ロシア女子、ソチ五輪への切符を手にするのは誰?! 【フィギュアスケート】

June 29 [Fri], 2012, 20:45
今年は、ソチ五輪へ向けた前哨戦
ソチ五輪への切符獲得に向けて、各国での国内戦も激しくなりそうです。

特にハイレベルな競争が繰り広げられそうなのは
(1)ロシア女子、(2)日本女子、(3)日本男子、(4)アメリカ女子、(5)アメリカ男子
の計5つ。

中でも(1)ロシア女子の闘いは、ハイレベルな上にジュニアを中心に
豊富な人材がそろっていて、おもしろい闘いとなりそうです。

また先日発表されたグランプリシリーズのエントリーを見てみると、
以下のようになっていました↓↓↓
---------------------------------------------------------
<シニア2大会へ出場>
 @アリョーナ・レオノワ
 Aクセーニャ・マカロワ
 Bアデリナ・ソトニコワ
 Cエリザヴェータ・トゥクタミシェワ
 Dユリア・リプニツカヤ

 
<シニア1大会へ出場>
 ※ただしロステレコム杯の枠が1つ空いているため、
  これら3選手のうち誰か1人が、2大会出場になると思われる

 Eソフィア・ビュリコワ
 Fポリーナ・コロベイニコワ
 Gポリーナ・シェレペン

 
<エントリーなし(ジュニアグランプリへ出場する可能性はアリ)>
 Hポリーナ・アガフォノワ 等
---------------------------------------------------------

うーん、ゴージャス!!
ため息が出そうなメンバーですが、これを見る限り
2大会出場が決定している5選手に、
1大会への出場が決定している3選手のうち
ロステレコム杯枠をもらって2大会出場になる選手を併せた
計6名の間でソチ五輪への切符争いが行われるものと思います。
いやあ、ハイレベルですね。

ちなみに私は、ロステレコム杯枠を獲得するのは
ポリーナ・コロベイニコワ選手なのではないか
と思っています。
2011-2012シーズンのジュニアグランプリファイナルでは、
ポリーナ・シェレペン選手に敗れてしまっていますが、
シニア大会の初戦に当たる欧州選手権で4位になったという実績は大きいですから。

ともあれ、それが誰になるのかはまだ確定していないので
ここでは2大会の出場が確定している5選手に焦点を当てて
誰が五輪への切符を手にしやすいのか考えてみたいと思います。


というわけで手始めに、その5選手をパーソナルベスト順に並べてみました↓↓↓
-----------------------------------------------------------------
<パーソナルベスト順>

1位.ユリア・リプニツカヤ(187.05、2012世界ジュニア選手権)
2位.アリョーナ・レオノワ(184.28、2012世界選手権)
3位.エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(182.89、2011GPフランス大会)
4位.アデリナ・ソトニコワ(178.97、2010 JGPオーストリア大会)
5位.クセーニャ・マカロワ(171.91、2010バンクーバー五輪)
-----------------------------------------------------------------

なんと最年少のユリア・リプニツカヤ選手が
現時点でトップ
なんですね。
ジュニアはシニアよりも技術要素が少ないと言うのに・・・とんでもない選手です。


【写真:ユリア・リプニツカヤ選手】

また特徴的なのは、上位3選手は2011-2012シーズンに
パーソナルベストを更新できていますが、
4〜5位のソトニコワ選手とマカロワ選手は、昨シーズンに
パーソナルベストの更新ができていない
ことです。
現在の勢いから言っても、リプニツカヤ選手、レオノワ選手、そして
トゥクタミシェワ選手の3人が有利であることがわかります。


さて今度は逆に、2011-2012シーズンの最低点をランキングしてみましょう。
-----------------------------------------------------------------
<2011-2012シーズンの最低点の高い順>

1位.エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(173.10、2012ユース五輪)
2位.ユリア・リプニツカヤ(172.51、2011 JGPバルティック杯)
3位.アデリナ・ソトニコワ(159.08、2012ユース五輪)
4位.アリョーナ・レオノワ(152.22、2011 GPカナダ大会)
5位.クセーニャ・マカロワ(142.67、2011 GPアメリカ大会)
-----------------------------------------------------------------

トップに立ったのは昨シーズン好調だったトゥクタミシェワ選手
リプニツカヤ選手と共に、2人飛び抜けて高い得点を獲得していることがわかります。
最も調子の悪いときですら170点台を出せると言うのは脅威です。

また彼女たちはパーソナルベストでも高い得点を持っていますから
ソチ五輪へ向けて、非常に有利な位置に立っていると言えるでしょう。

気になることと言えば、二人ともこれから成長期に差し掛かると言うところでしょうか。
ISUのデータによると、ソトニコワ選手が既に163cmになっているのに対し
トゥクタミシェワ選手は156cm、リプニツカヤ選手に至っては151cmです。
ソチ五輪までにまだまだ身長が伸びるでしょう。
女子選手にとって、この成長期の克服と言うのはとても重い問題ですが
二人ともものすごい選手だと思いますから、
なんとかうまく乗り越えてほしいなと思います。

またトゥクタミシェワ選手については、
今シーズンより3回転アクセルに挑んでくるという噂もあります。
それが本当なら、女子シングルの進化の上でも是非成功させてほしいと思いますが
3回転アクセルは博打でもあるので、
それが功を奏するかどうかにも注目です。


【写真: エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手】


一方、レオノワ選手とソトニコワ選手ですが、
パーソナルベストに反して最低点の方では二人の順位が
入れ替わっていますね。

レオノワ選手のシーズン最低点と最高点の点差はなんと30点以上。
モロゾフコーチに師事して安定感をあげてきたレオノワ選手ですが、
まだまだ好不調の波が激しいようです。

しかもソトニコワ選手は、昨シーズンはケガを抱えていました。
ケガの無かった2010-2011シーズンは連勝に次ぐ連勝を記録し、
シーズン中の最低点は166.7点だったことを考えると
レオノワ選手のこの好不調の波は、ソチ五輪切符獲得への致命傷となり得ます。

そしてこのレオノワ選手とソトニコワ選手のどちらに軍配が上がるかによって
ソチ五輪のメンバーが見えてきそうな気がしますね。


【写真:(左)アリョーナ・レオノワ選手、(右)アデリナ・ソトニコワ選手】

ちなみに。
なんと2012-2013シーズンのグランプリシリーズでは、
このレオノワ選手とソトニコワ選手が、2大会共に直接対決することになっています。

偶然なのかわざとなのか、わざとだとしたらロシアのスケ連も鬼ですね・・・。

この対決を制するために必要なことは、
レオノワ選手については先ほども述べたように
好不調の波を抑えて、安定的に良い演技をできるようにすることです。
モロゾフコーチのことですから、もしかしたらジャンプの難易度を
下げてくるということも考えられます
ね。

ソトニコワ選手については、まずはケガを治すことが最優先。
そして本格的なシニアプログラムへの対応が重要な課題に
なるんだろうなと思います。

というのも。
ソトニコワ選手と言うと、ジャンプが得意なイメージがあると思うのですが
2011-2012シーズンのフリープログラムでは、
3連続ジャンプが無かった上に、フリー後半のジャンプは
2〜3つに抑えられていた
からです。

せっかく3回転ルッツ-3回転ループという大技を持っているというのに、
このような構成のために、技術点でもさほど点数を稼げないプログラムに
なってしまっていたんですね。

逆に言えば、もしソトニコワ選手が完全にシニアプログラムへ対応し
そこで良い演技を見せられれば、180点台も見えてくる
、ということです。
彼女が今年、どれだけの成長を見せてくれるのか
とても楽しみですね。


最後に、クセーニャ・マカロワ選手についてですが
これまで紹介してきた5人の選手の中で、
最もソチ五輪へ遠い選手だと言わざるを得ません。
他選手と比べてパーソナルベストが低いこともありますが、
彼女もまた非常に重いケガを抱えており、バンクーバー五輪以降
パーソナルベストを更新できていないという彼女自身の問題もあります。


【写真:クセーニャ・マカロワ選手】

スコアを伸ばすためには、とにかくまずはケガを克服すること。
それから精神面での成長と体力をアップさせることが
重要な要素
かなと思います。
というのも彼女の場合、ショートで良い結果を出しても
フリーで崩れてしまうと言うことがとても多いので。

特にフリー後半でのジャンプミスは、PCSへの影響も大きくなってしまうと
思うので避けたいところです。
これまでのロシア女子フィギュアスケートの牽引者の一人として、
底意地をみせてほしいですね。


というわけで2012-2013シーズンにおけるロシア女子の見所は、

-----------------------------------------------------------------
1点目: レオノワ選手 VS ソトニコワ選手の勝敗の行方
2点目: リプニツカヤ選手とトゥクタミシェワ選手が
      成長期の中で昨シーズンと同様好調をキープできるか
3点目: トゥクタミシェワ選手は3回転アクセルに挑むのか
      そしてそれは成功するのか
-----------------------------------------------------------------

というのが主なところになるでしょうか。

またさらなる要素として、マカロワ選手は、飛躍を遂げることができるのか?
そしてロステレコム杯のもう1枠を獲得するのは誰なのか?
というところも気になりますね。

今から今シーズンが楽しみです。
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>大ちゃんさんファン さん

コメントありがとうございます!
ブログを書く励みになります。

トゥクタミシェワ選手、3Aやっぱり難しいですかね?
女子にとっては最高難度とも言えるくらいのジャンプですからね。
どうでしょう。

浅田選手は、3つとも良いプログラムができたとのことですね!
私も、新しいプログラムが本当に早く観たいです♪
July 02 [Mon], 2012, 8:52
僕はトゥクタミシェワ選手の3Aは無理だと思っています。
根拠はありませんが…

それより浅田選手のプログラムが早く知りたいです!!
July 01 [Sun], 2012, 14:46
>プリンさん

コメントありがとうございます!
ブログを書く励みになります。

本当に大混戦で、枠を増やしてあげたいって言うご意見に私も賛成です。
ついでに日本も是非・・・って思っちゃいますね
June 30 [Sat], 2012, 10:58
>лебедь(swan)さん

ホント、頑張ってほしいですよね。

そしてプル!もモチロン気になります
世界選手権枠がたったの1つしかないですけど、たぶんプルシェンコ選手が出場
→ソチ五輪枠を2つか3つ獲得
→ガチンスキー選手と共にソチ五輪へ出場

・・・ということになると思うんですけど。

ソチでメダル獲って、伝説を増やしてほしいです。
June 30 [Sat], 2012, 10:52
プリン
ロシアの代表争いは本当に激戦ですよね…

リプニツカヤ選手はミスをしないし、トゥクタミシェワ選手はグランプリシリーズで2勝したし、レオノワ選手はワールドで銀だし、ソトニコワ選手はロシアスケ連の一押しだし…


枠を増やしてあげたいくらいの大混戦ですよね…
June 30 [Sat], 2012, 5:38
非常に気になるところです。
開催国となりますから、ロシア選手頑張って欲しいです。
わたしとしては・・・プルが気になります。
出場すると思いますが、金、あるいは銀、取れたら、本当史上初ですよね。
本当、尊敬してます
June 29 [Fri], 2012, 23:51
P R
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