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これがデルの新しい主力ノートPCだ――「Inspiron 15R」実力診断 / 2010年06月24日(木)
 デルの「Inspiron 15R」は、インテルプラットフォームと15.6型ワイド液晶ディスプレイを採用した個人向けノートPC。AMDプラットフォームを用いた同じ画面サイズの「Inspiron M501R」とともに、5月14日に発売された新モデルだ。

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 デルは個人向けのノートPCとして、ゲーミングマシンの「Alienware」、ハイスペック寄りの「Studio」、Netbookの「Inspiron Mini」もラインアップするが、Inspironはエントリーを中心にミドルレンジまでのユーザー層をカバーするスタンダードモデルに位置付けられる。Inspironの中でも15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載モデルは、主に家庭内の据え置き型メインPCとして利用される売れ筋の製品だ。

 なお、2009年1月に発売され、2010年1月にCore iシリーズを採用してフルモデルチェンジした従来モデルの「Inspiron 15」は併売となるので、購入時にはInspiron 15Rと間違わないようにしたい。

 Inspiron 15Rと15はほぼ同じ基本スペックだが、ボディデザインが異なるほか、Inspiron 15RはIntel HM57 Expressチップセット、eSATA/USB 2.0共用ポート、IEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.1+EDRを搭載し、Inspiron 15はIntel HM55 ExpressチップセットとIEEE802.11a/b/g/nの無線LANを備える一方、eSATA/USB 2.0兼用ポートやBluetooth 2.1+EDRを装備しないなどの違いがある(2010年6月23日現在)。

●ヘアラインが美しい新デザインのボディ

 まずは外観から見ていこう。本体サイズは380(幅)×248(奥行き)×20〜32.8(高さ)ミリ、重量は約2.47キロと、15.6型ワイド液晶のノートPCとしては標準的な大きさだ。ボディに厚みはあるが、底面が前方に向かって絞り込まれており、液晶ディスプレイ部を薄く仕上げつつ、ボトムカバーをブラックで塗り分けてコントラストを付けるなどの工夫によって、見た目にはスッキリしている。

 デザインの特徴は、天面とパームレスト一面に施した金属調の仕上げだ。インモールド成型で樹脂にヘアライン加工のアルミのような模様を付けることで、メタリック感を演出しているのが目立つ。これに、白色LEDをあしらった電源ボタンやインジケータ、パーツの継ぎ目が目立たないような設計上の工夫も相まって、デザインはかなり洗練された印象を受ける。

 天面とパームレストの表面には光沢があるが、パームレストには指紋や汚れなどが付着しにくい加工を施しており、触った途端に指紋がべったり付いてしまうことはない。とはいえ、しばらく使っていると、天面やパームレストに付いた指紋が光に反射した際に気になるので、定期的にクロスでふいたほうがいいだろう。

 天面のカラーはマーズ・ブラック、トマト・レッド、ピーコック・ブルー、ロータス・ピンクの4色から選べる。今回入手した機材はトマト・レッドだったが、デルが“美発色トップカバー”と呼ぶだけあって、深みのある落ち着いた発色と金属調の仕上げが美しく、同社の従来機に比べて見栄えがする。

 主にデスクトップ代替として据え置きで使われることが多いInspiron 15Rでは、さほど重要ではないが、バッテリー駆動時間は最大約4時間2分とされている。背面側に48ワットアワー(11.1ボルト 4140mAh)のリチウムイオンバッテリーを装着する仕組みだ。

 付属のACアダプタは、実測でのサイズが48(幅)×108(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量が約363グラムだ。同社の他シリーズでは薄型ACアダプタを採用したものもあるが、標準的なサイズのACアダプタとなっている。

●Core i3/i5を中心に基本スペックはカスタマイズ可能

 基本スペックは同社おなじみのBTOメニューによって、購入時にカスタマイズが可能だ。CPUはCore i3-330M(2.13GHz)/Core i5-430M(2.26GHz/最大2.53GHz)、メインメモリは4Gバイト(2Gバイト×2)/6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)で最大8Gバイトまで拡張可、HDDは500Gバイト/640Gバイト(Serial ATA/5400rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ/Blu-ray Discとなっている。

 チップセットはIntel HM57 Express、液晶ディスプレイは1366×768ドット表示の15.6型光沢パネル(白色LEDバックライト搭載)、プリインストールOSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumに固定だ。

 通信機能は100BASE-TXの有線LANをはじめ、IEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.1+EDRを標準装備している。通常は問題ないが、有線LANがギガビット対応ではなく、無線LANがIEEE802.11aのサポートをしない点は、ユーザーのネットワーク環境によっては注意が必要だろう。

 インタフェース関係は3基のUSB 2.0ポート、eSATA/USB 2.0共用ポート、HDMI出力とアナログRGB出力、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、7 in 1メディアカードリーダー(SDHCメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO/xDピクチャーカードなどに対応)を備えており、このクラスとしては満足できる構成だ。また、液晶ディスプレイの上部には130万画素のWebカメラとマイク、ボディの前面底部にはステレオスピーカーを内蔵する。

 USB 2.0ポートは背面の左端と右端に1基ずつ、左側面の奥に1基が配置されており、右側面の奥にはeSATA/USB 2.0共用ポートもあるため、設置場所や接続する機器によって使い分けがしやすい。ただし、USBメモリなどを頻繁に着脱するケースもあるので、例えば左側面のHDMI出力とUSB 2.0の位置が逆だったら、さらによかったとも感じた。

 今回試用したのは、トマト・レッドの天面、Core i5-430M(2.26GHz/最大2.53GHz)、4Gバイトメモリ、500GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブを選んだ構成で、直販価格は8万2605円におさまっている(2010年6月23日現在)。ちなみに、天面がマーズ・ブラックの場合は、ほかのカラーより2625円安価になるので、直販価格は7万9980円まで下がる。このデザイン、性能、機能でこの価格は、かなりコストパフォーマンスが高いといえるだろう。

●15.6型ワイド光沢液晶ディスプレイ、SRS Premium Soundを搭載

 解像度1366×768ドット(アスペクト比16:9)の15.6型ワイド液晶ディスプレイは、同社が“TrueLife”と呼ぶ光沢タイプだ。昨今は15型クラスでより高解像度の製品もあるが、初期状態でアイコンや文字が大きめに表示されるので、初心者や年配のユーザーでも見やすいだろう。もちろん、Windows 7を使うのに窮屈さを感じないだけの解像度は確保されている。

 表示品質については、据え置き型のスタンダードノートとして十分なレベルにある。輝度は16段階に調整でき、最大設定では十分な明るさがあり、最小設定ではかなり暗くなる。広色域ではないが、光沢パネルがもたらす鮮やかさもあり、発色に不満はない。一方、液晶ディスプレイ部はフレームも含めて光沢仕様で、低反射処理も強くないことから、映り込みは気になる。視野角は上下方向が少し狭いが、左右方向に問題はなく、ディスプレイのチルト調整さえ行えば問題ない。

 映像/音楽コンテンツの視聴においては、サウンド機能の「SRS Premium Sound」も見どころだ。ノートPCでは小型のスピーカーしか内蔵できないため、高音質化が非常に難しいが、SRS Premium Soundでは再生できない周波数の重低音を検出し、そこに含まれる高調波成分を強調することで、重低音を人間の脳に感じさせるなど、臨場感あるサウンドが楽しめる。スピーカー自体の音量はそれほど大きくないが、SRS Premium Soundを使うことで音響のクオリティは確かに上がっている。

●テンキー付きのキーボードとマルチタッチ対応タッチパッドを装備

 キーボードは最近採用例が増えてきたテンキー搭載タイプだ。主要キーで約19ミリのキーピッチを確保している。キーを強めに押すと、キーボードユニット中央付近が少したわむが、通常は使っていて気になるほどではない。キートップがふらつくことはなく、適度な反発があるので、長文の入力も十分こなせるだろう。押下時の音もかなり静かだ。

 一方、4段配列のテンキーは横方向のキーピッチが約15ミリに狭まっているので、指が太いユーザーなどは少し押しにくいかもしれない。

 全体的なキー配列に無理はないが、最上段のF1〜F12キーは、音量調整/消音、輝度調整、映像や音声の再生、タッチパッドのオン/オフ、ワイヤレス通信のオン/オフ、外部映像出力などのショートカットキーが割り当てられており、F1〜F12キーとして使うにはFnキーと同時押しする必要がある。

 通常のF1〜F12キーとして使うには、BIOSセットアップでキーアサインを入れ替えることが可能だ。F1〜F12キーを利用したショートカット操作を常用しているユーザーは、キーアサインを入れ替えて使うほうがいいだろう。

 テンキーを搭載する関係で、キーボードのホームポジションは通常より左寄りになるが、タッチパッドはホームポジションより少し右寄りに配置されている。タッチパッドのサイズは90(横)×49(縦)ミリと大きく、サラサラとした手触りで滑りがよい。左右のクリックボタンにはパームレストと同様のヘアライン加工が施されており、デザインによくなじんでいる。左右のクリックボタンは押した際に少しふらつくが、サイズが大きく、ストロークが適度にあり、軽い力で押せるので指に負担がかかりにくい。押下時の音が小さいこともあり、使い勝手は良好だ。

 タッチパッドのドライバは、シナプティクス製(V7.2)を採用。2本指のスライドによる縦横スクロール、2本指の開閉で画像やWebページを拡大/縮小する「つまみズーム」、指で素早くはじいて慣性でカーソルを動かす「モーメンタム」といったジェスチャー操作が可能だ。タッチパッドのサイズが大きめなので、2本指での操作も無理がない。

●各種ベンチマークテストの結果は?

 主要なベンチマークテストも実施してみた。Windows 7に用意されたWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアは右に示した通りだ。CPUに内蔵されたグラフィックス機能のIntel HD Graphicsを利用していることから、グラフィックスのサブスコアが4.6と一番低い結果になったが、メモリとプライマリハードディスクは5.9、プロセッサは6.7とエントリークラスを超えるスコアが得られた。

 総合的なパフォーマンスを評価するPCMark Vantage(x64)とPCMark05、グラフィックス性能をチェックする3DMark06とFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3も試したが、傾向はWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアと変わらない。

 本格的な3Dゲームをプレイするのは難しいが、オフィススイートや画像編集、動画コンテンツの視聴など、さまざまな用途を快適にこなせるパフォーマンスを備えている。デルの場合、ゲーム用途のPCが欲しいならば、専用に作られたAlienwareのラインアップを検討するのがいいだろう。

 バッテリー駆動時間のテストはBBench 1.01(海人氏作)を用いた。無線LAN(11g)で常時接続、電源プランは初期設定のままで、BBenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」「10秒間隔でのキーストローク」としている。

 テスト結果は3時間22分経過したところでバッテリー残量が5%となり、休止状態へ移行した。このテストでは最大約4時間2分という公称値には届かなかったが、家庭内で移動しながら短時間バッテリー駆動する程度ならば、まったく問題はない。

 騒音と発熱も抑えられている。今回は室温25〜26度の部屋で長時間使用したが、アイドル時や低負荷時はファンの回転音がかなり抑えられており、空調の効いた部屋では気にならず、この状態ではボディの発熱もほとんど感じない。

 3DMark06のデモを1時間実施し続けて高い負荷をかけてみたところ、ファンの回転が高速化して風切り音が大きくなり、左側面の排気口から温まった空気が吹き出すが、高周波音などの異音がしないため、耳障りではない。

 高負荷時におけるボディの表面温度はパームレストの左手側が33度、パームレストの右手側が27.2度〜35度、キーボードの左が36.2度、キーボードの右が34.8度、タッチパッドが37.6度まで上昇したが、パームレストに置いた左手がほんのり温かく感じる程度だ。パームレストの右手側はタッチパッド付近が温まりやすいが、キーボード使用時に右手を置く場所はクールで、左手を置く場所のほうが温かく感じる。

 底面の温度を調べてみても、排気口付近のごく一部のみ40.6度と40度をオーバーしたが、左側は37.4度、右側は36.2度におさまっていた。

●“洗練”が実感できるデルの新スタンダードノート

 今回Inspiron 15Rを使ってみて感じたのは、世代を重ねることでの洗練だ。ボディデザインをはじめ、基本スペックやインタフェースの構成、ディスプレイの視認性、キーボードとタッチパッドの使い勝手、静音性と放熱性に至るまで、手堅くまとまっている。

 数年前のエントリーノートPCで見られたような「安いから仕方ない」といった妥協をユーザーに強いることがなく、目立った弱点がない。記事中では細かい不満点も挙げたが、8万円以下から購入できることを考えれば、買い得感はかなり高いといえる。

 15型クラスの液晶ディスプレイと光学ドライブを内蔵したノートPCは、最も台数が出る売れ筋モデルだけあって、多数の製品が販売されているが、シンプルで使いやすいCore i搭載ノートPCが欲しいならば、有力な選択肢の1つだろう。【前橋豪(撮影:矢野渉),ITmedia】

【6月23日21時15分配信 +D PC USER
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000074-zdn_pc-sci
 
   
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