映画「ノルウェイの森」で主人公を翻弄水原希子の素顔

December 24 [Fri], 2010, 19:31
村上春樹氏の世界をトラン?アン?ユン監督が映画化した「ノルウェイの森」(公開中)。小悪魔的な魅力で花を添えるのが本作で女優デビューを果たしたモデルの水原希子(きこ、20)だ。(夕刊フジ)透明感あふれる笑顔に無機質で独特なセリフ回しが強く印象に残る。松山ケンイチ(25)演じる主人公ワタナベを翻弄する女子大生、緑を演じた。撮影を振り返って「もう毎回、逃げだそうと考えていました。でも現実的に『逃げたら事務所に殺される』と思いましたけど」と笑う。無理もない。緑の役には演技経験のある女優が100人以上、名乗り出たが、トラン監督の答えは「ノン」。たまたま、制作スタッフが、雑誌に載っていた水原を見て「緑の雰囲気に合うかも」と感じたことが大役につながった。マネジャーが「ノルウェイの森だよ!」と興奮する中、水原は「ふ〜ん」とあっさりしていたというから大物だ。米国人の父と韓国人の母を持つハーフで、1990年、米テキサス生まれ。神戸で育った。7年前に飛び込んだモデルの世界が“天職”だと思っていただけに、初体験の現場は手ごわかった。「毎回、毎回、泣いていた。泣かない日があったら『今日、泣かなかった!』って思えるぐらい」「最初は怖くて、みんなが敵だと思っちゃった部分もあった」そんな水原を支えたのは、松山だった。「いつもそばにいてくれ、どーんと構えてくれた。不安になって泣いたりしたとき、『今の、俺は好きだったけどなー』と、心から褒めてくれるんです。『緑が希子さんでよかった』とも」厳しい演技指導で水原を“泣かせた”トラン監督にも感謝する。「何度も何度もトライさせてくれ、チャレンジできた。すごい幸せでした」どんどん、役柄の緑に成りきっていった。「監督が私の殻を破ってくれたのか、私が自分で破ったのか。感じたこと、思ったことを言えるようになった。もっとポジティブシンキングになっています。私はモデルを女優の踏み台にはしない」さらっと言い切る気っぷの良さで、同性のファンが多い。「恋愛は、どーんと構えていよう、面倒くさい女にならないようになろうと思いました」と、自身の恋愛観も変わった「ノルウェイの森」。どの場面が彼女を揺さぶったか、考えながら見るのもおもしろい。(萩原和也)【フォトブックを発売】生まれ故郷の米テキサスでの撮り下ろしや私服ファッション、生い立ちなどを明かした『水原希子フォトブックKIKO』(講談社)を出版。23日午後2時から東京?リブロ渋谷店で握手会を開く。
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