第三部 

2007年03月11日(日) 19時06分
   ―第三部―


 「・・・んえ?」
 不意に目が覚めた。・・・今何時だ??・・・5時・・・5時!?ってかってか今朝!?携帯を見てもAMと表示している。・・・こんな時間に起きたのなんて、小学生の修学旅行の時以来だ。あの時は興奮して、全然寝れなかった・・・。でも、私何興奮してたのかな・・・??まだ眠い頭で昨日の事を考える。・・・昨日は、集会の司会にされて、蓮日・・・Σぐはぁ!?
 私は蓮日の名前を思い浮かべた瞬間全てを思い出した。二度寝しようと考えてたけど一気に眠気が吹き飛んだ。顔が赤くなり、熱くなる。部屋の中には私一人なのになんだか恥ずかしい。あー顔が熱い。・・・仕方ないから外でも走ってこようかな。私はジャージに着替えて玄関を出た。
 「・・・梨乃?どこに行くの??」
 「お母さん!?」
 何でお母さんがこんな時間に?
 「何で起きてるの!?」
 「なんでって・・・いつもこの時間よ?」
 「いつもぉぉ!?」
 思わず声が上ずる。恐るべし、お母さん。お父さんの存在がさらに小さくなる。 
 「・・・で?どこに行くの?」
 「早く起きちゃったから、することなくて。時間もったいないから体力づくりに走ってこようかなぁと。」
 「・・・そう。わかったわ。行ってらっしゃい♪」
 「・・・?」
 ちょっと気になったけど気にせず家を出た。
 「・・・・」
 家を出て向いたのは蓮日の家の方。自然に足がそっちの方に動く。・・・どうしよう。もしも会ったときの事を考えると今すぐにでも方向転換したい。だけど・・・それができない。会ったらどうしよう。・・・まさかこんな時間に出歩いてないよね。もし会っても昨日は普通に話せたし。うん、平気。あはははは〜。
 そう思いつつ、蓮日が出てくることを期待する私・・・・ダメだ。重症だ。
 蓮日の家まであと100メートル。引き返すなら今しかないよ、私・・・。考えていたけどあっという間に蓮日の家の前。・・・出てくる気配なし・・・はぁ。
 ガチャ
 「ふひゃあ!?」
 ドアが開いた。
 「?」
 開いたのは蓮日隣の家だった。
 「ぅあ、ごめんなさい!!」
 私は走って逃げた。


 
 「梨乃?」
 「ハイッッ!?」
 呼ばれて振り向くとそこには絢。ああすっかり回想モードに浸ってた・・・;;
 「せっかくの昼休みなのに・・・遊ばないの??」
 「お、ぅん!!」
 「?」
 なんか私思いっきり変。恋の病って嫌ねぇ。
 「・・・黒井〜、月岡が呼んでる」
 「ぅはッッ!?」
 森岡に呼ばれてドアの方を見る。そこには蓮日の姿が・・・。
 「今行くよ!!」
 おードキドキ。蓮日から来るなんて何の用だろう??
 「蓮日!!どうしたの・・・?」
 「菌がきたぁ」
 蓮日の後ろを見ると零の姿が。
 「なんだ、ポチついてきたの?」
 「ポチじゃない!!」
 「悪いけど君のご主人は私にご用があるみたいなんだぁ。かまってもらえなくて残念だね、ポチ。可哀そうだねポチ」
 「だから・・・」
 「・・・それで、蓮日何の用??」
 「シカトするなぁ!!」
 「はいはい、キャンキャン言わないの」
 「言うかぁぁぁぁぁ!!」
 「で?」
 私は改めて蓮日に向き直る。

ポエム 

2007年03月04日(日) 22時20分
詩書きます

こっち向かないで
振り向かないで
喋らないで
あなたの全てが私の苦痛
こっちを見ないで
二度と話しかけないで
夢見てた私が馬鹿みたい
信じてた私が馬鹿みたい
もう嫌なの
思わせぶりな態度とらないで
裏切るんでしょ何度でも
あなたなんか大嫌い
そんな私が大嫌い
まだどこかであなたに惹かれてる
それが嫌
胸が苦しいの
もう耐えられない
こんな思いをするのなら
自分の胸を引き裂いて
死んでしまいたい

あなたへの視線はもうない
どこにやればいいの?
あなたなんか見たくない
目が腐ってしまうから
あなたなんか大嫌い
大嫌い大嫌い
死んでしまえばいいのよ
そんな風に思ってしまう
私は一体何なの?
誰にも話しかけないで
あなたの声を聞きたくないから
そんな目で私を見ないで
苦しいの
私が何したっていうの?
あなたがいるから私は苦しい
こんな思いをするのなら
あなたの胸を引き裂いて
殺してしまいたい

生きているだけで罪
それがあなたという存在
だから死んでしまえばいい
あなたは犯罪者
だけど私はまだあなたの事が好き
そんな私は狂ってる
叫んで苦しんで泣き叫ぶ
こんなに苦しい思いをするのなら
この胸を引き裂いて死んでしまいたい
あなたの胸を引き裂いて殺してしまいたい
あの世でも一緒
呪い続ける
ずっと苦しめ
それだけが私の救い・・・

第二部続き 

2007年03月04日(日) 15時27分
 「いつも、おいとかお前とか、そこの人・・・・って」
 「うん」
 「・・・で、どうしたの??」
 「・・・名前で呼んでいい?」
 「は?」
 「俺も、結城や他の人みたいに・・・」
 「いやいや、そんなの許可取る事じゃないでしょ?」
 「そうなの?」
 そう言って蓮日は笑い出した。
 「なに一人で笑ってんの?」
 「・・・なんでもない」
 「・・・?・・・それでね、」
 「梨乃」
 「なに?」
 「梨乃」
 「・・・なに」
 「黒井」
 「・・・?」
 「どっちがいい?」
 「はい?」
 急にどうしたんだろう?頭おかしいんじゃないのと言いかけたとき
 「梨乃って呼べばいい?黒井って呼べばいい?」
 「・・・別にどっちでも」
 「じゃぁ・・・」
 「・・・やっぱり梨乃で!!」
 「わかった。じゃあ梨乃」
 「なに?」
 「なんでもない」
 「・・・あのねぇ・・・」
 急に子供っぽくなった蓮日私はどう対応すればいいのかわからない。
 「・・・それでね・・・」
 私は呆れて話を戻した。その後は昔の話をしながら司会の話しをした。
 しばらくして、私は何の気なしに時計を見た。
 「あ、もうこんな時間じゃん。」
 時計は6:30を指していた。三時間近く蓮日と話してたことになる。・・・全く自覚がない。
 「・・・いやはや、楽しい時間というのは過ぎるのが早いですねぇ」
 「楽しい時間・・・?」
 私がそう言った瞬間蓮日は眉をひそめた。
 「・・・蓮日?・・・私何か・・・」
 「・・・楽しかったの?」
 「え・・・」
 「今の時間・・・楽しかったの?」
 「え、うん・・・」
 「そう・・・」
 「蓮日?」
 「・・・帰ろう。もう遅い」
 「あ、うん・・・」
 一体どうしたんだろう?それっきり蓮日は何か考え込んでしまった。
 「それじゃ、俺生徒会に戻んなきゃ。」
 「え?あ、・・・うん。頑張ってね」
 「・・・・うん・・・」
 「?」
 「・・・・それじゃ」
 「あ、ばいばい」
 それっきり蓮日は振り返らずに行ってしまった。一体なんだったんだろう?

 「・・・・く、くろ・・・梨乃・・・」
 「?」
 玄関で靴を履いていると、戸惑ったような声をかけられた。振り返ると、そこには蓮日がいた。
 「蓮日!?どうしたの?生徒会は??」
 「・・・・もう、終わってた。」
 「そうなんだ」
 「・・・・帰る人いないから一緒に帰んない?」
 「え」
 私は硬直した。嬉しいから。ってか、まさか、蓮日からそんなこと言ってくるなんて・・・予想外デース!!驚きと嬉しさで口を魚みたいにパクパクさせていた。・・・凄くマヌケな顔だったと思う。
 「・・・・一緒に帰るひといるの?」
 「い、え、す、そんな、あ、え」
 「いえす?」
 「いないいないいないです!!!全然!!1_もいないです!!あの、でも、えと・・・」
 「梨乃がいやなら・・・」
 そう言って蓮日は悲しそうな顔をして行こうとした。
 「待って!!嫌じゃない!!一緒に帰ろう!!」
 そういった瞬間蓮日はもっと悲しそうな顔をしたけど、すぐに笑って頷いた。
 「じゃ、いこ」
 一組の生徒会の人の下駄箱には、内履きがなく、外靴が入っていた。だけど、梨乃は気づかなかった。
 

第二部 

2007年03月01日(木) 10時25分
―第二部―

 「じゃあ今日の放課後から打ち合わせ頼むよ。あ、そうそう。昼休みにこの教室で要項渡すから」
先生の言葉のすべてに今はドキドキしてる。
 「じゃあ蓮日がここにくるの?」
「まぁそぅぃぅことだ…じゃあ今日の朝会は終わり」
ぉーはっぴーうぇるかむ。…わけわからん(汗)でもどうしよう…。嬉しいけど司会って二人でやるんだよ?緊張して変な風にやっちゃったらどうしよう…
「良かったね梨乃♪」
「Σぁ,絢!?良かったって…何が?」
「ふふ♪月岡のこと好きなんでしょ?」
「…はぃ」
やっぱり絢はわかってたんだ。下手に抵抗するよりあっさり認めた方がいい。それに絢なら隠す必要もない。
「…なんかやけにあっさり認めたね…」
「だって絢には隠す必要ないでしょ。」
「梨乃…嬉しい!!」
そう言って梨乃は抱き付いてきた。
「わかったから(笑)」
 ああ…早く昼休になれ…


そして待ちに待った昼休み。蓮日は…まだ来てない。私の今の状況は?クラスの人達と騒いでる。今すっごく楽しいです。
「…黒井梨乃いますか?」
呼ばれて声の方をみるとそこには蓮日が。私の鼓動は一気にMAX。
「ここにいるょー!!」
クラスの奴が叫んだ。
 「フルネームでの御指名入りましたー!!」
「…わけわからんょ,アンタ達」
私は呆れてうなだれた。
「先生は?」
「まだ来てない。ここで待てって」
「…そぅ。じゃあ廊下にいるから」
そぅ言って蓮日は教室を出ようとした。
「廊下なんてさびしいこと言わないで、こっち来いよ」
クラスの男子が引き止めた。
「…」
 しかし蓮日はそれをしかとした。
「なんだあいつ?」
「感じ悪る…」
蓮日もどっちかと言うとあまりフレンドリーな性格ではない。しかも一組に蓮日の友達はいない。
「ぁぁ,月岡、来たのか」
そこに先生がやっときた。
 「先生!!この人にいじめられました〜。」
 「ってか、こいつ誰??」
 「黒井と司会やる人でしょ?」 
 「先生〜1組に不法侵入者!!」
 「110番!!」
 「何言ってんの・・・;;」
 「・・・・」
 蓮日は無言で1組の人をにらんだ。
 「こわ;;」
 「あー、もうわかったから、お前ら散れ。」
 そう言って先生は皆を散らせた。
 「・・・あれ?番犬は?」
 「・・・・教室にいる」
 「置いてきたんだ;;」
 「なんだ、月岡?学校に犬連れてきてるのか?」
 「・・・・ぷっ!!先生違う!!結城 零のことだよ。」
 「なんだ。ああそれよりこれ。集会の要項な。これもとにして放課後とかに二人で考えておいて。いつも参加してるからわかるだろ。」
 「ええ。まあ・・・二人で!?」
 「だってお前ら司会二人でやるんだから。」
 「いや、ほら、そうじゃなくて!!」
 キーンコーンカーンコーン
 抗議しようとしたら鐘がなった。
 「じゃあ、今日から頼むよ。話し合いはここの教室でやって。それじゃ解散。」
 「えー!?・・・あ、うんと、さっきはゴメンね。うちのクラスのひと馬鹿ばっかだから。・・・あと、よろしくね。」
 「・・・うん」
 「・・・あ、それじゃあね」
 そう言って私は教室の中に入った。私は気になって蓮日の方を振り返って見た。蓮日はしばらくそこに立っていて何か考えていたけど、先生に注意されて自分の教室に戻っていった。


 帰りの会をやり終わって、いよいよ放課後。二人きりの放課後。妄想があんなところやこんなところに飛んでいく。・・・何考えてんだ私;;
 「じゃあ梨乃、しっかりやりなさいよ!!」 
 不意に後ろから絢が話しかけてきた。
 「絢・・・何を?」 
 「決まってんでしょ」
 「・・・あぅぅ」
 「ん、何々??」
 唸っていたらクラスの男子が話しかけてきた。こいつの名前は森岡 純司(じゅんじ)お調子者だけど人気者
 「梨乃がね、集会の打ち合わせを月岡 蓮日と二人で今からやるの。」
 「二人で!?
 「なになに〜??」
 クラスの奴がいっぱい集まってきた。絢は全員を相手にしている。・・・・絢このクラスになってからホント明るくなったな・・・。
 「いやいや、黒井さんも隅に置けませんなぁ」
 「ってか月岡 蓮日って誰?」
 「生徒会のひとでしょ?いつも裏方の仕事してる人。」
 「え、蓮日生徒会だったの??」
 「・・・梨乃、知らなかったの?」
 「うん・・・」
 全く全然知らなかった・・・。そういえば生徒会室に出入りしてるの何回か見たような・・・
 「でもあの人何気にカッコ良くない!?」
 その瞬間、私の動悸は速まった。
 「確かに。モテてるしね〜」
 「蓮日ってモテんの!?」
 私は焦った。知らなかった。蓮日のこと、何も知らなかった。
 「え、うん。かなり告られてるみたいだし、この前も川上 真子に告られたって」
 「か、川上 真子!?」
 川上 真子というのは蓮日と同じクラスでこの学校一可愛いという評判の・・・ほんとに可愛い子だ。
 「そ、それで!?」
 「えー?何か好きな人いるからって断ったんだって。」
 「す、好きな人・・・・」
 ひどく胸が痛んだ。ズキズキする・・・。聞かなきゃ良かった・・・。
 「でも川上 真子ってかなりのたらしだよね〜。何回も告って・・・今も8人と付き合ってんでしょ?」
 「8人!?」
 なんなんだ、ソイツは・・・。いくらモテルからって・・・・。ってか付き合う男も男だよ。
 「そういえば月岡の前は結城 零にも告ったんでしょ?」
 「零にも!?」
 「・・・聞いてないの?」
 「・・・そういえば言ってたような・・・。」

 

第一部 

2007年02月25日(日) 16時07分
―第一部―

 朝起きて、学校に行く。今日は犬のアレは落ちてない。いつもより上機嫌だ。
 「梨乃、おはよう!!」
 「おはよう、絢」
 彼女の名前は倉田 絢(あや)中学生になってから知り合ったけど、今では一番の友達だ。絢は人見知りが激しい。だけど、今のクラスは先生も皆ノリがよく、優しくてとても良いクラスで治りつつある。
 私たちは中学二年生。そう、青春真っ逆さま・・・もとい、真っ盛り。悩みが沢山ある。
 絢と話しているとあっという間に学校に着いた。玄関で、良く知ってる後姿が目に入る。
 彼の名前は月岡 蓮日(れんが)そう、彼こそが私の青春の象徴、好きな人。彼とはどんな関係かって言うと・・・簡単に言えば幼なじみ。私は中学生になると同時にこの町に引っ越してきたのだ。蓮日とは、親の仲が良く、小学生の頃は良く一緒に出かけたり遊んだりした。中学校に入り同じクラスになった。その頃は彼の事はなんとも思ってなかった。むしろ嫌いだった。そして彼からのメールを一方的に受信拒否した。ああ、なんて馬鹿な当時の私・・・。
 今の彼は、もう私に向かって微笑んでくれる事はない。私と一緒に笑ってくれる事もない。私以外の誰かと、私のいないところで、私のいないときに笑ってる。そう思うと凄く苦しかった。
 それよりも・・・声をかけるかかけまいか・・・。「おはよう」この一言がどうしても難しい。うーん・・・。
 「梨乃?行くよ?」
 「ぁぁ、ごめん」
 結局何もいえなかった。私はいつもこうだ・・・。こうしてどんどんあなたから離れて行く。それがとても切なく、とても嫌だった。
 教室に入り、私はカバンを下ろして思った。まだ間に合う。走っていけばまだアイツは廊下を歩いているかもしれない。話せなくても、遠くから見るだけでいい。蓮日が少しでも私の事を見てくれればそれでいい。だから・・・・。
 私は急いで走った。ちなみに私は一組。蓮日は五組。・・・離れすぎ!!それは良いとして、この階段を蓮日は必ず曲がる。だからここを曲がれば・・・
 「はの!!」
 「うお!!梨乃!!」
 「・・・・なんだ、零か・・ちゃんと前見て歩いてよ!!」
 「おい、なんだとはなんだ。つーか曲がって来たのお前、俺まっすぐ来たの。悪いのお前。」
 「・・・まぁ今日はそういう事にしてや・・・るよ・・・・」
 このぶつかってきたのは結城 零(れい)かなりのイケメンでモテルみたいだけど、反面、変な噂をたてられていて近づく女子も男子も少ない。私はこいつとも中学校に入ってから知り合った(当然だけど)。
去年は仲良くなかったけど、今年になってから委員会が同じになって仲良くなった。零は人見知りが激しく、自分から人に接する事はない。だから周りから「あの二人って付き合ってるの?」という噂をたてられている。だけど気にしない。零は私の大事な友達だ。蓮日も零の数少ない親友だった。
 ・・・・じゃなくて、零の隣にいたのが蓮日!!ぅわぁ・・・どうしよう・・・。
 「・・・ぉ、おはよう零!!ついでに蓮日。」
 ついでじゃないだろ私!!蓮日に合いに来たのに!!
 「・・・うん」
 「おせえよ!!おはようってのは最初に言うもんだろ!!つーかお前月岡のこと困らせんな!!」
 「何よ!!別に困ってないわよねー?ね、蓮日!!」
 わ、蓮日に話しかけちゃった!!わわわわわわわわ!!(汗)
 「やめろ!!菌がうつる!!」
 「何よ菌って!!」
 「・・・・リーノ菌」
 「なにをぉぉ!?病んでしまえ!!このホスト!!」
 「ばーか」
 「うっさいこの番犬!!」
 「はぁ!?」
 「だってそうじゃん!!いっつも蓮日にくっついてさ!!番犬気取ってんじゃねぇよ!!」
 「うっせぇよ!!友達だよ!!親友!!つか月岡にお前みたいなのがまとわりつかないように見張ってるの!!」
 「やっぱり番犬じゃん!!」
 「・・・・ふふ。」
 「「ん?」」
 そのとき蓮日が笑った。こんなに近くで私の目の前で笑った蓮日を見たのは凄く久しぶりだ。凄く嬉しい。だけど、私以外の誰かにこんな風に笑いかけてるのだと思うと嫉妬せずにはいられなかった。
 「どうした?月岡?」
 零の声が私を現実に引き戻す。本当にどうしたのだろう?病気だろうか?・・・まさか笑う発作!?
 「いや、二人の会話が面白くて・・・。息ぴったりだな。」
 「それって褒めてんの?」
 「褒められてても嬉しくないからね。」
 「でも俺普段女子と話さないから先生とかにもよく言われるんだ。お前は黒井以外の女子とは話さんのか?とか、ホント黒井と相性いいなって。」
 「いっそのこと漫才でも組んじゃいます??」
 「あほ」
 「むぅ・・・怒ったもんね!!用事ないけど用事あることにして、もう行くね!!」
 「なんだそら」
 「別にいいでしょ!!じゃあね、ポチ」
 「・・・ちょっと待て。ポチって何だ。」
 「番犬の名前。じゃあ蓮日、ポチを頼んだよ!!」
 「うん」
 「番犬じゃねぇ!!つうか月岡も頷くな!!」
 「あ、もうこんな時間!!じゃあね、零、私がいなくて泣くなよ!!」
 「泣くか!!」
 「そっか。蓮日がいるもんね。このレンコン!!」
 「変な名前付けんな!!」
 「あ、もう時間がヤバイ!!ほんとにバイバイ蓮根!!」
 「もう植物か俺は。」
 「ほんとにやばいんだってば!!喋らせないでよ!!」
 「じゃあボケんな!!突っ込ませるな!!」
 「あー!!もうわかったから、ホントにバイバイ」
 「おう」

 こうして二人と別れた。蓮日と話したの久しぶりだな・・・・
 朝の学活のとき朝の事ばかりかんがえていた。(今も朝だけど)・・・それにしてもなんかおなか痛いな・・・。きっと零菌がうつったんだ。あいつ・・・保健室行こう。
 「・・・先生・・・」
 そう言って手を挙げた。
 「おおそうか。黒井、なんか積極的だな。じゃあ黒井で決定な。皆、拍手」
 先生はそう言ってみんなに拍手を求めた。すると皆は拍手してくれた。保健室行きたいだけでこんなに皆に拍手されるなんて。世の中変わったな。
 
 
 
 

はつ 

2007年02月24日(土) 23時38分
初めましてリィネです。ここでは私の自作小説を紹介していきつつブログを書きます。どうぞ、ご愛読下さい。今日はプロロだけかきます。



        恋びより



 「ほら・・・もう少し・・・手、伸ばして・・・」
 そういってあなたは私に向かって手を伸ばす。だけど、もういい。どんなに頑張って手を伸ばしても、もうあなたに手は届かない。だから私は諦めた。力を抜くと楽になった。同時に涙が溢れ出た。涙と一緒に大切なものも、どんどん流れていく。
 「もう・・・いいよ・・・」
 それでもあなたは諦めずに私の手を掴もうとした。けれどもあなたの努力もむなしく私はどんどん暗闇に落ちていく。それでもあなたは私に向かって叫び続ける。でも、もう何も聞こえない。聞きたくない。さよなら・・・。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・
          
                    ゴメンナサイ

 「・・・・んぅ・・・・んの??あ、れ・・・?ゆ、めか・・・。」
 変な夢だったな・・・。・・・・・そういえば私は何の夢を見ていたんだ?・・・忘れてしまうくらいだからたいした夢じゃないに違いない。
 そう勝手に解釈して、少女は二度寝を始めた。


ジリリリリリリリリリリリリリリ
目覚ましの音がする。私はこの音が嫌いだ。携帯の目覚まし機能使えばって思うだろうけど、愛着が湧いてしまったのだ。
 「梨乃(りの)〜?起きたの?早くしないとお父さんトイレはいっちゃうわよ??」
 「時間稼ぎして!!」
 お父さんの朝のトイレは長いのだ。先に入られてはたまったもんじゃない。急いで階段を駆け下りる。
 「お父さんはいっちゃだめぇぇぇぇぇぇぇ!!」
 「な、なに!?お前それはお父さんに尿意を感じるなというのか!?」
 「だってお父さん長いじゃん!!40分も!!私は40秒だから!!!」
 「そういう問題じゃないだろ!!横はいりはいかんだろ!!友達無くすぞ!!」
 「お先〜♪」
 そういってドアを閉めた。ドアの向こうでお父さんが文句を言っている。だって本当にお父さんが先に入っちゃえば遅刻ギリギリになっちゃうんだもん。
 トイレから出るとお父さんに「そんな子に育てた覚えない」と拗ねられた。・・・・まぁ気にしない。
 
 サッサと朝食を食べ終わり家を出る。お父さんはまだトイレだ。 
 「・・・いってきます!!」








プロロはこれでおしまいです。先に紹介しときますね。主人公の名前は 
黒井 梨乃(りの)
中二の女の子です
そう言う事で今日はこの辺で。不定期に最新なので、よろしくですWW
プロフィール
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  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:1992年12月22日
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