FXで得た利益の税金はどうなるの?

June 20 [Sun], 2010, 21:09
こんばんは。

FXである程度稼ぐようになると、税金を納める必要がでてきます。

20万円までは申告不要(給与所得がなければ基礎控除額の38万円まで申告不要)ですが、20万円を超えると確定申告によって納税します。株のように、源泉徴収つきの特定口座などがないので確定申告は必須です。覚えておきましょう。

所得区分は雑所得に分類されます。雑所得は残念ながらかなり不利な所得区分です。また、相対取引(普通のFX)とくりっく365(取引所で行うFX)で税金が違ってきます。

まず、相対取引の場合税制上の優遇は一切ありあせん。総合課税といって、所得総額(給与所得などを含む)に応じた税率が課せられます。また、損失の繰越ができないのも注意が必要です。195万円以下の場合所得税と住民税あわせて15%となり、1,800万円を超えると50%税率もかなり高いです。

一方公設の取引所を利用するくりっく365の場合、他の先物取引などと損益通算が可能で損失の繰越も3年まで可能です。しかも、税率は一律20%の申告分離課税です。申告分離課税なため、他に普通の相対取引の業者での損益と通算することができないという点は注意。

こうしてみると、くりっく365は非常に有利なようですが、必ずしもそうとは言い切れません。

それは、課税はあくまでも利益をあげた場合にかかるものであって、くりっく365はその利益をあげることが相対業者より難しいからです。

その大きな原因となっているのが、手数料です。

例えば、スプレッドを同じとした場合にデイトレードで10万ドルを1回取引して10銭の利益を抜いた場合にどうなるかを見ていきましょう。

まず相対業者の場合は手数料無料ですから、10銭×10万で1万円の利益になります。
一方くりっく365は手数料が有料なため、10銭×10万円−(10万通貨の往復手数料)で1万円から10万通貨分の往復手数料を計算すると、210円×2×10(4,200円)を引いた5,800円となります。

相対業者の税率が50%と仮定しても5千円ですが、くりっく365の場合ここからさらに20%を引くと、4,640円と最高税率の50%の場合よりも手元に残るお金が少ないという結果になってしまいます。

これは、利幅に応じた手数料の影響が大きいことを意味します。デイトレードやスキャルピングの場合どんなに課税率の問題があっても、くりっく365では稼ぐことは難しいということですね。

ただし、くりっく365は手数料を除くと信頼性の高さなどは抜群ですから、手数料の影響が少なくなってくる中期・長期のトレードでは課税率のメリットが活きてきます。

大切なのは、トレードに応じて使い分けていくということです。

今日はこの辺で。
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