発を受けても本人にも周辺にも抑止効果はなく、ルールを守らなくてもいいという雰囲気が蔓延しています。
しかし、警察は緒方宅盗聴事件の判決が確定した現在でも、盗聴を組織的に行ってきたことを認めていません。緒方さんらへの謝罪もありません。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:saibon
読者になる
2015年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
http://yaplog.jp/xczaqy/index1_0.rdf