安藤の水泡眼

July 07 [Thu], 2016, 18:46
インプラント治療の目的は、なくした歯を取り戻すことにあります。歯科医院はコンビニエンスストアよりも多いですが、インプラントに力を入れている歯科医院は全体の約2割に過ぎません。限られた歯科医院の中から信頼できる歯医者さんを探すことが大事です。
インプラントの耐久力が気になりますが、包み隠さずに言えばデータを持っている人はどこにもいません。インプラントはとても新しい治療法なので、充分なデータが得られていないのです。一番必要としているのが高齢者ということもありますが、インプラントは死ぬまで機能を果たしているようです。研究者によれば、インプラントの寿命は40年とも50年とも言われています。
インプラント治療に、年齢制限の上限はありません。逆に下限は骨の成長が止まる20歳前後から受けられます。70歳以上の高齢者もインプラント手術を受けられているようです。ただ、年齢的には問題はなくても持病によっては諦めざるを得ない場合もあります。
高血圧・糖尿病・心臓疾患・呼吸器疾患などをお持ちの方は、インプラント手術ができない場合が多いようです。それでもインプラントを希望されるのなら、担当医とよく相談してから決める必要があります。インプラントにしたい妊婦の方は、出産後一段落してからにしましょう。
インプラント治療で多くの方が気にしているのがどれだけ痛いんだろうかということです。金属の細い棒を歯茎を切開して骨に埋め込むわけですから、経験したことのないような痛みを想像しがちです。でも実際は、麻酔が充分に効いていますので、歯を抜くときと同レベルの痛みしかありません。親知らずを抜くぐらいの痛みしかないんです。
悩みが尽きない入れ歯と決別するためにインプラントにしようと決心しても、手術自体が恐ろしくて最初の一歩が踏み出せない、という方も多いかもしれません。あまりに恐怖心が大きいと手術全般にわたって余分な反応をしてしまい、危険な状況を自分から作り出してしまいます。実はありがたいことに、恐怖心を感じなくなるという麻酔があります。
インプラント手術を行っている歯科医院は全体の約2割程度しかありませんが、その限られた歯科医院の中から信用できる歯医者さんを自分だけで探し当てるのは困難を極めるかもしれません。もしあなたが本気でインプラント手術を希望するなら、最初にしなければいけないのはインプラントについての知識を身につけることから始めるべきです。
インプラントで頼れる歯医者さんは、他の歯科医院で断られた難症例でも対応できる歯科医、と言い換えることができます。難症例で代表的なものに『充分な骨がない』という症状があります。現在では骨造成という技術が確立されているので、骨がなければ骨を創ってそこにインプラントを埋入します。
意外に思われるかもしれませんが、つい最近まで大学ではインプラントを学ぶことができませんでした。歯科医たちはインプラントメーカーが主催するセミナーに参加したり、インプラント学会に所属するなどして、知識や技術を磨いてきました。今は大学でもしっかり学べるので、今後は今よりも優秀な歯科医は増えそうです。
入れ歯からインプラントに替えたくて受診した歯科医で、「あなたにはインプラントはできません」と言われたらどう思いますか。実はきちんと断ってくれる先生はいい歯医者さんです。悲惨なのは、症状と自分の技術があっているかどうかが分からない歯医者さんです。
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