『半パン・デイズ』よみました
2008.03.04 [Tue] 14:29

重松さんの作品の中でも、一番共感できる作品。 周りの人達に心を閉ざし、気が付いたら周りと距離を置くようになっていた少年が徐々に成長し、心を開いていく様子がとても鮮明に表現されている。 人間誰でも他人に対して嫌悪感を抱いてしまったり・・・周りにどう思われるかを気にして、意地を張って素直になれなかったりする。 そんな自分が嫌になることもあると思うが、この作品を読んでいると勇気付けられるというか、素直になれる。 子供大人関係なく、自分を少し重ねながら楽しんで読めると思います。
 

『エイジ』読みました
2008.03.04 [Tue] 14:21

まず、テーマの選択が多様な作品を残している重松清独特で、いつもよくこんなに子どもの気持ち(あくまで私の子ども時代ですけれど)、 煩悶を理解することができるなぁ、と不思議な共感を感じてしまいます。 重松清には純粋な主人公を描いた小学生でも読める作品とちょっと過剰?ともいえるいじめなどの描写をした作品、 また、所々に性描写の見られる作品があります。 これは『きよしこ』ほどの心の底からのメッセージ性はないものの、着眼点の面白さから言っても 小学生でも共感できる部類に入れていいと思います。 私自身、朝10時過ぎから読み始め、お昼ご飯を忘れて最後まで一気に読みきってしまい、重松清の世界に引き込まれ、 私自身も同級生になったかのような感覚さえ抱かされました。 重松清の問題提起は非常に優れたものであるし、氏の出した結論も、個人的にはうなずけるものであったと思います。 とにかく一度読んでみる価値は十二分にあると思います。
 

『送り火』読みました
2008.03.04 [Tue] 14:20

試験もいわゆる直前期に入り、理論を完璧に・・・と思うのだが、 重松ものには手が伸びちゃいます。 読む前のイメージとはかなりかけ離れていて、思わず、「鉄道員」を思い出したり。 でも、鉄道員の、これでも泣かんかというあざとさがなく、いい気分転換になりました。 40歳を超えると、ホントいろんなしがらみが多くて、本書でも実感させられましたが、 そのマイナスオーラを合格のモチベーションに変え、あと2ヶ月がんばりたい。 重松ファンとしては、はなはだ勝手だが、試験までに新刊や文庫化が出ないことを祈るのみ。 でも、あと一冊ぐらいなら読みたいなぁ。
 

『熱球』読みました
2008.03.04 [Tue] 14:13

甲子園に憧れ夢まで後一歩である事件により夢を経たれてしまった僕。20年後に娘を連れて故郷に戻り様々な局面に出くわし自分と家族のあり方を見つめ直すお話でした。★久々に読んだ重松作品は、やっぱりジンワリと切なさ&熱いものがたくさん詰まっています。★生きていたら誰でも直面する問題、夫婦のあり方、子供との信頼関係、そして親の老後。それらが300弱のページにぎっしりと詰まっていて考えされることがたくんさありました。
 

『疾走 上』読みました
2008.03.04 [Tue] 14:10

一気に読み切った。というより、だらだら読むのは辛かった。 映画化されたということだが、映画でこの小説の詳細を表現するには、少なくとも年齢制限を設けないと無理だろうと思った。 主人公が経験するさまざまなことが、非現実的とは言えないだろうが、それでも、ストレートに映像で表現されたものを見続けるのは厳しいかもしれない。 そういう観点から、多分、映画より小説のほうが、面白いといえる。 下巻の最後、クライマックスは予測できるものではあるが、「救われた」という気持ちにはなれなかった。 「人間」という生き物の、弱さも残虐さも、「どうだ!」といわんばかりの迫力ある小説だったと思う。 映画も見てみたい(期待はほどほどにして)。