一触即発状態の中比関係

May 23 [Wed], 2012, 19:44
南シナ海領有問題で緊張が高まりつつ中国・フィリピン関係。最近は、その影響が思わぬところにまで及んでいます。

 最も話題となっているのは、フィリピン人メイド。フィリピン人メイドは、中国本土には6万人、香港には15万人もいるそうです。確かに、5年ほど前に、香港とマカオに行ったとき、街のいたるところにフィリピン人がいて驚きました。中国人の間では、働きぶりがよいとフィリピン人が人気だそうです。

 ところが、南シナ海領有問題の影響で愛国心を示すためにメイドに暴力をふるったり、解雇する人が出てきているとか。フィリピン側の斡旋業者も大事になるのを恐れ、最近は中国への派遣に及び腰になっているようです。

 このほか、フィリピン産バナナが中国の港で足止めされ、約19億円もの被害が生じました。フィリピン産バナナの半分以上は中国市場向けとのことで、かなりの打撃になったようです。

 こうした動きに耐えかねてか、フィリピンでは中国に対する反発が高まっているようで、史上最大規模の反中デモの噂も絶えません。デモ自体は昨年も何度も行われているようですが、上記を含め最近の両国間のニュースを見ると、事態は悪い方向に進む一方です。
 
 

超久々の新大久保散策

January 18 [Wed], 2012, 20:27
先月の日本滞在中、韓国コスメや食材を買いたいなと思い、久々に新大久保に行ってきました。新宿にはよく行っていたのに、新大久保って意外と行かない場所なんですよね。

 かなりしばらくぶりで、乾流スターグッズやポスターを前出しするハデな店が増えたという印象を受けました。今はチャン・グンソクやKARA、少女時代が人気なのですね。数年前までは、乾流のファンは中年女性が多かったと思いますが、店で熱心にアイドル・グッズを見ている人に若者が多いことに気が付き、韓流ファンが多様化した様子が窺えました。

 

 お目当ての韓国コスメは、話題のかたつむりクリームや蜂の毒成分を配合したものなど、好奇心をそそるものばかり。韓国本国で購入するよりも割高ですが、それでも日本のブランドの化粧品に比べると安いと感じました。但し、ガラスなど容器が重いものが多く、これからトリニダード・トバゴまで飛行機で運ばないといけない私としては、出来るだけ軽いものを選ばざるを得ませんでした。購入したのは、コラーゲン入りの化粧水と美白用の美容液。いずれも2,000円台でした。

 また、韓国から輸入した雑貨もあり、日本にありそうでないかわいいデザインが私の中でヒット。髪留め2つを購入しました。ちょっと高かったですが、購入して正解だったと思います。

 ランチは、980円のバイキング。品数は期待ほど少なかったのですが、そもそも最近は韓国料理を食べる機会が殆どない私にとって、チヂミやナムルだけでもごちそうです(笑)。お腹が苦しくなるまで、色々な品を堪能していました。

 

 最後は食材を購入。本当はトッポギや調味料も欲しかったのですが、やはり軽いもののみを買うことしか出来ず、結局韓国のりとチヂミの粉、大好物のひまわりチョコにとどめました。

 短時間とはいえ、久々に韓国の雰囲気を味わえて満足でした。







フィリピンの両替事情

October 23 [Sat], 2010, 21:50
 海外に出稼ぎに行く国民・彼らからの送金を受け取る家族が多く、外貨へのアクセスが日常茶飯事なフィリピンには、両替所がかなりあります。店舗数は日本より多いと思います。どこもそれなりに人が並んでいる状況です。ドルやユーロなどの西欧圏の通貨に加え、サウジアラビアなど中東の通貨を取り扱っていることも多いです。現在のレートでは、1ペソ=2円ぐらいでしょうか。

 国際空港では出発時は入国審査の手前、入国時には税関の近くの両替カウンターで替えられます。空港の場合、この他の場所での両替はできませんので、特に出発時は要注意です。また、銀行によってレートが異なることは言うまでもなく、人がいっぱい並んでいるからと言って自分が替えてほしい通貨のレートがいいかというとそういうわけでもないので、事前の確認が必要です。

 それと、両替後はすぐに額を確認した方がいいですね。以前出張時に両替した時、隣のカウンターで両替をしていた上司のやり取りに気を取られ、その場でちゃんと確認せずお金を受け取り、後で数えたら日本円にして1万円ぐらいごまかされていたことがありました・・・。それからはどんなに大金だとしても、周りの人を待たせることにしてもきっちり数えるようにしています。

 空港のほかには、ホテルやショッピングモールの両替所や宝石店でも両替が可能です。空港やホテルより、ショッピングモールの方がレートがいいことは言うまでもありません。ただし、混み合いますし、いろんな人が出入りするので、身の回りには気を付けた方がいいです。
 
 そして、どんなにレートが良くても、怪しげな両替所にはいかない方がいいです。結局はソンしますから。
 
 マニラ・セブといった首都圏は不自由しませんが、田舎になると大きな町のショッピング・モールの両替所や地元の人から信頼されている個人の両替商を頼らないと難しいので、ご注意ください。

 最後に、これだけ外貨が流通しているから、チップを米ドルで渡してもよさそうな感じがしますが、ドルで渡してもOKなのは、首都圏のホテル職員ぐらいです。買い物する時は、ペソ払いが一般的ですし、タクシーのドライバーや地方空港のポーター、ホテル職員に米ドルのチップを渡すと嫌がられますので、その辺も気を付けたほうがいいと思います。


 

ミス・コン大好きなフィリピン人

August 30 [Mon], 2010, 21:34
先日ミス・ユニバースのトップ5にフィリピン代表のビーナス・ラジが選ばれたということで、フィリピン国内では大ニュースになっています。この間、主要紙のホームページを見たら、トップ画面がミス・ユニバースの記事でした(笑)。マニラのバス・ハイジャック事件もかなりの騒ぎでしたが、こちらの方も注目を浴びました。

最近は、知花くららや森理世などの影響で、日本でもミス・ユニバースが注目されてきていますが、フィリピン人のミス・コン熱狂度は並大抵のものではありません。これは、ミス・コンのトップ5入選が多いラテンアメリカ諸国と同じ文化ですね(笑)。

フィリピン人は、自国の選手が殆ど出場しないこともあり、オリンピックやワールドカップで盛り上がるということはあまりありません。その代わり、ミス・コンで熱狂するのです。他の国のことはミス・コンを通じて知るのです。日本のことも、例えば歌手や俳優、政治家のことは知らないけれど、ミス・ユニバースの出場者は知っていたりします(笑)。

かなり前の記事でも書きましたが、町のお祭りでは、必ずミス・コンが開催されます。各州・各都市・各町(バランガイ)には、必ず「Miss ○○」がいて、その地方自治体の広告塔となっているのです。

欧米ではミス・コンへの批判の声もあるようですが、今でも外見を重視することが多いフィリピン人の間で人気が衰えることは考えられませんね。

フィリピン人は、ラテンの血を引いていることもあり、独特の色気があるので、今後もミス・コンのトップ5に選出される可能性は高いと思います。




フィリピン人の夢を成し遂げた歌手

August 12 [Thu], 2010, 21:05
 突然ですが、問題です。
 今フィリピン国内でそして世界で有名なフィリピン人は誰でしょう?
 アキノ大統領?イメルダ夫人?マニ―・パッキャオ?
 
 答えはシャリース・ペンペンコです。
 マニラから車で1時間ほど南に行ったラグーナ州出身の歌手でまだ18歳(ちなみに、私の母親のいとこがラグーナに住んでいます。シャリースの家から車で5分ぐらいだそうです!)。

 彼女のアルバムはアメリカのビルボード・チャートの8位にランクイン。アジア人初の快挙を成し遂げたのです。今や国民的大スターとなり、6月30日のアキノ大統領の就任式には国歌斉唱を務めました。先日はプロモーション来日を果たし、10月にはライブのため再来日する予定です。

 実は、私が彼女のことを知ったのは先月のフィリピン旅行の時。はとこが教えてくれました。CD店に行くとアルバムは1位だし、雑誌を見れば必ず載ってるしで、とても気になりました。日本に帰国した後、YOU TUBEですぐに検索。絢香の「三日月」のカバーを聞いて、確かにうまいと思いました。

 http://www.youtube.com/watch?v=tVuPu3FRk7A

 その直後に、今度はフィリピンで買ったセリーヌ・ディオンのライブのドキュメンタリーDVDを観賞。小さな体で「Because you loved me」をセリーヌに負けぬ迫力で歌うシャリースの姿、娘の晴れ姿を見て泣くシャリースのママを観て、ジーンと来てしまいました。
 
 そして、さっきフジテレビの「アンビリーバボー」のシャリース特集を観て、貧しい家庭で育ったこと、下積み時代が長かったこと、プロデビューまで手が届きそうだったのに、「歌はうまいけれど、容姿がダメ」と言われたこと、成功の陰に大きな苦労を背負ってきたことを知りました。夢をあきらめかけた時、アメリカの大人気番組のオプラ・ウィンフリー・ショーから出演オファーがあり、それが縁で全米デビューをつかんだとのことで、まさにアメリカン・ドリームだと思いました。

 つらい時もめげずに歌ってこれたのはママのおかげ、これからもママのために歌い続けるという彼女の思いに強く心を打たれ、感動せずにはいられませんでした。フィリピン人は一般的にとても家族思いですが、シャリースは本当に親孝行娘ですね。

 アメリカのショービジネス界は競争がとても激しいけれど、たぐいまれな才能を信じて、これからも頑張ってほしいです。
 これからはアメリカで人気のミュージカル・ドラマ「Glee」に出演とのことです!

 

 

フィリピン航空のパイロット集団辞職事件

August 03 [Tue], 2010, 21:50
フィリピン航空(PAL)のパイロット(機長&副操縦士)、25人が突然辞表を提出したために、飛行機の欠航という事態にまで発展したというニュースが気になっています。

 PALが抱えるパイロットは500人いますが、この25人はエアバスの320型機の操縦が出来る人々ということで、PALにとっては貴重な人材だったようです。

 PAL側によれば、彼らはより給料が高い中東やアジアの航空会社に引き抜かれたとのこと。フィリピンでは特に重要な部門での人材流失に規制がかかっていて、パイロットもそれに当てはまります。雇用契約では、海外で働く場合は6ヶ月前以前に退職届を提出しないといけないようですが、今回はそのルールを無視した形になります。PAL側は、「7日以内に復帰しなければ、法的措置も辞さない」と強気の姿勢。

 欠航となったのは、8月2日までで国際線と国内線の21便。国内線では、マニラ、セブ、カガヤン、バコロド、イロイロの便で影響が出たようです。足止めになった人は、数千人に及んだとか・・・。

 事件の背景には、引き抜きの他にも経営悪化で7,500人のリストラを発表し、労組と対立していることも関係していると言われています。

 事態を重く見たアキノ大統領は関係閣僚を召集し、PAL側と話し合いを始めたようですが、今後他のパイロットにも波及しそうで油断できません。残されたパイロットが過密なスケジュールになって、それがミスに繋がるという可能性だって否定できません・・・。

 実は、私の母親が今フィリピンに里帰り中で、今週末に帰国予定です。マニラへの移動便、日本への移動便両方ともPALです・・・。私は2週間前に帰国しましたが、早く夏休みを取っておいて正解だったかもと思っています。

 しかし、仕事のフィリピン関係の問題はまだ続いていて、8月或いは9月にまた出張する可能性もあります。その頃までに今回の問題が解決しないと、飛行機の予約が難しくなる、飛行機は取れても当日欠航になるということも考えられます。

 なんか、JALみたいな状態になっているような気がするのですが・・・。

サラ・へロ二モのミ二・ライブを観ました!

July 20 [Tue], 2010, 22:55
 昨日フィリピンから帰国しました。6日にインドに発って、10日に一旦成田に戻った後、飛行機を乗り換えてフィリピンに向かったので、家に帰ってくるのは2週間ぶりです。

 さて、フィリピンでは行き帰りにマニラに滞在。ホテルは最近よく使う「ドュシット・タニ」。ショッピング・モール「グロリエッタ」と「SM」の前にあるので、毎日のように買い物に行っていました(笑)。

 17日には、はとこと連れの3人でグロリエッタの中をブラブラしていたところ、中央のスペースにステージが設置されているのを発見。近くのガードマンに何のイベントか聞くと、フィリピンの人気NO.1歌手のサラ・ヘロ二モが新作映画の宣伝を行うとのこと!

 今年3月の記事にも書きましたが、サラはお台場で開催された「プレミアム・フィリピン・フィエスタ」に出演するため、来日する予定でしたが、一緒に出演予定だったジェッド・マデラ共々ビザが却下されてしまいました。サラのパフォーマンスを観ようとと、1万円のチケットを購入した私としては、かなり不満が残るイベントでした。

 このような経緯があったため、ただでサラのステージを観られると聞いて、「これはチャンス!」と思い、見渡しがよい2階から、サラが出てくるのを待つことに。

 私たちが待ち始めたのは17時半頃、サラが登場するのは18時と聞いていたので、ちょっとの間だと思っていました。

 ところが、18時に現れたのはゲイのコメディアン。どうやら前座で時間稼ぎをしているようです。観客の中から「ピンクの鏡を持っている人」などを集め、ステージでプレゼントを渡すイベントが延々と続きました。
 
 

  30分ほどして、サラが会場に到着。バックステージに入って行きましたが、今度は別のコメディアンの歌とトーク。さらに、サラのファンによるアカペラでの歌の披露があり、なかなか始まる気配なし。

 はとこによれば、サラのスポンサー企業の宣伝の時間のようで、確かに合間合間にコメディアンが商品の宣伝らしきことを言っていました。

 サラのライブのDVD観ても、途中でサラがCMしたりと、欧米人や日本人の感覚では「?」というシーンがあります。でも、フィリピンではライブやイベントでもCMをするのは当たり前で、皆見慣れているようです。

 疲れがピークに達した19時になって、やっとサラが登場。1階の特別席のファンが一斉にカメラを取り出し、歓声が大きくなりました。

 2階からはサラの顔はなんとか見える感じ。
 思っていたよりも小柄です。黄緑のブラウスが目立っていました。菊川怜似の顔は相変わらずです。

 スーパースターといえども高飛車な感じはなく、コメディアンとも仲良さそうに話していました。

 

  ここで1曲披露。
 やはり歌唱力はかなりのものです。

 その後新作映画「Hating Kapatid (Half Sister)」の宣伝。映画はコメディ色の強い人間ドラマで、サラは2人姉妹の妹役です。
 
 開始前から何度も予告を観たせいか、気になってきました。映画会社の策略にハマってしまいましたね(苦笑)。

 最後は映画の主題歌の「Love will keep us together」で盛り上げ、約30分のミニ・ステージは終了。退場前には、サラから前方のファンへのサイン入りと思われるポスターのプレゼントがありました。

 ここで、かなりの人々が帰っていきましたが、入口と同じ場所から出ると睨んだ私たちはすぐに1階に降り、サラを出待ちすることに。
 
 そのうち、ファンがたくさん集まってくると、ガードマンからサラの通り道を作るよう指示を受けました。私の場所はちょうど通り道に接したベストポジション!これで、サラを間近で見られるとワクワクは募るばかり。

 しかし、サラが出てきた途端、辺りは大混乱状態。
ガードマンは腕を組み強力にサラをガード。しかも、私たちが立っているのとは別の方向にサラを移動させたのです!

 しまった!だまされた!
 と思い、急いで、サラのいる方向に走り、出来る限り大声で「サラ!」と叫び、なんとか写真を撮ろうとしました。ありったけの力を込めて前に進みましたが、とにかくガードマンの力がすごくて、足を踏まれ、押しのけられ、まさに戦いでした。

 サラを間近で見ることは出来ましたが、写真撮影はとても出来る状態ではありませんでした。

 サラがいなくなって、周りを見渡すと、少し離れた場所から見ていた連れとはとこが「日本のサラ・ファンがここにいる」、「あの群衆の中に入っていく体力はなかったから諦めた」と笑っていました。

 待ち時間は長かったですが、これで3月観られなかった分取り戻せましたかね。とにかく、「グロリエッタ」にいて良かった。

 帰国前には、映画の主題歌入りのサラのアルバム買ってしまいました!

 
 
 

 

 


 

 

フィリピンの大統領選挙の結果が出ました

May 11 [Tue], 2010, 20:34
 フィリピンの大統領選挙、あっさりと結果が出ましたね。
 やはり大方の予想通り、故コラソン・アキノ大統領の息子、ベニグノ・アキノ氏に決まりました。
 汚職が多かったアロヨ政権への反発の表れが大きかったのでしょう。それにしても、スキャンダルが絶えず辞任にまで追い込まれたエストラーダ氏の得票率が20パーセント以上もあるのも驚きです。

 アキノ氏の妹クリスは有名な女優なのですが、クリスも広告塔として積極的にキャンペーンに参加したようです。うちの母親の田舎の方まで来たそうです。

 アキノ氏が取り組まなくてはいけない問題は、汚職はもちろん、貧困格差の解消、出稼ぎ依存型経済からの脱却、治安改善と、重いテーマばかりです。このうち、最も困難なものは汚職なのではないでしょうか。政治家にしても役人にしても、警察官にしても軍人にしても、「汚職撲滅」と言いつつも、自分の取り巻きや自分の管轄内にいる人々からお金を巻き上げて、親族一同で大儲けするというのは、悲しいことに日常茶飯事です。

 汚職を徹底的に撲滅しようとすれば、既得権益がおびやかされていると感じる人々からは攻撃される、最悪の場合は暗殺をされるかもしれませんし、逆に自分の政策に協力してもらうためには、彼らがあやしいことをしていても目をつぶらないといけないかもしれません。母親が大統領になった後に発生したクーデターで銃撃され、その傷が残っているベニグノ氏としては、その辺も注意していかないといけないでしょう。

 早速人事に取り掛かっているとのことですが、私としては、仕事で接している役所の人々が総入れ替えになるのではないかと心配です。フィリピンはトップが入れ替わると下のスタッフも替わってしまうことが多いので・・・。

 

 
 

プレミアム・フィリピン・フィエスタ 2010

March 29 [Mon], 2010, 18:20
 更新が遅くなって申し訳ありません。家のパソコンが調子悪く、何も作業できない状態です。
 ということで、今実家のパソコンからアクセスしています。
 
 さて、20日に東京ビッグサイトで「プレミアム・フィリピン・フィエスタ」が開催され、出張先のフィリピンから戻った私は直行でお台場に向かいました。

 フィリピン関係のフェスティバルは、都内の公園での開催が多いですが、フィリピンの存在が日本人にはあまり知られていない、知られていてもマイナスのイメージが強いため、集まるのはいつも在住のフィリピン人です。タイやベトナムに比べると、かなり規模が小さいです。

 しかし、今回は「プレミアム」と付くこともあり、かなり豪華な企画となっていました。会場が東京ビッグサイトというのも驚きですが、フィリピンでNo.1の人気を誇るポップ歌手サラ・へロニモやジェッド・マデラが出演、在日ラティーノのアーティストの演奏もあるということで、フィリピン&ラテンをクロスオーバーする私としては絶対見逃せない内容でした。

 入場料は有料で、1番高いのは出演者との夕食付という15,000円のチケット。1ヶ月前ぐらいに申し込みましたが、100枚限定らしくソールドアウト。仕方なく、その次のランクの1万円ので我慢しました。

 当日は、色々アクシデントがあり、会場に着いたのは閉会1時間半前の17時半。「サラの出番は最後の方だろうからまだ余裕」なんて思っていたのですが、受付の際に言われたのが、「申し訳ないのですが、サラは来られなくなりました」という衝撃の一言・・・。サラのビザが下りなかったそうです。ビザを申請するのが遅かったのか、それか欠格事由があってはねられたのかもしれませんが、残念!!「VIP席の方にお配りしているプレゼントです」とサラのCDをもらいましたが、本人のパフォーマンスを観られないのでは、意味がない・・・。

 かなり大規模なものかと思っていたら、会場の一角でパフォーマンスが行われるというこぢんまりした内容。終わりが近づいていたこともあり、客もフィリピン人(特に女性)中心となり、いつものフェスティバルと変わらない雰囲気。

 取りあえずVIP席に座るべく、係の人に案内してもらったのですが、職員の連携がバラバラで運営体制が脆弱なのが一目瞭然。1万円のチケットを購入していなくても、VIP席には余裕で入れる感じです。というか、チケット自体なくても入場できますよ、あれは。

 案内してもらったのは、ステージに近い席。
 ステージでは、R&B歌手のビリー・クロフォードがパフォーマンス中。アメリカ国籍らしく、英語も流暢で、タガログ語でも冗談を飛ばし、会場を盛り上げていました。歌もダンスもかなりうまい!フレンドリーだけども決める時は決めるビリーのパフォーマンスに観客は熱狂。特にフィリピン人女性はステージに殺到し、必死に携帯カメラで撮影をしていました。しかしながら、後ろで観ている人々への存在を無視し、やりたい放題で鑑賞に支障が出たため、うちの母親がブチぎれ。「あんた達、いくらのチケットなの?2,500円?こっちは1万円払ってんのよ(チケット代払ったのは私なんですけど・・・)!あんた達が立ったら後ろの人見えないじゃない!!」とわめいたそうです(苦笑)。

 



 エキサイトした観客の中には、踊り狂う人々も登場。
 エンターテイナー或いは元エンターテイナーと思われるフィリピン人女性2人が腰の動きが卑猥なダンスを踊り、ステージ上のモニターに写っていました。これにはビリーもビックリ。

 最後は、横須賀在住で日本とフィリピンのハーフの少年が登場し、ビリーばりの見事なダンスを披露。子供と共演という演出はフィリピンっぽいですね。



 これからもっと盛り上がっていくのかと思いきや、残念なことにビリーのステージを最後に閉会。到着が遅れてしまったので仕方ないのかもしれませんが、1万円払った身としては消化不良でした。

 最後屋台を一回りすると、フィリピン料理はもちろんのこと、ラテンアメリカの料理の屋台も出店していました。フィリピンから帰ってきたばかりだけれど、向こうでは食べなかった好物のエンパナーダを大量買いしました。





 朝から来ていた母親によれば、ラティーノのバンドの演奏時は会場が熱気に包まれたそうです。また、フィリピンのコメディアン、アランKのトークも面白く笑いが耐えなかったとか。

 一部しか観ていない身で偉そうなことを言うのもなんですが、目玉であったサラが来られなかったというのは大失敗だったと思いますし、運営や宣伝方法にも問題があったと言わざるを得ません。今回は完全にフィリピン人対象で、日本人が少ないのが目に付きました。最後の方はラティーノが殆どいませんでした。

 今回の反省を踏まえ、次回はもっと盛り上がるよう工夫してほしいなと思いました。

エラい人々への対応

January 25 [Mon], 2010, 21:27
 アメリカの影響が強く、フレンドリーな印象が強いフィリピン。
 その一方で、スペイン統治時代の負の遺産なのか、貧富の格差が激しい社会でもあります。

 地主や政治家の力は圧倒的で、影響下にある地区の住民が彼らに逆らうことは許されません。フィリピン人は一般的に従順な国民性を持っていることもあり、自分よりお金を持っている人や地位のある人の前では萎縮しがちです。彼らがどんなわがままを言おうと、自分の利益を最大限にするため、自分を守ってもらうために、それに答えなくてはいけないのです。

 フィリピンに行く度に、外国人観光客や地位の高い人に恐れ多そうに接する人々を見てきましたが、仕事でフィリピン人と付き合うようになって、さらに上下関係の徹底した様子を伺う機会が増えました。

 日本であれば、大企業の重役や高齢者の社長であるのならばともかく、中小企業では社長自身も汗水流して働き、掃除をすることはまれではありません。一方、フィリピンでは、地位の高い人が掃除や力仕事をすることはありません。会議に遅刻しても会議中メールをしていても、誰も文句が言えません。ひどい例だと、個人的な用事で夜中に子分を呼び出すこともあります。

 職場のカウンターパートと接して、私が一番驚いたのは、「上のポストの人に階段を上らせてはいけない、歩かせてはいけない」という暗黙の了解があること!歩いて1分ぐらいの距離も車で移動、1階だけであってもエレベーターに乗せなくてはいけないようなのです。上司と出張したとき、カウンターパートの職員には、「あなたの上司を歩かせても大丈夫?」と聞かれ、私もその上司も驚きました。

 色々わがまま言っても、運動しなくても(笑)、やることをちゃんとやってくれればいいのですが、フィリピンの場合なかなかそうはいかないんですよね・・・。
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