小説版仮面ライダーディケイド-2-
2010年08月05日(木) 16時20分
―廃墟―
俺には何も無い…無くしてしまった…戦う力も、親友も…
今にも崩れそうな壁に寄りかかりながら男は息を殺していた。見つかるわけにはいかない。あいつらに…
親友だった。師匠だった。戦友だった。恩人だった。その男を、俺は手にかけた…
男は追手が来ないことを確認し、一息ついた。その時、目の前の空間が歪み、コートと帽子を身にまとった男が現れた。
俺には何も無い…無くしてしまった…戦う力も、親友も…
今にも崩れそうな壁に寄りかかりながら男は息を殺していた。見つかるわけにはいかない。あいつらに…
親友だった。師匠だった。戦友だった。恩人だった。その男を、俺は手にかけた…
男は追手が来ないことを確認し、一息ついた。その時、目の前の空間が歪み、コートと帽子を身にまとった男が現れた。
追手の一味かと身構える男に対し、コートの男は話し始めた
「この世界にディケイドというライダーが来ている。このライダーは全てのライダーと世界を消滅させる悪魔だ。奴を滅ぼさなければならない。協力してくれ」
「しかし、俺はもう…」
男は自分の腹部にあるベルトを見つめる。大きな風車が象徴的なベルトのバックル部にはヒビが入っていた。
「そんなはずは…そうか、そういうことか」
コートの男―鳴滝―は一人で勝手に納得し、眼鏡の位置を直しながら男に語りかけた。
「もし君がもう一度変身できるようになったならこれだけは思い出してくれ。ディケイドは世界の破壊者だ。奴を倒す、それが君の世界を守る唯一の方法だ」
もう一度空間が歪み、鳴滝は姿を消した。
「もう一度、か…無理だな、あの人が許してくれるわけも無いし…」
男は柱に体を預け、体を休めた。眠ることを恐れる必要はない。すでに眠りたくても眠れない日々を何日も過ごしている。
「本條さん…」
男の名前は一條ハヤト、二人目の仮面ライダーであるため仮面ライダー2号と呼ばれている。そして一人目の仮面ライダーは…
―ゲルショッカー本部―
「まだ死体は見つからんのか!」
ギィー!と叫ぶ青と黄色に彩られた奇妙な男たちを横目で見ながら軍服の男は鞭を片手に苛立っていた。
「死んではいてもIQ300の超頭脳は我らゲルショッカーの役に立つものを!何処に隠したのだ!探せ!徹底的に探せ!仮面ライダーの死体と、もう一人の仮面ライダーの行方を!」
「ギィー!」
奇妙な男たち―ゲルショッカー戦闘員―が一斉に方々へ散った。
「あの、裏切り者どもを始末しない限り世界は我がゲルショッカーの物にはならない…」
「ブラック将軍さま」
体の半分がトラで半分がムカデの姿をした怪人が軍服の男へ歩を進めた。
「どうした、ムカデタイガー」
「協力者と名乗る者がブラック将軍にお会いしたい、と言っております」
「ほう、協力者か…よかろう、通せ。」
戦闘員とともに現れた男…コートと帽子と眼鏡の男は平然とブラック将軍に向かって言った。
「私は鳴滝と申します。私と手を組むならば本條タケシと一條ハヤトの居場所を教えましょう。そして…」
鳴滝は隣にいるムカデタイガーを一瞥し、言葉を続けた
「仮面ライダーを倒す為の秘策も」
―門矢モータース―
夏海はバイクの男―男は橘と名乗った―の手際に感心して見入っていた。プロのメカニックマンらしい。夏海はバイクのことはわからないのでどうなっているのか全くわからないが、すごい早さで修理を終えているのだけはわかる。しかしおかしい。橘は一刻も早く直して立ち去らないといけないと思っているようだ。それを察知したのか士は口を開いた。
「あんたは急いでいるみたいだな。追われているのか?」
「…」
「言いたくないならいいさ。しかしそうはいかないようだ」
「ギィー!」
いつの間にか門矢モータースの周りには多数の戦闘員が現れていた
「見つけたぞ、橘藤兵衛!さあ、仮面ライダーの死体をどこに隠したか吐いてもらおうか!」
ムカデタイガーと戦闘員は包囲を狭めていた
「いくぞ、ユウスケ、海東」
「おう、」
「ああ」
ユウスケは左腕を腰に当て、右手の人差し指と中指を立てて顔の前方に出した。腰にベルトが現れる。
「変身!」
ベルトの右側面を押し、ユウスケは戦闘員に向かった。走る途中で右足、左足、右手、左手、胴と肉体が変質していく。最期にユウスケの顔が昆虫を思わせる形になった。
仮面ライダークウガ、宝玉アマダムにより戦う力を手に入れた優しき古代の超戦士。
「変身」
海東は一枚のカードを銃のようなもの―ディエンドライバー―のカードスロットに差し込み、上に向かって引き金を引いた。複数の青い板が変質した海東の頭に刺さり、青い線が多数入った顔が現れた。
仮面ライダーディエンド、世界を越えて宝を探すさすらいのトレジャーハンター
「変身」
士は一枚のカードを腰に現れたベルトのバックル部分に差し込むと、それを回転させた。
「カメンライド ディケイド」
海東の時と同じく、複数の赤い板が士の頭に刺さり、変質した彼の顔に赤い線を形作る。
仮面ライダーディケイド、全てを破壊し、全てを繋ぐ仮面ライダー
クウガとディエンドは戦闘員を次々となぎ倒し、ディケイドも剣でムカデタイガーに立ち向かう。しかしムカデタイガーもディケイドと互角に渡り合い、戦闘員も数が多いため、ディケイド達は徐々に押されるようになった。
手詰まりを感じたディケイドは一枚のカードを取り出し、バックル部分―ディケイドライバー―に差し込み、回転させた。
「カメンライド、電王」
ディケイドの体が変質し、赤い頭が特徴的な姿になった。
これが仮面ライダーディケイドの特殊能力である。仮面ライダーが描かれたカード―ライダーカード―をディケイドライバーに差し込むことによってディケイドは他の仮面ライダーに変身することができるのだ。
この姿は仮面ライダー電王ソードフォーム。時を越え、時の運行を守るライダーである。
電王は剣を肩に担ぐように構え、ムカデタイガーに斬りかかった。電王の攻撃は鋭く、攻撃が当たるようになったが展開を覆すまでには至らない。
「キリが無い、一気に決めよう。士、君はそいつを仕留めたまえ」
「わかった、海東」
ディエンドは三枚のカードをディエンドライバーに差し込むと三発前方に撃ち出した。ディエンドライバーの先からは弾丸ではなく仮面ライダーが現れた。
ディエンドもディケイドと同じく仮面ライダーの能力を使用できる。だがディエンドの場合、召喚として使用するため自らがその能力を使用することはできない。そのかわり、このように複数同時に召喚することができる。今回ディエンドが使用した仮面ライダーは
仮面ライダーゾルダ
仮面ライダードレイク
仮面ライダーギャレン
いずれも銃撃戦を得意とするライダーだ。
三人の仮面ライダーと共にディエンドもディエンドライバーを構える。
四つの銃口が戦闘員を捕捉し、火を噴いた。
無数の弾丸が弾幕となり戦闘員を一瞬にして消滅させる。残った一団もクウガのマイティキックにより一撃で葬られた。
電王はディケイドに変身しなおすと、カードを一枚取り出し、ディケイドライバーに差し込み、回転させた。
「ファイナルアタックライド、ディディディディケイド」
ディケイドは大きく飛び上がると飛び蹴りの体勢で空間に浮かび上がるカード状の光に次々と飛び込んでいった。光に飛び込むたびに速度と光が増し、光の塊となってムカデタイガーにぶつかった。
死に体のムカデタイガーであったが、生きていた。体の半分を吹き飛ばされても生きているのはトラの部分が残っていたからであろうか。
トドメを刺そうとするディケイドの前に見覚えのある空間が立ちはだかった。
鳴滝だった。
「ディケイド、貴様の旅をこの世界で終わらせてやる!貴様はいてはならない存在なんだ!」
鳴滝と共にムカデタイガーの姿も消えていた。
「お、お前たちも仮面ライダーなのか…」
「巻き込まれたからには理由を聞かせてもらえないとね。」
「…わかった、全て話そう。二人の仮面ライダーの話を」
橘は彼のバイクに手を置いて話しはじめた。
今日の罠 戦闘シーンはめんどくさいけど楽しいなぁ
「この世界にディケイドというライダーが来ている。このライダーは全てのライダーと世界を消滅させる悪魔だ。奴を滅ぼさなければならない。協力してくれ」
「しかし、俺はもう…」
男は自分の腹部にあるベルトを見つめる。大きな風車が象徴的なベルトのバックル部にはヒビが入っていた。
「そんなはずは…そうか、そういうことか」
コートの男―鳴滝―は一人で勝手に納得し、眼鏡の位置を直しながら男に語りかけた。
「もし君がもう一度変身できるようになったならこれだけは思い出してくれ。ディケイドは世界の破壊者だ。奴を倒す、それが君の世界を守る唯一の方法だ」
もう一度空間が歪み、鳴滝は姿を消した。
「もう一度、か…無理だな、あの人が許してくれるわけも無いし…」
男は柱に体を預け、体を休めた。眠ることを恐れる必要はない。すでに眠りたくても眠れない日々を何日も過ごしている。
「本條さん…」
男の名前は一條ハヤト、二人目の仮面ライダーであるため仮面ライダー2号と呼ばれている。そして一人目の仮面ライダーは…
―ゲルショッカー本部―
「まだ死体は見つからんのか!」
ギィー!と叫ぶ青と黄色に彩られた奇妙な男たちを横目で見ながら軍服の男は鞭を片手に苛立っていた。
「死んではいてもIQ300の超頭脳は我らゲルショッカーの役に立つものを!何処に隠したのだ!探せ!徹底的に探せ!仮面ライダーの死体と、もう一人の仮面ライダーの行方を!」
「ギィー!」
奇妙な男たち―ゲルショッカー戦闘員―が一斉に方々へ散った。
「あの、裏切り者どもを始末しない限り世界は我がゲルショッカーの物にはならない…」
「ブラック将軍さま」
体の半分がトラで半分がムカデの姿をした怪人が軍服の男へ歩を進めた。
「どうした、ムカデタイガー」
「協力者と名乗る者がブラック将軍にお会いしたい、と言っております」
「ほう、協力者か…よかろう、通せ。」
戦闘員とともに現れた男…コートと帽子と眼鏡の男は平然とブラック将軍に向かって言った。
「私は鳴滝と申します。私と手を組むならば本條タケシと一條ハヤトの居場所を教えましょう。そして…」
鳴滝は隣にいるムカデタイガーを一瞥し、言葉を続けた
「仮面ライダーを倒す為の秘策も」
―門矢モータース―
夏海はバイクの男―男は橘と名乗った―の手際に感心して見入っていた。プロのメカニックマンらしい。夏海はバイクのことはわからないのでどうなっているのか全くわからないが、すごい早さで修理を終えているのだけはわかる。しかしおかしい。橘は一刻も早く直して立ち去らないといけないと思っているようだ。それを察知したのか士は口を開いた。
「あんたは急いでいるみたいだな。追われているのか?」
「…」
「言いたくないならいいさ。しかしそうはいかないようだ」
「ギィー!」
いつの間にか門矢モータースの周りには多数の戦闘員が現れていた
「見つけたぞ、橘藤兵衛!さあ、仮面ライダーの死体をどこに隠したか吐いてもらおうか!」
ムカデタイガーと戦闘員は包囲を狭めていた
「いくぞ、ユウスケ、海東」
「おう、」
「ああ」
ユウスケは左腕を腰に当て、右手の人差し指と中指を立てて顔の前方に出した。腰にベルトが現れる。
「変身!」
ベルトの右側面を押し、ユウスケは戦闘員に向かった。走る途中で右足、左足、右手、左手、胴と肉体が変質していく。最期にユウスケの顔が昆虫を思わせる形になった。
仮面ライダークウガ、宝玉アマダムにより戦う力を手に入れた優しき古代の超戦士。
「変身」
海東は一枚のカードを銃のようなもの―ディエンドライバー―のカードスロットに差し込み、上に向かって引き金を引いた。複数の青い板が変質した海東の頭に刺さり、青い線が多数入った顔が現れた。
仮面ライダーディエンド、世界を越えて宝を探すさすらいのトレジャーハンター
「変身」
士は一枚のカードを腰に現れたベルトのバックル部分に差し込むと、それを回転させた。
「カメンライド ディケイド」
海東の時と同じく、複数の赤い板が士の頭に刺さり、変質した彼の顔に赤い線を形作る。
仮面ライダーディケイド、全てを破壊し、全てを繋ぐ仮面ライダー
クウガとディエンドは戦闘員を次々となぎ倒し、ディケイドも剣でムカデタイガーに立ち向かう。しかしムカデタイガーもディケイドと互角に渡り合い、戦闘員も数が多いため、ディケイド達は徐々に押されるようになった。
手詰まりを感じたディケイドは一枚のカードを取り出し、バックル部分―ディケイドライバー―に差し込み、回転させた。
「カメンライド、電王」
ディケイドの体が変質し、赤い頭が特徴的な姿になった。
これが仮面ライダーディケイドの特殊能力である。仮面ライダーが描かれたカード―ライダーカード―をディケイドライバーに差し込むことによってディケイドは他の仮面ライダーに変身することができるのだ。
この姿は仮面ライダー電王ソードフォーム。時を越え、時の運行を守るライダーである。
電王は剣を肩に担ぐように構え、ムカデタイガーに斬りかかった。電王の攻撃は鋭く、攻撃が当たるようになったが展開を覆すまでには至らない。
「キリが無い、一気に決めよう。士、君はそいつを仕留めたまえ」
「わかった、海東」
ディエンドは三枚のカードをディエンドライバーに差し込むと三発前方に撃ち出した。ディエンドライバーの先からは弾丸ではなく仮面ライダーが現れた。
ディエンドもディケイドと同じく仮面ライダーの能力を使用できる。だがディエンドの場合、召喚として使用するため自らがその能力を使用することはできない。そのかわり、このように複数同時に召喚することができる。今回ディエンドが使用した仮面ライダーは
仮面ライダーゾルダ
仮面ライダードレイク
仮面ライダーギャレン
いずれも銃撃戦を得意とするライダーだ。
三人の仮面ライダーと共にディエンドもディエンドライバーを構える。
四つの銃口が戦闘員を捕捉し、火を噴いた。
無数の弾丸が弾幕となり戦闘員を一瞬にして消滅させる。残った一団もクウガのマイティキックにより一撃で葬られた。
電王はディケイドに変身しなおすと、カードを一枚取り出し、ディケイドライバーに差し込み、回転させた。
「ファイナルアタックライド、ディディディディケイド」
ディケイドは大きく飛び上がると飛び蹴りの体勢で空間に浮かび上がるカード状の光に次々と飛び込んでいった。光に飛び込むたびに速度と光が増し、光の塊となってムカデタイガーにぶつかった。
死に体のムカデタイガーであったが、生きていた。体の半分を吹き飛ばされても生きているのはトラの部分が残っていたからであろうか。
トドメを刺そうとするディケイドの前に見覚えのある空間が立ちはだかった。
鳴滝だった。
「ディケイド、貴様の旅をこの世界で終わらせてやる!貴様はいてはならない存在なんだ!」
鳴滝と共にムカデタイガーの姿も消えていた。
「お、お前たちも仮面ライダーなのか…」
「巻き込まれたからには理由を聞かせてもらえないとね。」
「…わかった、全て話そう。二人の仮面ライダーの話を」
橘は彼のバイクに手を置いて話しはじめた。
今日の罠 戦闘シーンはめんどくさいけど楽しいなぁ
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