
「きらきらひかる」
著者/江國香織
私たちは十日前に結婚した。
しかし私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。
笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。
そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが……。
セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上がる誠実、友情、そして恋愛とは?
傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。(紹介文より
著者曰わく。シンプルな恋愛小説という事だが。
どこがシンプルな恋愛小説だよ!と思わずにはいられない。
けど、全く、シンプルだ。
自分に正直に生きることを体現している笑子と紺。
対して、全てに誠実であるけれど正直には生きられない睦月。
お互いに愛し合っているのに枠からはみ出しているから他者からは認められない。
いま考えるとセカイ系だったのかなぁ。
きみとぼくさえいればいい。みたいな。
それでも大人だから周囲と折り合いはつけなきゃならんわけで、ここの動きも面白い。
笑子・睦月・紺。
優しさの形はそれぞれ違う。
気分で色々な見方ができるかな。お薦めです。
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