13階層の回想より抜粋(No.092620071644) 

September 30 [Sun], 2007, 19:23
13階層の回想より(7777P)
TITLE - 「語りの言葉 - No.26。」

すべて夢だった。

目が覚めると 相変わらず細い線と円の 連続した光る暗闇は
ずっとそこにあって

光や闇を反射して 音階をいくつも分離させて
ソプラノは夕闇を 高い音階で砕いて
砕かれた夕闇の破片は
巨大な夜のかけらとなって 星になり

誰の願いも 叶えることのない流星になった。

流星は群れて
海の向こうに 狂ったように落ちていき 
灼熱になった表面で
一瞬に 海水をすべて蒸発させ
 
空までのぼりあがった 蒸気が 
百億粒の雨になって  また海を創った。

深海の底に 沈んだ流星は もはや ただの岩塊になって
灼熱も吸い取られ 真っ黒に焦げた 暗闇 になり

その暗闇から 流れ出る 漆黒 が 
海に流れ出て 空にあがり

また 夜をつくり 眠りをつくり 夢の中に戻っていった。
そして また始まりに戻る。

そのリフレインが 永遠に止まった時間の中で
何度でも 繰り返される。

せかいとは そういうものだと
語りが言った。
P R
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