行為や嗜好の特異性

December 23 [Tue], 2014, 21:40
人間の場合はそれぞれを「男性」「女性」あるいは「おとこ」「おんな」などと呼ぶ。人間の場合は、生物としての性別を前提としながら、加えて精神的・文化的に、また社会的な立場としても異なった存在として成長する。
妊娠第4週ほどに卵黄嚢に発生した原始生殖細胞は、第6週には下腹部の生殖隆起に移動して原始生殖腺を形作る。この時点では原始生殖腺は精巣にも卵巣にもなりうる。
第7週になって、SRY遺伝子が存在して正常に機能する場合には性腺原器は精巣に分化する。
既に2008年12月の国連総会で「性的指向と性自認に基づく差別の撤廃と人権保護の促進を求める」旨の声明に同意しており、行政が性的指向を認知し、差別は公式に人権問題であるとして、なくす呼びかけを行っている国である。
人の都合や趣味、興味で流動でき、それによって同性愛者と異性愛者の数が増減すると思っている人がいる。各性的指向間の壁は絶対的なものであると言い切ることはできないものの、現状を踏まえたときに、我々は実生活の中で、自分の性的指向(身体的性別ではない)が容易に変更できるものではないことを知っている。 無意識のうちに既形成された性別対象傾向を強引に消し去って意識的に新たな性別対象傾向を築くという作業を成し遂げることは、おおよそ困難であることは想像に難くない。 しかし、こうした事実が民間レベルへはあまり知られておらず、また、知った場合にも、未知の事実に対する間違ったイメージや憶測の先行、旧世代的な慣習や固定観念の根強さなどから、警戒心や抵抗感が横たわり、日常的に特別視している場面が少なくない。また、性的指向に限ったことではないが、自分の弱点や欠点から周囲の注目を反らして自己を保護するために、「まともではない存在」という概念を作って、そちらへ意識を向けておかなければならない人々によって、その利用価値からマイノリティーへの特別視が意識的に打ち出されて維持されるといった忌々しき実態もある。 このように日本ではメディアでのタレントや著名人などによって同性愛等がオープンになってはいるものの、実生活のなかでは異性愛者にとって異性愛以外の性的指向が概念上マイノリティーであるのが実状である。
人間のあらゆる行動や行為が多様で、個人ごとで様々な好みや傾向性を持つのと同様に、あまりにも多様で、本来類型化など不可能である。なぜある特徴、ある行為、ある状況に魅惑されるのか、その原因と想定されるものが、非常に多様多彩であることも考えれば、類型を想定することに無理があるとも言える。
しかし、それでもある種の性的嗜好は、その原因に関する説明理論から類型が立てられ、また社会道徳的に「異常」と通説されるものは、その行為や嗜好の特異性あるいは外見の特徴から類型が立てられている。異常とされる類型は、精神医学的に、健全な心理の所産とは考えがたいものは性的倒錯の類型となり、世俗道徳的な偏見における類型は、変態性欲の類型になる。
同遺伝子が存在しなかったり正常に機能できないために精巣への分化が起こらないままであると、第11週以降卵巣に分化していく。
この際、多数の因子とその受容体が作用しているので、何らかの障害により精巣決定性遺伝子の有無と性腺分化が食い違うこともある。上に挙げたような染色体変異により、精巣と卵巣の中間的な形に分化したり、2つの原始生殖腺のうち一方は精巣に他方は卵巣にと分化することもある。
この意味での性の区別を生物学的なそれとは区別してジェンダーと呼ぶこともある。なお生物的な性と性自認が著しくずれたり反転しているケースが性別不快症候群や性同一性障害、生物学的な性の形成そのものが定型的でないケースが性分化疾患である。詳しくは個々の項目を参照のこと。
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