セリスと志田

April 16 [Sat], 2016, 9:21
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントが安定しなかったり外れたりする場合もあります。もちろん腕のいい歯科医が埋入してもそういったことは起こりえますが、その確率の差は言うまでもありません。リスクに備えるという意味でも保証の有無やその内容は手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療ではデメリットよりもメリットの方が比較にならないほど大きいんです。保険がきかなくて費用が高くても、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術が必要であっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは自分の歯と同じように噛めるという機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、食事がとっても美味しくなります。味は言うまでもなく、食材の食感や温度まで感じることができます。固いものも遠慮なく噛むことができますので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、かなり高い出費を覚悟しなければなりません。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶようなマネは決してしないでください。表示金額以外にも請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラントを選ぶポイントは、何をおいてもきちんと任せられる歯科医かどうかを気にすることです。
インプラントの埋入は1本からできますが、多くのケースでは数本の手術となるケースが多いです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、大部分の歯を失った方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
最近は歯科医院でもインフォームドコンセントを意識しているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる自由診療を行っている歯科クリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長期にわたる治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長引く理由としては、顎の骨に埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。骨造成が必要であった場合には更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので治療費は安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが際立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、外見上では歯は全部揃っているように見えます。けれども実のところは見せかけだけで、噛むという歯の本来の機能があるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。見た目だけを気にするのか、それとも歯の機能自体を気にするのかは判断が分かれるところかもしれません。
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